・キングスロード
 King's Road(Grail Games:2017)


キングスロード

各地方での影響力を増やし、得点を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

ボードには8つの地方が描かれ、道でつながっています。
各プレイヤーは、自分の色を選んでカードセットとマーカーを持ちます。
ゲームはラウンド制で、各ラウンドは4つのフェイズに分かれています。
プレイするカードを3枚選び、選んだカードを解決、王がいる地方で得点計算をし、最後に王が移動します。
そして、使ったカードを一部手札に戻したら次のラウンドへ。
これを繰り返し、誰かが40点以上になったら最終得点計算をしてゲーム終了。
もっとも得点の高い人が勝者になります。

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移動していく王様を追いかけて、その地方での影響力で勝てば得点が入ってくる。
3人プレイなので、得点がはいってくるのは影響力2位まで。
影響力はマーカーを置くことで増やせるけれど、得点計算が終わればすべて手元に戻します。
ただし、単独影響力が1位の人だけは、マーカーを1個だけ裏返して貴族にし、その地方に置いておくことが出来るのです。
しかも貴族は、道でつながっている他の地方にもいれば、それもボーナスポイントに。
つながった地方に貴族を置くのは大切。

これは・・・静かに2位を狙おう。

と思ったけれど、3人プレイなんだから狙うは静かに1位。
2人が王様がいるところで張り合っているうちに、次の地方、その次の地方へマーカーを置いていく。
いずれ王様はくるんだから、先にマーカーを重ねておけば誰も近付いてこないはず。
何せゴールが40点で決まっているのだから、のんびりしている余裕はないのです。

そして、貴族の力を発揮出来るのも中盤過ぎ。
どこまで張り合ってマーカーを置くか、煽っておいて諦めるかの静かな攻防。
少しずつ得点差を縮めながら、増えていく貴族。
カードの中にはスペシャルカードが3枚あり、今こそドラゴンの出番!
他の人はとっくに使っちゃったはず。
熱いトップ争いをしている2人を横目に、しっかりと得点をとっていくスタイル。
それが実を結んだのが、まさかの最後。
それぞれ影響力をチェックして、得点を計算していく。
予定外の展開になりもう1ラウンドかな?と思った矢先、私がまさかの40点をこえる得点。

「あれ?終わっちゃった?」
「うそだー!」
「ええー!」

静かなる勝利。
いや自分でもそこまでのびるとは思わなかったw

「こんなところでやり合うからー」
「いやいやそれはお互い様だから」

終わった後も2人は熱い戦いをしていました。

スペシャルカードの中で、ドラゴンと魔法使いは強いけれど1回きり。
騎士は何度も使えるので、上手く使っていくとマーカーを増やせます。
ここぞって時に効率よく使いたい。
カードは使い切りではなくラウンド毎に手札に戻るので、1つの地方に集中するのも序盤はあり。
今回勝てたのは、こっそり2位を多めに取ったり、譲れない地方を決めて貴族化出来たからかな?
ルールは簡単、プレイ時間もそこそこ短め、でもプレイヤー間の絡みは多いという良いことばかり。
おかげで満足度は高め。
これくらいだと、ボードゲームを遊んだ満足感と次はこうしようという考えが出てきていいよね。
BGGではリメイク扱いになっているけれど、確かに良く言えば安定している、悪く言えばちょっと昔っぽい感じがしました。