・ラマ
 L.A.M.A.(Amigo:2019)


ラマ

マイナスポイントを受け取らないようにカードをプレイしていく、クニツィア博士作のカードゲームです。
メビウスおやじさん・ママさん・怪獣くん・トド吉・私の5人でプレイ。

使うカードには1から6、そしてラマのイラストが描かれています。
すべてのカードを裏向きでよく混ぜ、各プレイヤーに6枚ずつ配って残りは山にしておきます。
ゲームはラウンド制で、各ラウンドでは手番がきたらカードを1枚プレイする・山札からカードを1枚引く・おりるのいずれかを実行します。
カードはすでに出されているカードと同じ数字、もしくは1つ上の数字のみ出せます。
出せるカードがない場合、山札からカードを1枚引きます。
出せない・出したくない場合、手札を裏向きで手元に置いておりることが出来ます。
これを繰り返し、誰かが手札すべてを出し切るか、全員がおりたらラウンド終了。
手札に残ったカードからマイナスポイントを計算してチップを受け取ります。
出し切った人は、チップを1枚返却することが出来ます。
再びカードを配って次ラウンドをはじめ、誰かのマイナスポイントが40点以上になったらゲーム終了。
もっともマイナスポイントの少ない人が勝者になります。

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ラマ
まずカードの裏が派手!
ラマカードも背景が派手!

手札を見るとラマが数匹。
残った手札はマイナスになるけれど、何枚あっても1枚分しかマイナスにならない。
でもラマは−10!
3枚あっても−10だけど、さすがに数字カードに比べて大きすぎる。
出せばいいのですよ、出せば。

ということで、ゲームスタート。

「3!」

「んじゃ3出す」

「4」

「5」

「6」

「6」

「ラマ!」

ラマは6の次にしか出せず、ラマの次はラマか1を出す決まり。
誰かがラマを出すと、ラマフィーバー。
ラマ
残したくないのはみんな一緒なので、ここぞとばかりにラマが出てくる。
私は残っていなかったので、さっさと1を出す。
カードを出した時に、誰かがあげる悲鳴がかなり楽しいw

最初のラウンドは、私がストレートで出し切って終了。
残った手札でチップを受け取っていく。
出し切っても最初はチップを持っていないので、そんなに感動はない。
そう・・・これは失敗なのです。

カードを再び配って次のラウンドへ。
同じ数字が多い・・・これは厳しそう・・・

「引く」
「えぇ!?出してよ!」

「んー、引こう」
「なんでよー!」

毎回出せる数字になりそうなタイミングで、トド吉がカードを引く。
出したくなければ引けばいい。
出せないなら引けばいい。
確かにそうなんだけど、これにより私も引くことになる。

「出し切った」
「まだだめー!」

いきなり18マイナスポイント。
黒チップ1枚に白チップ8枚。
これはよくない。
出し切って戻せるのは「1枚」なのだから、白を8枚とかよくない。
それにしても、あの華麗な出し切りは幻だったのか・・・

気付けば手元に39マイナスポイント。
おかしいなぁ?
確かにさっき、もうダメだと思って手札伏せておりたけど。
おやじさんが1人だけ残って、ラマと1を出し切ってうれしそうにしてたけど。

「絶対このラウンドで終わるね」
「出し切ればまだ続くよ!」
「いやいや終わるね」
「いやいやわからないよ!」
(たぶん終わるけど・・・)

手札がばらばらなのはかなり良い。
あとはラマをどう処分するかだけ。
とりあえずラマを出し、再びラマがくるタイミングを待つ。

待つ・・・

待つ・・・

「これで出し切り!」
「あぁ!?」
「うわー!」

ラマ
私に残されたのは、見事なまでのマイナス点いっぱいw

「いや、おれも40点」
「40点ちょうどならいいじゃん!」

最初のラウンドは幻でした。
手札に同じカードがどんなに残っていても、1種類1枚しか計算しないのはいいね。
だからこそ、あえて少ないマイナスポイントでおりる選択肢がある。
しかもカードは6までとラマなので、とにかく数字の回転が速い。
こういう出し切りゲームって、前の人が1つ大きくしてくれるかな?と期待しても、勝手に裏切られた気持ちになるのが楽しさの1つ。
さらに10点でも1点でも、チップ1枚は1枚というのも醍醐味。
とにかく賑やかで、強風が過ぎ去っていくようなプレイ感。
残されたのは、大量のマイナスポイントでした・・・w
このラマは、2019年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート。
大賞発表が楽しみです。