・ペロポネソス
 Peloponnes(Irongames:2009)


ペロポネソス

神々の住まう場所を舞台に、文明の1つを担当して繁栄させていくボードゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

各プレイヤーは担当する文明と色を選び、プレイヤーマットやマーカー、文明タイルを受け取ります。
災害タイルを全員が見えるように並べ、横に災害チットを裏向きでよく混ぜておきます。
土地・建物タイルを裏面の文字ごとに分け、それぞれ裏向きでよく混ぜて山にします。
ゲームは8ラウンドで、各ラウンドでは7つのフェイズを順に実行していきます。
まず、裏向きのタイル山からタイルを公開します。
次にプレイ順に従って、タイルに入札していきます。
入札額に応じて新しい手番順を決め、入手したタイルを文明に配置します。
新たに配置したタイルから収入を得た後、ラウンドの収入を獲得します。
最後に、災害チットをめくって災害判定をしたらラウンド終了。
新たなタイルを公開した時、供給アイコンのタイルが公開されたら、ゲームを一時中断して供給処理をおこないます。
8ラウンド終了後、最終得点計算をおこない、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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ペロポネソス
トド吉がアルゴス、私がコリントスでスタート。
ちなみに国がどうなのかまったく見ず、名前で決めたという。
これが後にトド吉の悲鳴へとつながっていくのでした・・・

ゲームの基本的なルールはとても簡単。
タイルに購入したい金額を置いて、上書きされなければそのまま獲得。
高い金額をつけていた人ほど先手番になるよう、手番順を変更。
タイルをすぐに配置するか、今はコストが払えないのでキープするか。
配置出来ればボーナス的な収入が発生。
そして待ちに待った収入がはいってきて、災害発生かチェックでチットを引いたらラウンド終了。

コリントスは最初からお金持っていたり、食料となる麦を持っていたりするので、それを生かす方向で。
供給フェイズは、タイル山のBとCで1回ずつ発生するので、それまでに食料を確保しなければ。
建物を建てたいけれど、石は出ずに木材ばかり。
でも人は最後に1人3点だし・・・と、黙々と木材と麦、人口を増やす。
ペロポネソス
人がいれば収入も増える。
そのお金を生かして、タイルを獲得しては並べる。

その頃のトド吉は・・・1枚もタイルを配置していなかった。
競りは一発競りで、さらに後から上書きされるので、後手番のほうが有利じゃないかと自分で言っていたのにも関わらず、キープしたタイル1枚ですら配置出来ていない。
アルゴスは麦が厳しいので、麦に気を取られすぎじゃ・・・と一応助言しておくも、それでもがんばるという強い決意がみなぎっていたw
最初のAタイル山は、割とすぐに終わる。
そして、タイル山はBへ。
麦と木材ばかり増えていく私。
それもそのはず。
配置するタイルは、前に配置したタイルと何かが同じじゃなければダメ。
それによって、属性が1つしかないタイルは避けがち。
欲しければ、お金の力を使えばいいのですw
ペロポネソス
そして最初の災害がやってくる。

「1枚も配置していないから痛くない」
「石と木材ならあるから平気」

ようやくトド吉がタイルを配置する頃、私の文明コリントスは拡大していくだけ。
なかなか供給フェイズが出てこないので、おかげで麦も木材も潤沢すぎ。
そのかわり、他の資源は増えていないけれど、人は1人あたり3点なのだから仕方ない。
ペロポネソス
おかげで壷が増える増えるw
2:1で他の物にかえられるので、持っていても損はない。
災害で多少減っても大丈夫・・・なはず。

そしてようやく供給フェイズの登場。

「人口が0になった!」

そんなトド吉の悲しそうな姿を眺めながら、私は食料供給に問題なし。
追い打ちをかけるように、Cの山に入ってすぐに再び供給フェイズ。

「人がいないから麦いらないし!」
「私も平気」
「ちっ」

まるで呪詛のように、アルゴスはダメだ・・・アルゴスはダメだ・・・と繰り返すトド吉。
その姿がとにかく可笑しいのだけれど、気にせずコリントスの拡大に夢中。
そして、最後のラウンド。
最後に残ったお金で入ってくる得点とタイルの得点を計算し、お金に物を言わせて入札。
ペロポネソス
「お金さえあったら俺だってそっちがいい!」
「3人増えるなら9点増えちゃうからね!」
「くやしいー!」

そしてゲーム終了。
勝ったのは私。
コリントスがもっとも強大な文明であったことが証明された!w

「何点だった?」
「・・・・(聞き取れない)」
「え?」
「・・・19点」
「そっか・・・」

終わった後の感想戦がとにかく盛り上がる。
私はかなり好みだし、当時欲しくて購入したはずなのに、今になるまで積みっぱなしでした。
でもきっと面白いだろうと思っていたので、やっぱり面白かったというだけ。
文明をかえて遊んでみたいし、たくさん出ている拡張を今さら欲しくなりました。
2人だと自分の文明を自由に拡大出来るけれど、ぎりぎりの攻防が見え隠れするような4、5人プレイもやってみたい!
星を4つ付けたいところだけど、目の前の文明で失敗している人がいたし、これは文明差が大きいのかな?と気になったので3で。
やっぱりいろいろな文明を試したいなぁ。