・フレイヤの不埒
 Freya's Folly(Sagacity Games:2005)


フレイヤの不埒

女神フレイヤの寵愛を得るため、ドワーフとなり宝石を集めて装飾品を作成していく『フレイヤの不埒』です。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

テーブルにゲームボードを広げ、洞窟内に宝石を置きます。
各プレイヤーは自分用ボードとドワーフディスクを受け取り、所定の位置にディスクを置きます。
ゲームはスタートプレイヤーの手番からはじまり、ゲーム終了まで手番を繰り返していきます。
手番がきたら、ドワーフの移動・台座カードの獲得・宝飾品の完成・闇市での交換・支援カードの獲得・パスの7種類から任意の2つをアクションとして実行します。
自由行動トークンを持っているなら、5つのアクションから追加で最大で3つまで実行することが出来ます。
プレイヤーの手番を繰り返し、誰かの最後のドワーフが装飾品を完成させる、もしくはブリーシンガメンが4つ完成するのどちらかが発生したら、そのプレイヤーの手番終了時にゲーム終了。
得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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我らドワーフの目的は、装飾品をつくること。
フレイヤの寵愛を受けるには『ブリーシンガメン』が必要不可欠。
ブリーシンガメンってなんだろう?と思ったら、Wikipediaにありました。
ブリーシンガメン (Brisingamen) は、北欧神話に登場する女神フレイヤが持っていたと伝えられている首飾りである。ブリーシンガとは炎、メンが装飾品の意。日本語訳では他に、ブリージンガメン、ブリーシンガルの首飾り、ブリーシングの首飾り、などがみられる。
Wikipediaより

装飾品をつくるのに必要なのは台座カード。
必要な宝石が描かれているので、ドワーフを移動させて宝石を入手するのが目的。
ただし、宝石を洞窟外に持ち出せたらやっと獲得。
さらに装飾品を完成させるには、ドワーフ1人を使ってしまうのでディスクが減っていくのです。
フレイヤの不埒
左右に分かれた洞窟内にはランダム配置の宝石がいっぱい。
今回は3人プレイなので、ドワーフ6人を動かしていくのです。
いざゲームスタート。

ドワーフは次の誰もいないランプまで移動。
とはいえ、ドワーフは2人まで飛び越せるので、最初に洞窟へ行くと踏み台にされる。
わかっていても、宝石が欲しい。
並ぶカードを見て、どれを狙うか、そして必要なのはどの宝石かを考えつつ・・・踏み台にされるw
左右に分かれているので、どんどんドワーフを出せばいいけれど、逆に言えば2人までしか飛び越せない。
フレイヤの不埒
無駄に団子状態w

そこで支援カード。
洞窟にはいって戻ってくるまで有効な便利グッズ。
1回の移動で2回分移動出来る。
でももったいなくて、まだ使えない。

洞窟内のルートはいくつかに細分化されていて、ある程度狙って行かないと無駄な労力に。
いたるさんとトド吉が手前で下りていったので、私は遠回りで黄色を狙う。
と同時に、もう半分のドワーフも少しずつ動かし、他の人と離れつつ。
宝石を取ったとしても、出入口まで戻らなければ入手したことにならない。
フレイヤの不埒
ようやく洞窟から出て、宝石を正式に入手。
ところが・・・支援によっては盗まれる。
せっかく集めたのに盗まれては困る。
フレイヤの不埒
早々に装飾品をつくってしまう。
ただ、完成にはドワーフを使うので、もう洞窟へは行けない。
つくればつくるほど、洞窟内のドワーフが減っていく。
まだブリーシンガメン用の宝石を手に入れていないのに!

宝石は再補充がないので、本当に見えているだけしかない。
手前から取っていくと、中盤以降はどうしても奥へ行かなければいけない。
移動する時は、常に誰かの踏み台にされてしまうか考えつつ。
そして、宝石を持ったドワーフが戻るのを邪魔したりw

いたるさんが使った支援は、戻らなくても先に2個だけ入手出来るコウモリ。
最初はそんなに大事かなぁ?と思ったけれど、わかった。先に2個入手は強い。
むしろ、今それが欲しい!

何歩進んだらどうなる、誰がこっちを取るだろうからこっちか?
必死に考えながら。

「ちょっとそこどいてよ!」
「どいたら踏み台にされるでしょ」

そんなやりとりは頻繁に発生するw
後半は使えるドワーフも少ないので、明らかに手が足りないというか。
ある程度、どれにするか決めて集中していかないと間に合わない。
洞窟から出る時は、みんなが同じタイミングで跳ぶので、一斉に戻っていく。
こういう時だけ、ちょっと協力的な感じがする。
踏み台だから、勝手に利用したり・されたりなんだけどw

ブリーシンガメンがどんどん作られ、終了フラグが見えてきた頃、全員の手元には黄色の宝石。
手番順と移動歩数で誰がつくるか、間に合わないなら普通の装飾品をつくったほうが・・・なんて考えていたら、終了フラグが立ってしまった。
フレイヤの不埒
戻れなかったドワーフたち。
あと少しだったのに!

そして得点計算してみると、勝ったのはいたるさん。
まぁそうだよね。
ブリーシンガメンいっぱいつくっていたもの。
トド吉と足の引っ張り合いしてる場合じゃなかったw

正直、かなり昔のゲームだし、アートワーク的にもまったく期待していませんでした。
ところが遊んでみると、今のゲームと遜色がない。
プレイヤー間の絡みが強いし、自分のドワーフをどう使っていくか、きちんと考えないといけないし。
中盤までは洞窟内が広いので停滞気味だったけれど、ある程度ドワーフがいると移動が早い。
むしろ、最後の最後で装飾品をつくりきれるか計算しないとダメでした。
いくら宝石を集めても得点化出来ないと話にならないしw
遊んでいても楽しかったです。