・チョコラトル
 Chocolatl(HUCH!:2010)


チョコラトル

果物の王様カカオを収穫して神に捧げたり、ピラミッドを建設したりしつつ、勝利点を獲得していくボードゲーム『チョコラトル』です。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

大きなボードには6つの地域が描かれています。
各プレイヤーはプレイヤーボードと自分色のキューブ、カカオカードを受け取ります。
ゲームはラウンド制で、各ラウンドでは6つの地域にカカオカードを2枚ずつプレイしていきます。
ゲームの終了条件は3つ。
ピラミッド完成・誰かの得点が40点に到達・誰かのキューブがすべて使われるのいずれかを満たしたラウンド終了後、ゲームも終了します。
最終得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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実は過去2回ほど遊んだことがあるこのゲーム。
いたるさんも遊んだことがあるとのこと。
全員遊んだことがあるはずなのに、「こんなゲームだっけ?」を連発するのでしたw
チョコラトル
自分のカードセットの数字は0から12。
最初は全員同じ内容のセットです。
カードを2枚ずつとは言っても、その時の状況によって出し方が違い、3種類の入札方法があります。
基本的には、自分ボードに2枚ずつセットしておいて、地域の処理で順番にオープン。
それが地域ごとにカードをセットしていくか、最初に全部セットするか、1枚ずつ6つの地域に置き、オープンにしてからもう1枚をセットしていくか。

最初の地域はチョコラトル。
入札が一番高い人が、同点で勝てるチョコラトルと1点を獲得。
逆に一番低い人は老人を受け取ることになり、以後5つの地域ですべて−1されるという恐ろしい老人。

3人だったので、それぞれ狙いの方向が違う。
私は4つめの地域でピラミッドを狙う。
いたるさんは3つめの地域で自分の小屋建設に勤しむ。
トド吉は・・・どこでもちょっとずつ負けていいところなし!
そして、実はこの全部で勝てないのが、ゲームにすごく影響することになるのでした。

6つめの地域では、新しいカードを入手することが可能。
一番大きい数字だった人が、大きい月のカード、2番目の人が小さい月のカードを。
大きい月のカードは、8や10といったカードが出てくるので、やはり欲しい。
でもそこまでに勝負数字を使っていると厳しい。
獲得出来れば、自分のカカオカードと交換なわけで。

「この0捨てる」

0が8に。
数字勝負だから、より強い数字にかえていくことで手札強化。
それほど重視していなかった私だけ、なかなかカードを入手出来ず。
チョコラトル
そしてラウンド終了。
思っていたより早い!

2つめのカカオの収穫があまり魅力的ではない。
ダイスを振って出た数字なのに、大きすぎず小さいというか。
こうなると、無理に大きい数字を取らずにいられる。
むしろ、ピラミッドに本気。
いたるさんは相変わらず小屋を建て、私はぎりぎり2位で黒いダイスをもらう。
このダイス、カードの数字に足したり出来るけれど、ゲーム終了まで残しておけば、出目がそのまま得点に。
そりゃ最後まで残すよね。

そしてピラミッドは全力。
トド吉にはいられたりもしたけれど、最下段が完成。
上へいくほど得点が低くなるので、序盤が肝心なのです。

カカオの飲み物では、まったく歯が立たず、カードも入手出来ない。
さすがに方針転換をしなくては。

ピラミッドはトド吉に任せて、黒いダイスの獲得。
チョコラトル
そして、カカオの収穫も忘れずに。
相変わらずカカオの飲み物はまったく歯が立たないので、月のカード獲得に全力。
やっぱりカードを強くしないとダメだ。

ゲームが進んで中盤以降、いたるさんが小屋を建てたことで、他の地域で常に+1タイルを持っているのが強い。
しかも何枚も持っているわけで、逆に言えば決め打ちでいかないと敵うわけがないw
おかげでいたるさんの得点がどんどん増えていく。
負けてなるか!とカードの強化を少しずつして、ようやく狙った地域で勝てるようになった私。
逆にトド吉が派手にいけない分、追いつけない切なさを感じ始める。

カードのセットも方法が変わるので、その都度カード選びを楽しんだり。
カカオの収穫が高めだと狙いにいったり。
老人を押し付けられることが多かったので、時にチョコラトルを取りにいき、同点で勝って大喜びしたりと、あっという間に過ぎていく。
得点チャートを見ると、明らかにいたるさんがぶっちぎってる。

(そうだ・・・このゲーム、トップが走ってしまうと追いつけないゲームだった・・・)

そして体感時間であっという間にゲーム終了。
勝ったのはいたるさん。

最初だけ全員同じ内容のカカオカード。
けれど6つめのタヒチで、より強いカードを入れ替えることが出来る。
これが地味にきいてきて、ぎりぎり負けで泣いたり。
まぁ、そのほうが盛り上がるわけでw
ただし、中盤以降何も出来なかったトド吉は、本当にあちこちで負けてひどい状況でした。
負けないように、ゲーム開始時から自分を強化していかないとダメだねw
あまりいい評判を聞かなかったけれど、得点差をつめられないのが理由なのかなぁ?
終わってみれば「なんか普通」「普通だったね」という感想が出る。
3種類の入札方法で他の人を観察したり、確実に得点を取りにいったり悲鳴あげたり、かなり楽しく遊べました。



中古ボードゲームチョコラトル (Chocolatl) [日本語訳付き]