・ポケットマッドネス
 Pocket Madness(Funforge:2016)


ポケットマッドネス

出来るだけ早く持っているカードを手放して、狂気トークンを受け取らないようにするカードゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

プレイヤーは古き神々の崇拝者で、噂話を元に不気味な場所を調査していく。
そして調査によって得た知識で、他のプレイヤーを狂気に突き落とすというテーマです。
場所カードを裏向きでよく混ぜ、各プレイヤーに2枚ずつ配って最初の手札にします。
残ったカードから17枚を抜き出して表向きにし、再びよく混ぜて山にしておきます。
テーブル中央に7枚のゲートカードを数字順に並べます。
その下に、場所カードの山を取り、順番を変えず数字が見えるようにカードを広げます。
手番がきたら、調査・ゲート遭遇・結果発表の3つから1つを実行し、そのあと任意でゲート封印アクションが行えます。
これを繰り返し、山札がなくなるか、誰かの手札が0枚になるとラウンド終了。
残っている手札で狂気トークンを受け取ります。
再びカードをよく混ぜて準備をし、次のラウンドへ。
これを繰り返し、ラウンド終了時に、誰かが狂気トークンを10個所有していたら、もっとも狂気トークンが少ない人の勝利でゲームが終了します。

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クトゥルフ系のゲームは、イラストがリアルSAN値が減るので避けているんですが、これなら遊べるということでプレイ。
場に並んだ場所カードは、半分が表で半分が裏。
最初の手札は2枚なので、並ぶカードからカードを引かなくてはいけないのです。
調査は1〜3枚のうち何枚引くかを宣言し、広げられたカードの上から宣言した枚数を手札にします。
ゲート遭遇では、手札から同じカードを3枚以上出し、対応したゲートカードを受け取ります。
このゲートカードを持っていると、任意でゲート封印が出来ますが、使用すると場に戻ります。
結果発表はその名の通り、調査結果を発表するアクション。
手札から7枚すべて違うカードを出しますが、他のプレイヤーは1セットごとに狂気トークンを1個受け取らなければならないのです。
一度に3セットまで出せるし、同時に複数セット出されると、2セット目以降は狂気トークンが1個多くなる仕組み。
出来ることなら出したい、でも他の人には出してほしくないのです。

序盤はカード集め。
狙うは7枚ばらばらのカード。
でも実際はそう上手くはいかないのです。
手札枚数に上限はないので、ためてためて出すか、こまめに出してゲート遭遇効果を使うか。
ここで少しは生きてくるのが、カードの数字が見えていること。
誰が何を取ったのか見えるので、この数字は集めてもダメかな?とわかる。
セット
7枚集めるなら、同じカードが揃わなくてもいいけれど、古き神々の力は便利。
もう1手番出来たり、任意のカードを取って手札に入れられたり。
特に、誰も持っていないけれど、広げたカードの後半にしかない場合。
そして、自分の手番では取れそうもない場合は、古き神々に頼らざるを得ないのです。
自分の手番を飛ばすガグを使って、場のカードが減るのを待っていたら誰も補充しなかったとか。

最初のラウンドは、ひたすら7枚集めることだけ考えていたので、古き神々の力をほぼ借りず。
でも1枚あれば最低1セットは出来るので、1回限りなら使ったほうがいい。

取りたくない、むしろその次を取りたい・・・

なんという我慢大会。
その中を上手く呼吸してカードを集めたい。
誰も揃えることが出来ず、むしろ手札にカードを多く残していて悲鳴。
バラバラで残しておくのはリスキー。
場所カードが尽きそうなら、早めにゲート封印してカードを減らさなきゃダメだ。

序盤で収束せず、広がるカード後半まで長引くこともしばしば。
すべてはカードの並び次第。
そして欲しいカードは全員が同じ。
神々の力を借りて、あれやこれややったり。
狂気
ラウンドが終わってみると、意外に受け取る狂気が少ないことに気付く。
これはもう少し派手にいってもいいかな?という油断。

再びカードをセットしてはじめると、今度は全員が古き神の力を取り合いw
せっかくカード出してもってきたのに、使わないうちに取られたり。
便利なら、そりゃ使うよね。

あまりに自分の手札に集中しすぎ。
常に、あのカードを取るには誰が何枚取ってーと考えているので、他の人を見ていないというか。

「10個って遠くない?」
「そうかもね」

そんなことを話していた矢先のことでした。
まだ大丈夫だろうと思って、ゲート封印して好きなカードを抜いたりしていたのに出遅れ。

「できたし、手札からっぽ!」
「ぎゃー!!!!」

私が大量に狂気トークンを受け取ってしまい、なんとここでゲーム終了。
こんなに早く終わる予定じゃなかったのに!
勝ったのは、狂気トークンが一番少なかったいたるさん。

こういうゲームって、どこで一気に状況を変えるかの判断が難しい。
取れそうなカードは数えればわかるけれど、そこからセットへもっていくまでに、誰かが手札を出し切っても終わる。
まして、自分が手札をなくせると最高に気持ちがいいw
テーマから嫌煙していたけれど、かなりおもしろいね。
しかもルールは簡単だし、勘がつかめなくても2ラウンド目にはだいぶわかるし。
箱も小振りなので、テーマで敬遠している人には遊んで欲しいです。



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