富士－脱出－ : ふうかのボードゲーム日記

・富士－脱出－
　Fuji（Feuerland:2018）

プレイヤーは富士山調査隊となり、噴火した火山の溶岩流から逃げる協力ゲームです。
いたるさん・トド吉・私の３人でプレイ。

遊ぶシナリオを選んで、カードをテーブルに並べます。
各プレイヤーはキャラクターを選び、自分の色を決めて衝立やコマ等、装備品を受け取ります。
ゲームは、プレイヤー全員が集落に到着するか、誰かが死亡した場合までラウンドを繰り返していきます。
各ラウンドでは、６つのフェイズを実行していきます。
自分の衝立の内側でダイスを振り、相談して移動先を決め、望むならダイスを振り直し、装備品を任意で使用したら、実際の移動と体力を失い、最後に噴火で溶岩が広がります。
噴火の後でラウンド終了となり、次のラウンドへ。
全員が集落へ到達出来れば勝利、誰か１人でも体力がなくなるか溶岩に飲まれたら敗北です。

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今回はシナリオ1のレベル2で。

私が担当するキャラはこちら、ハリソン・ジェームズ。
加えたばこの渋いおっさんです。
よし、ジェームズでがんばるぞ。
さあ！流れ出す溶岩から逃げるゲーム、開幕！

まずはダイスをじゃらっと振る。
このダイスを見て、自分の移動先を決めなくてはいけない。
他の人と一緒に行動したいけれど、実際に動けるかどうかがダイス判定。
左右の人とカードに描かれている条件で比べ、勝たなきゃ移動出来ない。
移動先が別なら、こっちの条件では私が勝つけれど、そっちの条件だと私が負ける的なことが出来る。
むしろ、やらなきゃ進めない。

これなら勝てるだろう・・・
そして、いたるさんにもトド吉にも負けるだろう。

「おれ、黄色強いよ」
「いやいや。黄色にすべてかけてるから」
「黄色はそこそこ？」

ということで勝負！
が、なんと両方に負けた・・・

嘘でしょー！

私の悲劇はここから始まる。
どんどん進んでいくいたるさんとトド吉。
私はほとんど動けない。
なぜだ・・・なぜなんだ・・・

「ちょっと追いついてくれないと負けちゃう」
「こっちを通ればいけるでしょ」

どっちを向いてもダメ。
やっと１歩進めた時の幸せったら・・・
振り直しはいいけれど、振り直すと移動歩数が減ってしまうのが憎らしい。
しかし、そんな僅かな幸せさえ、富士山の噴火に飲み込まれていくのです。

「待って！みんな待って！」
「早く逃げないとやばいって！」
「そっちから急いで回って！」

そんな声は届かず、あえなく溶岩流に飲み込まれたのでした。