・グリーンランド
 Graenaland(Altar Games:2006)


グリーンランド

自分の部族を率いて多くの票を得ることで、各土地で資源を得て、得点を獲得するゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

場には地形タイルを並べてグリーンランドをつくります。
海岸線の地形タイルには、3つの公共施設を建設することが出来ます。
各プレイヤーは、自分の部族を選んで集落や英雄トークン、羅針盤タイルを受け取ります。
主プレイヤーは船マーカーを受け取ります。
ゲームはラウンド制で、各ラウンドは5つのフェイズからなります。
自分の集落がある土地から、資源が産出する資源生産フェイズ。
プレイヤーが英雄を移動させる英雄の移動フェイズ。
各区域で資源の分配を決める資源の分配フェイズ。
英雄の移動と資源の分配は、主プレイヤーは参加しません。
そして、主プレイヤーだけが建設を行う建設フェイズ。
最後に、次の人に船マーカーを渡し、補給カードを補充したらラウンド終了で次ラウンドへ。
これを繰り返し、主プレイヤーが勝利条件を達成していれば勝利宣言をし、他プレイヤーが1回ずつ建設をやりますが、あくまで2位以下の順位を決めるだけの建設です。
勝利宣言を行ったプレイヤーの勝利で、ゲームが終了します。

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一応説明書には、4人もしくは5人が推奨されていますが、ゲーマーが3人いるなら問題ないだろうとゲーム開始。
今回は3人プレイなので、細かいルールに補正がはいります。
英雄は2票分もっている、柵は英雄の票を減らすなど。
「まぁ3人でもいいよね!」
ということで、早速スタート。

各地形から資源が産出してくるので、いかに自分の票数を増やすか。
1人だけなら問題なく取れる。
他の人とかぶっていれば、票数が大きいほうが分配案を提示するわけです。
投票・交渉の連続。
資源がなければ何も出来ないので、全員資源が欲しい。
そこをいかに交渉していくか・・・悩ましい。

序盤はおとなしく交渉し、みんなで分け合う幸せな展開。
でも、それじゃダメなのです。
資源をつかって家が増えてくると、途端に出てくる欲。
しかもトド吉が上手に集めて、まだ誰も入れていない山に家を置く。
ここは、金が産出されるのです。
こうなると、そこへ行けないのが不利だし、建設のルールで縛られる。
隣接か既に建設している場所にしか、建てられないのです。
山までは2歩分・・・うん、すぐには無理。
金を使ってどんどん建設していくトド吉を横目に、とりあえず地盤をつくっていく。
にらみ合い
同数だと何も出ないので、早くどけよーと誰もが思っているから動かないw
交渉が派手になってくるのは中盤過ぎ。

「よし。私全部欲しい」
「え?何言ってるの?」
「いやいや、少しは分配しなさいよ」
「欲しいからあげない」
「いやいや。それじゃ否決の味方しちゃうなー」

もちろんダメなわけでw
いや、欲しいんだもの。

途中で小麦(?)が出なさすぎて、誰もが欲しい。
グリーンランド
そして出そうな土地に群がるw

トド吉が1人で金を取っている今、追いつくには資源が欲しい。
議論拒否の場合は、資源はそこに置かれたまま。
これを繰り返していくと、分配してもある程度は確保されるはず。
その間に、自分の票数を減らさないことが大切だもの。
終盤
誰かがどくと票数が変わってくる場所では、なかなか兵士は移動出来ない。
代わりに司祭や詩人を出すつもりで建物を建てたけれど、兵士が居座っていて司祭が出てこないw
でもどかしたら票数が・・・

そんなもやもやした状況の中、コツコツと家や建物を増やしていく他の人たち。
資源の偏りも展開を苦しくさせてくれる。

「麦出ない・・・麦欲しい!」
「金で代用出来るから、金でいい」

色々と失敗に気付くのが後半。
こんなことに拘っている場合じゃなかったとか、なんで先にあっちへ行かなかったのかとか。
いたるさんと協力して、トド吉前線を崩そうとするも、届かなくて役立たずだったりw
最後はトド吉が勝利宣言を出し、そのままトド吉の勝利で終了。

金が産出される山を放置したのはまずかった。
兵士の票数が2票だったことに目をとられすぎた。
やることは難しくないのに、票の動かし方が悩んでしまう。
ちょっと古いゲームだけれど、古さを感じないのもよかった。