・サンチアゴ
 Santiago(Amigo:2003)


サンチアゴ

入札して手に入れたプランテーションを広げて水を引き、収入を得ていくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

ゲーム開始時、各プレイヤーに配られるのが1本の運河と初期資金、そして自分色の労働者を受け取ります。
ゲームはラウンド制で、各ラウンドは7フェイズからなります。
プランテーションの競りから始まり、運河の番人の交代。
そして、実際にタイルを配置していき、運河の番人が運河を置きます。
各プレイヤーが持っている運河を任意で配置したら、運河のない場所にあるプランテーションが砂漠化。
最後に、自分のプランテーションから収入を得たら、ラウンド終了です。
これを繰り返し、すべてのタイルがなくなったらゲーム終了。
最終ラウンドは砂漠化の後に得点計算をし、もっとも所持金の多い人が勝者になります。

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5人がいいと言われて未プレイになっていたゲーム。
3人だって遊べるでしょうということで、今回は3人。
さらにバリアントのヤシの木も入れてのプレイです。
3人だと使う運河は11本で、タイルがなくなるまでだと、11ラウンドプレイします。

最初の競りだといくら出せばいいのかわからない。
目安となるのが収入。
毎ラウンド、収入で得られるのが3金。
お金の単位はエスクードらしいですが、1金、2金でw
となると、そこまで高値を出すのもなぁという感じで、1金スタート。
入札は1回限りで、付けた値段順。
そして、一番安値をつけた人が運河の番人。
自分が思うように運河をひくには、安値つけて残りものタイルで我慢しろということ!?
でも水がなきゃ枯れちゃう。

そしていざ実際のタイル配置。
高値の人から選んで取り、自分の労働者を描かれているだけ上にのせて、そっとボードに配置。
この時、番人が水を引きそうな方向で待ち伏せw
3人だと全員が配置した後で1枚残るんですが、高値をつけた人が労働者をのせずに配置します。
いわば中立プランテーション。

そして運河の番人を買収します。
いやしなくてもいいけれど、この金額でここに水を!と持ち掛けることが出来るのです。
これがかなり重要で、買収を受け入れなければ、銀行に支払う金額は提示されているに1金上乗せした金額。
買収を受け入れれば、賄賂を受け取って指定された場所に運河をひくだけ。
譲れない時にこそ、多めの金額をふっかけるw

そして番人によって運河が置かれ・・・

「そっちなのー!?」

となるわけですw
残念ながら運河がこなかった場所は砂漠化。
収入をもらえば1ラウンド終了。
はやい!

バナナが私に置いて欲しいというので、巨大なバナナ農園をつくっていく私。
その間にもトド吉といたるさんは、唐辛子農園をつくったり。
1人でじゃがいも農園をつくろうとしたも、邪魔されてしまったり。

気を付けるのが砂漠化だけれど、基本的にのっている労働者を1個除去するので、労働者がいる間は砂漠化しない。
逆に言えば、中立タイルと1個しか労働者がのっていないタイルはすぐに砂漠化しちゃう。

せっかくの農園、枯らしてたまるか!

というのを見抜かれるとつらいので、バナナラッキー程度に喜ぶ。
しかしバナナだけでは勝てない。
これだけ続けてバナナが出てきているとなれば、後半は出てこないに違いない。

唐辛子にはいまさら便乗出来そうもないし、じゃがいもかねぎ(違)か・・・

そんなことを考えていると、突如出てくるバナナ。
カウンティングなんてしていないので、黄色いタイルに目が釘付け。
高値でも欲しい!
運河は自分のが1本あるから、これで何とかしてやる!
そんな意気込みで。
さらにヤシの木を巻き込めたら、自分の労働者として計上出来るのです。

まぁ、バナナ農園にはいたるさんもいるので、自分もうれしい分、いたるさんもうれしいわけで。
でもそれを気にしていると、絶対自分の得点が伸び悩むから気にしない。

ある程度出来上がっている大農園に、タイル1枚で入り込むのが良い。
そう上手くはいかないのが競りで、運河の番人。
だいたい、ゲーム開始時にランダムでタイルを抜いているのだから、待っていても出てこない可能性だってあるのです。

ボード上が賑やかになり、見た目が華やかになってくる頃には終了間近。
最後に砂漠化があるので、労働者を1個しか置けないタイルには興味がない。
でも高値を出しすぎて所持金が減ってもダメだし。

そして、最後のタイル配置からの運河引き、砂漠化処理が終わってゲーム終了。
勝ったのは。
僅差すぎて泣ける・・・

3人でも面白いじゃないの。
ここぞって時にヤシの木が役立ってくれたし。
3人プレイだと4枚の中からタイルを選べるのもあって、逆に「楽しさ」がありました。
ルールがごちゃごちゃしていないのに、競りでの値付けが運河につながっていたりして、面白かったです。
5人ベストと言われているのは、競りで並ぶタイルが5枚だからかな?
競りと農園拡大を楽しむなら3人でも良い。
ちょっと談合っぽくなったりするけどw
胃が痛むような競りで、貴重な農園拡大を楽しむなら5人って感じかな。