・列車の島
 Isle of Trains(Dice Hate Me Games:2014)


列車の島

列車をつくって貨物を配送し、得点を獲得するカードゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

場には地図になっている契約カードを並べ、地図をつくります。
各プレイヤーは、レベル1の機関車を自分の前に持ち、最初の手札を5枚持ちます。
手番がきたら、アクションを2つを実行します。
出来るアクションは、山札から1枚カードを引く・列車もしくは建物を建造する・列車に貨物を積む・貨物を配送して契約を達成もしくは捨ててカードを引くの4種類。
建造のコストは手札から支払い、貨物は自分の列車のみではなく他の人の列車にも積み込めます。
契約を達成したら、場から契約カードを取って自分の前に置きます。
契約カードの裏面には追加契約があり、完了させるまでは他の契約カードの完了宣言が出来ません。
最後に手札の上限までカードを捨てたら手番終了。
これを繰り返し、誰かの手番終了時に引けるカードがなくなった、もしくは規定数の配送契約が行われたらゲーム終了。
最後に得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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機関車を見ると、重量が決まっています。
最初だと4パワーまで。
手札を見ると、あきらかにレベルが高い貨車ばかり。
コストも手札から払わなきゃいけないので、最初にこれはつらい。
ということで、とりあえずカードを引く。
得点は低いけれどレベルの低い貨車を引けたので、早速機関車につなげる。
コストも手札から支払うので、合計3枚が手札から消える。
これで上限5枚なのだから、かなり厳しいかも・・・?
この予感は中盤で的中というか、想定以上に厳しい展開に悩まされることになるのです。

貨車をつなげて貨物を積み込みたいけれど、山札からは1枚しか引けないので選択肢がない。
こういう時の「貨物を積む」。
自分の貨車に積み込むとボーナスはないけれど、他の人の貨車に積むとボーナスが。
ちょうどトド吉の貨車が空いていたし、そこに積める貨物を持っていたので差し込む。
そして、山札からカードを3枚引く。
これはいい。
次のアクションで、機関車をグレードアップして重量制限を増やす。
コストを支払い、手札の中には建物が残る。
建物のコストは6なので、手札を7枚にしないと建たない。
でも建てることが出来れば、得点も高いわけで。
ちょっともったいない気がして残したわけが・・・これが大失敗w
建物に目がくらんで、どうにかして手札を増やそうと画策している間に、トド吉が貨車の貨物を配送。
契約カードを手元へ持っていく。

あぁ!あれも得点になるし、レベルの低い貨車より高い!

慌てて私も配送しようとするも、自分の貨車と種類が合うのは1枚だけ。
トド吉が手札欲しさに積み込んでくれたので、何とか1枚だけ契約達成。
追加注文は・・・これは厳しい。
得点は確かに高いけれど、さらに貨車の改良が必要だし、序盤で惜しみなく捨ててしまったレベルの高い機関車が必要。
山札をちらっと見たら、そこまで枚数が残っていない。

ここからは大慌て。
とりあえず細かく得点になる貨車をつなげて、残しておいた建物をコストとして支払う。
他に得点源はないものか探すも、貨車に貨物を積み込むので精一杯。
そして、あっという間に山札が尽きてしまい、そのままゲーム終了。
終わってみれば、1点差でトド吉の勝利。

列車をあれこれグレードアップして、貨物を配送して高得点狙って・・・なんて悠長なことを考えていてはダメでしたw
建物の建造を狙って手札を調整していたはずなのに、気づけば山札が尽きる寸前。
貨車のグレードアップで貨物を増やして配送、なんて夢物語でした。
大きく得点を狙うなら、貨車や機関車を早めにグレードアップして配送するしかない。
建物に目がくらむと、そもそもコストの支払いを捻出する方法を考えなきゃいけない。
でもカードが足りないし、時間も足りないし、あっという間に終わってしまいます。
終了が近付いて「あれ?」と思うタイプで、あれこれとは出来ない。
イラストの見た目に反して、手札マネジメントが難しいゲームでした。