・ノームの村(シュッテルス)
 Schuttel's(Zoch:2017)


ノームの村

カップを使ってノームを振り出し、アクションを実行してお金を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

ボードには、数字とアクション、倉庫が描かれています。
各プレイヤーは、初期資金と自分色の商品を受け取ります。
ノーム置きを組み立て、カップにすべてのノームを入れたらゲームスタート。
手番では、すべてのノームを入れたカップとノーム置きを持ちます。
カップからノームを振り出し、出てきたノームの数のマスでアクションを実行するだけ。
これを繰り返し、2人のプレイヤーの商品がなくなるか、倉庫のすべてのマスに商品が置かれたらゲーム終了。
もっとも所持金の多いプレイヤーが勝者になります。

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大切なのは、カップからノームを振りだすのは『1回の動き』でやること。
うっかり2回以上振りだすと、所持金から40金をボード中央の市場に支払って手番が終わります。
実はこのゲーム、遊んでみるとすごく楽しいことがわかります。

「よっしゃー!いくぜー!」

カップを握り、一瞬でノームをカップから出す。

「うわ!全部出ちゃった!」

15は不幸なマス。
所持金から40金を市場に支払います。
これは意外に難しいぞ。

続くいたるさんは、うまくノームを振り出し、作業場マスに商品を置いている。
作業場は建物毎に値段が違う上に、後から誰かが入ってくるとどんどん値上がりするのです。
キリのいいところで売却出来ないと、1金ももらえず倉庫送りになりますがw

「やったー!14!」

14のマスは市場。
つまり、市場に置かれているお金を全部獲得出来るのです。
誰かが取ったら、銀行から40金が補充される素敵な場所。
てか、それさっき私が置いたお金も入ってるじゃないのw

この『カップから振り出す』のが、意外な難しさ。
そして、軽く振りすぎてノームがまったく出なかった時の切なさ。
うっかり2回振ってしまうと、罰金払わなきゃいけないし。
おかげで盛り上がるw

中盤までは、作業場に商品が少ないし、倉庫も空きがいっぱいあったので終わるのかな?と思ったけれど、それは単にみんなのノーム振り出しが下手だったせい。
トド吉はひたすら14でお金を回収しているし、私といたるさんは失敗して罰金取られたり。
ダメな2人は協力し合うようになり、せっせと作業場に商品を置いていく。
もうちょっと値上げしてから、と考えているうちに、狙った数が出てくるわけがないノームのおかげで、倉庫送りは数知れず。
終わってみれば、1人でこそこそ商品を売り、14でお金を集めていたトド吉の勝利。

いやこれ楽しい。
というか、こういうゲームこそ、人が集まった時にプレイしてほしい。
単に振り出すだけではなく、作業場での商品置きやタイミングを見計らう売却。
ちゃんとしたゲームになっているところが、さすがZochとしか言いようがない。
頒布会できたので一般流通はまだのようですが、大笑いしたり悲鳴あげたりしつつ、一度は楽しんでもらいたいゲームです。
お正月に集まって遊ぶのにはちょうどいいけど、流通は年明けかな?とのこと。
盛り上がりが嫌いな人は、絶対遊んじゃダメのような気もするけどw