・ループ時間旅行株式会社
 Loop Inc.(Eagle-Gryphon:2015)


ループ時間旅行株式会社

自分のタイムマシンを改良し、時間旅行をして得点を獲得するゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

各プレイヤーは、自分用のボードとタイムマシン、トークン類を持ちます。
場に並ぶのは、各時間が描かれた旅先になるトリップカード、得点ボード、タイムマシンを改良する部品が並ぶコンポーネントボードなど。
ゲームは3日間で、各1日で自分のタイムマシンを改良して旅行に出発させます。
手番がきたら、カードを1枚プレイしてアクションを実行します。
1日目は場に並んだカードから選んで実行し、使ったカードは順番に手元に置いて、次の日以降の手札とします。
2日目以降は、場から新しいアクションを選ぶか、持っている手札を使って過去のアクションを実行するか。
その後、タイムマシンを起動し、訪れたトリップカードの得点を計算します。
いずれにしても使ったカードは順番に並べ、手札として使う際には順番通りにプレイしていきます。
アクションを実行出来ない場合は、ペナルティトークンを受け取ります。
全員がアクションを終えたら1日が終わり、これを3日間行い得点がもっとも高い人が勝者となります。

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まずはトリップカードを眺める。
各カードには、そこを訪れる際に必要な宇宙船の装備が描かれています。
最初は3回しか手番がないので、その中で装備をつけて飛び立つには必要な個数が少ないカード。
当然競争率が高いわけで。
1つのカードには2人まで入れるけれど、一度自分が訪れたカードは二度と入れないのです。
しかも1日の間に1つのカードには先着1台だけがノーペナルティ。
あとから入るとペナルティになります。

このゲームでのペナルティは対象のトークンを受け取ること。
1つならそんなに気にしないけれど、2つ目になるとちょっといや。

バタバタした感じで、何とか1日目のタイムマシンを全員が飛ばして終了。
次の日の準備をはじめます。
タイムマシンは1日目には1台だったのが、2日目には2台、3日目には3台飛ばせるようになるのです。

問題は2日目以降。
並び替えが出来ないカードを手札として持つので、その合間に場から新しいカードを取って違うアクションを実行。
でもこれが3日目にも同じ並びで実行しなきゃいけないわけで。
カードが増えたということは、アクションも増える。
1日目より多い装備をつけて、もう少し得点の高いトリップカードを目指す。
出来るだけ他の人とかぶらないように。
そして、欲しい装備がなくなる前に。

なんだかんだ言っても、全員タイムマシンを飛ばすので、得点差はわずかな感じ。
こうなってくると、うっかり受け取ってしまったペナルティトークンが困る。
これ以上受け取らないように・・・

最終3日目は、とにかく困るの連続。
前日まではこの流れでよかったけれど、最終日じゃこれじゃないw
しかも嫌がらせがはじまるのです。

「たいして必要ないけれど、この部品もらっておこう」

ぎゃー!
それ私が欲しかったやつ!しかも最後の1個!

部品が枯れると装備出来ないので、行こうと思っていたトリップカードへ行けない。
しかも予約なんてしていたら、本当に悲鳴もの。
点差が開いてなければ、ちょっとのマイナスが嫌なのに。
でも負けてはいられない。
先回りして困らせてやるw

とまぁ、ここからは全員が順番に悲鳴をあげる。
そして全員ががっかりするという、何とも言えないばかな展開にw
やはり平和が一番だよね・・・と言いながらも、先にトリップカードへ行くことだけを目指す。
3日目はタイムマシンも3台だし、1手番では1台しか飛ばせないので、手順大切。
そして、全員がカードを使い終えてゲームも終了。
得点を見たら、いたるさんと私が同点。
同点の場合はペナルティが少ないほうが勝つので、いたるさんの勝利。
あそこで受け取ったペナルティトークンのせいだー!

実はこのゲーム、始まるまでが長かった。
トド吉が和訳ルールを持ち、いたるさんが英語ルールを持ち、お互いにルールを照らし合わせて会議。
私はといえばやることもなく、2人の協議を聞いていたら眠気が・・・
30分後、ようやく意見の一致になり、ちゃんとしたルールを説明してもらいました。
実際にプレイしたら、さっきまで時間をかけて理解しようとしていたのは何だったの!?というほど簡単。
自分の中で無駄なく組み立てて、誰かに邪魔されても回避出来る案も考えておいて。
手札の並び替えが出来ないので、それを踏まえてのアクション構成をつくっていくので、ちょっと難しく感じるかも。
それでも夢中になって自分のタイムマシンをつくり、ちゃんと旅行先に着けると、かなりうれしいです。
特に得点の高い旅先へ行けると、うれしさ倍増でしたw