・ニコニコの森
 Smile(Z-man:2017)


ニコニコの森

逃げ出したイキモノを捕まえるカードゲームです。
いたるさん・メンマさん・トド吉・私の4人でプレイ。

場には裏向きでよく混ぜたイキモノカードの山。
各プレイヤーはホタルを受け取り、他のプレイヤーには見えないよう手に持ちます。
ゲームは10ラウンドで、各ラウンドは探索と捕獲を実行します。
探索では、山からカードを取り、数字順に並べます。
捕獲では、スタートプレイヤーから順に、ホタルが少なくとも1個のっているカードを1枚取るか、ホタルを一番数字が低いカードの上に1個のせるかのどちらかを実行します。
取ったカードは自分の前に並べておき、同じカードを取ってしまったら、ただちにゲームから除外します。
全員がカードを取ったらラウンド終了で、のっていたホタルを取って手に持ち、次のラウンドへ。
これを10ラウンド繰り返し、最後に得点計算。
もっとも得点の高い人が勝者になります。

SPONSORED LINK

簡単なルールだったので、早速ゲーム開始。
スタート時は、全員同じ数を持っているホタル。
ゲームが進んでいくと、どんどん減っていくか増えるか。
一番低い数字にしかホタルをのせないので、取れるのはその時一番数字が低いカードのみ。
これがマイナスのカードだと、ホタル乗せがかなり熱い。
誰も取りたくないので、どんどん乗せられていくホタル。
手に持っているホタルが尽きた人が取らなければいけない。
それを踏まえて、ほどほどにホタルをためておく。

とはいえ、1ラウンド目は何を取ってもあまり関係がない。
マイナスカードだって、その後のラウンドで同じカードを取れば消えてくれるわけで。
それが高めの得点だと取りたくない。
そんな我慢大会勃発。

「いや、いらないでしょ」

「いらないよね」

口々に言いながらホタルを乗せていく。
4人プレイなので、ホタルが3個乗っていると考える。

(あとで同じカード取ればいいだけだし、これホタルもらっておいてもいいよね・・・)

「じゃこれいただきまーす」

カードを取ったらラウンドから抜け。
あとは他の人たちの様子を観戦w
大切なのはカードの数字よりホタル。

その後も、まだ持っていない色のカードなら、安心して取って並べる。
マイナスカードだって、途中で消えてくれるし、欲しい色がかぶらない点で取りやすい。
そして運命は、場に並んだカードがどれも誰かが持っている状態になった時。
人によっては高得点、人によってはゲームから除外カード。
乗せられていくホタル。
ぎりぎりの攻防。
周りをうかがいながら、そっとホタルを乗せていく。
そして、多くのホタルが乗せられていると、取ってもいいかな?と思ってくる不思議。

消えてもいいじゃない・・・だってホタルが欲しいんだもの・・・

「これは取るよね!」

誰に言ってるわけでもなく、自分に言い訳しつつカードを取る。
当然ながら、並べていた得点が高いカードと一緒に消えていく。
同じ状態がゲーム終了近くにもくるわけで。
色がついていないカードなら大丈夫だけど、やっぱり得点を気にするもので。
そんな熱い攻防を続けていると、あっという間にゲーム終了目前。
ここからは、もうカードを消したくない。
そんな思いが全員から見え隠れしている時・・・

「涙・・・受け取ります」

メンマ氏、涙のホタル借金w
実はホタルが足りない場合は、銀行から借りることが出来るのです。
ただし、ゲーム終了時はホタルは5個で1点だけど、涙は1個で−1点。
割と暴利。
それでも借りなければならない時もある。
最後は5個で1点を意識しつつ、全員がホタルを数えながらカードを取って終了。
勝ったのはトド吉。

ルールも簡単で我慢大会だから、遊んだ満足感が高いゲームかな。
これくらいだったら、遊んでいて胃が痛くならないし楽しい。
洗面器ゲームは好きだけど、キリキリとつらいより、あっさりしていたほうが遊びやすい。
今はこういうさらっとしてるように見えて、そこそこプレイヤー間の絡みがあるゲームが流行っているのかな?