・ダイス泥棒
 Dice Heist(AEG:2016)


ダイス泥棒

世界四大博物館を舞台に、大泥棒となり、展示品を集めて得点を獲得するゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

各プレイヤーは、自分の泥棒ダイス1個を持ちます。
場にはロシア・エルミタージュ美術館、イギリス・大英博物館、フランス・ルーブル美術館、アメリカ・メトロポリタン美術館が並びます。
それぞれセキュリティレベルの数字が書かれています。
ゲームの目的は、それぞれの博物館で強盗し展示品を集めること。
セキュリティを突破し、無事に盗みを働けたかの判定はダイス。
手番がきたら、まず山札から1枚カードを引き、対応する博物館に置きます。
次に、相棒を募集するか強盗を実行するか選びます。
相棒を募集すると、白いダイスを1個ストックから取り、自分の手元に置いて手番終了。
強盗を実行すると、まずどの博物館へ行くか宣言し、泥棒ダイスの他に相棒ダイスを何個振るのか宣言します。
決めた数のダイスを振り、成功すれば対象の博物館に置いてあるすべての展示品を獲得し、相棒ダイスをストックに戻します。
失敗したら何も起こらず、使ったダイスすべてを手元に戻し、以降の手番で再び使うことが出来ます。
これを繰り返し、山札すべてが配置され、博物館に置かれているすべての展示品が盗まれたらゲーム終了。
得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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強盗するけれど、成功判定はダイス。
こうなれば、力が入らないわけがない。
さらに展示品には宝石や絵画、工芸品があり、それぞれ得点計算が異なる。
ダイス運に勝って、さらにトド吉にも勝てば完全勝利!

と、気合い上々でゲームスタート。
まずは山札から1枚。
ロシアのマークが入っているのでエルミタージュ美術館へ。
安めの絵画なので、そこまで興味がわかない。
まぁ、最初はね。
トド吉も同じく、山札をめくって博物館へ配置して相棒取って終わり。
最初こそ淡々とカードを配置していくけれど、同じ宝石が並び出すと状況がかわるのです。

「相棒とる」

「おれも相棒」

「よし!これでもう行く!」
狙いはアメリカ・メトロポリタン美術館。
描かれているダイスは3。
ということは、4以上で成功!

が、失敗!

ダイス目は加算しないので、いくら数多く振っても、どれかがその数字を出さないと失敗なのです。
すごすごとダイスを回収して、次の手番を待つ。
大きく狙っても仕方ないか・・・と思い、とりあえずロシア・エルミタージュ美術館狙い。
3以上なら出るだろうと思うも、まさかの失敗!

「なんでこんな時に限ってダイス全部2なの!?」

もう悲鳴w
宝石は集めれば集めるほど得点も高い。
絵画は金額を合算して、多いほうに8点、少ないほうに−4点。
工芸品は、単純に描かれている壷の数が得点。
一番差分が激しい絵画をどうにかしようということで、せっせと安い絵画を集めつつ、宝石も集めていく。

お互いが失敗続きだと、あっという間に博物館はお宝でいっぱいw
こうなると、俄然熱い。

「もう相棒待てないからこの黒だけでいく!」

「じゃおれも!」

お互い撃沈w
こんなやりとりをしながら、せっせと強盗を続け、残るはフランス・ルーブル美術館。
これをどちらかが取ればゲーム終了。
でもダイスは6のみ!セキュリティレベル高い!

「ルーブルいく!ルーブル!」

失敗・・・

「こいこいルーブル!」

成功!

最後に残った展示品をトド吉が持ち去り、ゲーム終了。
得点計算をしてみたら、絵画の枚数では私のほうが多いのに、単価が安くてまさかの−4点。
これは悔しい!
そして、この差で敗北。

テーマは博物館を襲う強盗。
カードのイラストも名画のパロディだったりと、ダイスゲームの面白さによくあっています。
2人プレイだったので、一度に獲得出来る展示品が多くダイナミックだったけれど、5人でプレイしたら、こまめに盗みに入らないとダメかもw