・スイッチング・トラック
 Switching Tracks(Wattsalpoag:2015)


スイッチング・トラック

自分の列車を走らせて都市に商品を配達し、契約を達成していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

大きなボードはアメリカ。
色付けされた各都市をつなぐ形で線路が描かれています。
各プレイヤーは、衝立になっている自分色の駅と車両、移動歩数を表すダイスを受け取ります。
目的は自分の列車を走らせ、必要としている都市に商品を運ぶことで商品を手に入れ、契約を達成していくこと。
ボード下段に並ぶ契約カードを規定枚数達成できた人が勝者になります。
手番がきたら、まず商品が置かれていない都市に商品を補充。
次に持っている切替員トークンの数だけ、ポイントを切り替えることが出来ます。
そして列車を走らせ、到着した都市で商品を積み込み、次に都市の色と合っている商品を持っていればおろします。
列車を走らせた後で、1回だけアップグレードすることが出来て、最後に契約を達成することが出来るなら1枚だけ達成します。
これを繰り返し、誰かが3点・4点・5点を1枚ずつ含む計5枚の契約を達成させたら、ゲーム終了です。

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まずはボード上をじっくり眺める。
目で見てわかりやすいのが、都市の色がそのまま欲しがっている商品だということ。
商品の補給は、その都市に置かれている商品がすべて消えたら。
最初の準備も途中の補給でも、カードをめくって対象の商品を置くだけの簡単構造。
そして、都市と同じ色が出た場合は、黒いディスクが置かれるのです。
この黒いディスク、オールマイティの商品として使えるすぐれもの。
契約を達成するには、3点のものなら商品が3個必要なので、どうしても欲しい。
でも全員欲しいわけで。

あの都市にあれを運ぶから、その手前で積み込んで・・・と考えて初期配置。
早速ゲームスタート。
自分の列車を目的地に到着させるために、出来るだけ他の都市を通りたくない。
ましてや、目的地が黄色い都市で、黄色い商品を積み込んで行ってみたら、手前にも黄色い都市があって泣きながらそこで商品を下ろさなきゃいけないというのを避けたい。
まずは切替員効果で、ポイント切り替え。
これでまっすぐ進める。
そして、1つ目の都市で黄色い商品を積み込み、次に目的の黄色い都市に到着。
黄色い商品を列車から下ろし、そのまま供給出来たということで自分の衝立の後ろへ。
黒い需要ディスクもいただいて、衝立の後ろへ。
これで2商品ゲット!

ゲームが進むと、自分の欲しい商品が取れないこともしばしば。
さらにポイントを切り替えられて、どう考えても行きたくない都市に行くことになったり。
トド吉はアップグレードで切替員を増やす。
私はどうせ目も手も一杯なので、黙々と地道に商品集め。
契約は1手番で1枚しか達成出来ないので、商品をためこむ必要はないはずなのに、たまるリンゴ。
そう・・・契約カードでリンゴを必要とする契約が合わない。
契約も5枚中3枚は、3・4・5を1枚ずつなので、商品を無駄には出来ない。
気付けばいたるさんもトド吉も契約を達成し、事務所カードでパワーアップしてる。

でも集めた商品はいつかは力になるのです。
やっと出てきたリンゴが3個必要な契約。
「これ達成する!」
そして事務所カードを眺めながら、どれを取ろうかと悩みつつ、一番長く使えそうな事務所を選ぶ。
強い事務所ほど効果を使える回数が少ない。
契約を達成した時に、新しい事務所を受け取るかわりに、再び使えるように出来るけれど、それでは何となくおもしろくないw

その後は順調に契約を達成していく流れをつくれたけれど、それはみんな同じ。
常に線路とにらめっこ。
時には計算が狂って不必要な都市で荷物を積まされたりするけれど、契約の進行度合いは変わりない。
とりあえず最低限の3・4・5を1枚ずつは達成しておけば、後がきっと楽なはず!

黙々と遊んでいたけれど、最後にいたるさんが「これ達成して終わり!」と言ってゲーム終了。
トド吉が「次の手番でこっちも5枚達成だったのに」、私が「え?私も次の手番で達成出来たよ」。
いたるさんがスタートプレイヤーだったので、まさに手番順w
同じようなプレイスタイルだったわけでもないのに、差がついてなかったことに驚く。

まず木製のコマがすごく良い。
商品の雰囲気抜群。
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たくさんの木製コマもいいけれど、衝立と列車になっているコンポーネントもかなりこだわってるなって。
ゲームは手軽なピック&デリバリーかと思ったら、無事に配達するまでの進行路の組み立てが大変でした。
誰かがポイント切り替えしてくれて、その恩恵にあずかれることもあるし、自分が他の人への助けになることもあるし。
何となく作業感を感じないわけではないけれど、ちゃんと悩ましさもあって、楽しく夢中になって遊びました。
というか、夢中で線路と都市の計算をしていたので、気付けば手番でのアップグレードは1回貨車を足しただけだったようなw

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