・オーストラリア
 Australia(Ravensburger:2005)


オーストラリア

レンジャー部隊のリーダーとなり、各地にレンジャーを派遣して得点を獲得するゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

大きなボードは、6つの州に分けられたオーストラリア。
6つの州はエリア別に色分けされていて、エリアにはキャンプと船のマスが描かれています。
各プレイヤーは、自分色の飛行機、レンジャーを持ち、最初のカードを選んで受け取ります。
手番がきたら、アクションを2回実行します。
出来るアクションは、移動する・カードをプレイする・レンジャーを回収するの3種類。
コインを使うことで、配置するレンジャーを増やしたり、カードを任意のものとしてプレイ出来ます。
条件が揃ったらプロジェクト完了で、得点計算が発生します。
これを繰り返し、カード山がすべて尽き、誰かの手札がなくなったら、そのラウンドを最後までプレイしてゲーム終了。
残ったコインを得点に換算し、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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古くてボードが大きいゲームは、どうしてもいまいちだろうなという思い込み。
2人だと広すぎて、あまり交わらないというか、干渉が少な目のことが多いというか。
でもこのゲームは違いました。

最初はまっさらなオーストラリア大地に着陸するだけで移動終わり。
とりあえずレンジャーを派遣しなければ何も完了できないということで、手元のカードをよく見る。
カードは裏面で分けてあり、アクション内容が見えます。
裏面から見えないのは、指定されているエリアだけ。
人数少なめでも完了出来そうな場所を探して、自分のレンジャーを派遣。
プロジェクトは2種類あって、工業化と自然保護。
工業化は、レンジャーの数がタイルに書かれている数字になったら達成。
自然保護は、エリアを囲むマスすべてにレンジャーが置かれたら達成。
条件が違うので、状況とレンジャーの残りを気にしつつ。
とはいえ、あまりに数字が大きいと1人では無理。
2人だと遠い。
そういうところは後回しにして、小さめの範囲で狙う。
エリアは線で区切られていて、そこにマスが書かれているので、1体が両方に影響するのを考慮しつつ。

ゲームが進むと、1人でもがんばれば達成出来るところがなくなってくる。
そうなるとトド吉と共同作業。
とはいえ、出し抜かれるとトド吉がおいしい展開になりかねない。
しかもカードのエリアが合わなくて、置きたいところに置けない。
そんな時にコイン。
でもゲーム終了時に1コイン1点なので、使うにはかなり抵抗が・・・w

海で得点を獲得していくトド吉を見て、出遅れを挽回したい。
多めに置いたところはそのまま塩漬けにしておいて、別な場所でコツコツとプロジェクト完了させていく。
そして、終盤になると、なんとレンジャーが足りない事態に。
すでに完了していて関係ないところから回収。
アクションに回収があるので、そんなに必要かな?と思ったけれど、かなり必要でした。
2人だし余計に。

序盤はのんびりレンジャーを配置しているだけのゲームになっていたけれど、中盤すぎると何ていうかすごく計算をしなきゃダメ。
自分がうっかり置いた1体のレンジャーで、得点を決めてしまう。
まったく違うゲーム展開に、かなり真剣。
油断が命取りになりかねない。

後半は一気にプロジェクトを完了させ、怒涛の勢いで追い上げていく私。
むしろ、トド吉がのれないこともしばしば。
カード山を見ると、終了は間近。
1点でも取れるなら、がんばるしかないわけで。
それでも時折、「そこ取られちゃうかー。上達したねぇ」なんて褒められて有頂天になることもw
すでに決算が発生した場所から自分のレンジャーを回収して移動させつつ、こっち取ってあっち取れずの繰り返し。
そして、ゲーム終了。
勝ったのはトド吉。

「私、すごくがんばったと思う」
「うん。正直ぶっちぎりで勝てると思ってたのに、ものすごく迫られた」

ボードが大きい分、2人プレイだともどかしいくらい時間がかかったけれど、レンジャーはすべて配置してからが勝負でした。
手元にあるうちは好きなところへ置いていたけれど、カードの取り方もかわってくる。
条件達成のために調整していくあたりは、ちょっとアブストラクトっぽい感じがしました。