・イムホテプ
 Imhotep(Kosmos:2016)


イムホテプ

石材を調達してボートで運び、モニュメントを作り、得点を獲得するゲームです。
メビウスおやじさん・メビウスママさん・トド吉・私の4人でプレイ。

古代エジプトの著名な建築家「イムホテプ」。

イムホテプ (Imhotep, Immutef, Im-hotep, Ii-em-Hotep, Imuthes) は、古代エジプトの高級神官。第3王朝のジェセル王に仕えた宰相とされる。また、エジプト第3王朝最後の王フニ王の時代まで活躍したとされる。
また、史上初のピラミッドといわれる、サッカラの階段ピラミッドを設計したことでも知られる。
wikipediaより)
プレイヤーはこの偉大な建築家と競って、永遠のモニュメントをつくるのというのがテーマです。
ゲーム開始時、各プレイヤーが持っている自分のストックタイルには、最大5個の石材を置くことが出来ます。
ゲームは6ラウンド。
ラウンド開始時に今回使うボートが決まるので、場所ボードを並べてつくった場から少し離して並べます。
手番がきたら、4つのアクションのうち1つを実行しなければなりません。
ストックから石材を取り、自分のストックタイルに置く・まだ移動していないボートの任意の場所に石材を置く・決められた最低個数の石材が載せられたボートを、いずれかの場所に移動し、ボートの先頭からボード上に置いていく・市場カードをプレイするの4つ。
これを繰り返し、4隻すべてのボートが異なる場所に進んだらラウンド終了。
神殿の得点を計算し、次ラウンドの準備をします。
6ラウンド終了後、最終得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者となります。

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ボートが行ける場所は5種類。
でも使うボートは毎ラウンド4隻。
どこか1ヶ所は行けないことが決まっています。
その中でも墓室とオベリスクはゲーム終了時にしか得点を計算しません。
ゲーム開始時、プレイ順で石材を持ってスタートします。
スタートプレイヤーは2個だけど、最後手番なら5個。
これはもう最初からボートに載せなくては!
ということで、早速ボートに載せる。
積載数が違うので、4個のにするか3個のにするか。
2個しか載せられないボートは、1個載せればすぐ移動させることが出来る。
でも神殿や墓室のことを考えると1個では心許ない。

「ボートに載せまーす!」

問題は何番目に載せるか。
これが一番悩ましいw
最初はまぁ先頭でもいいだろうと、そっと置く。
次に手番がまわってくる頃には、便乗した石材が置かれているので、さらに3番目に置いていく。
こうなると、アクションで選択肢がない人が移動させない限り、次の手番で動かせるかな?と。

ところが、ゲームが進んでいくと、このボートを動かすタイミングが大切。
狙っていたのに動向でばれて、他のボートを先に置かれてしまって入れない。
のんびりボートが満タンになるまで待っていられない。
それに石材を補充するタイミングの見極めも大切。
でも本当に大切なのは、ラウンド終了前。
最後にボートを動かした人の左隣りの人が次のスタートプレイヤーになるので、うっかり自分が動かしてしまうと最後手番から抜けられない。
これが意外と苦しい。

とはいえ、ゲームは本当に簡単で、プレイヤーが悩むだけという。
さくさく進み、気づけばおやじさんがぶっちぎりでトップを走り、私とトド吉が最後のオベリスク得点で逆転を狙う。
後ろから狙いを定めていたその時、おやじさんオベリスクに参戦。
そりゃそうだよねw
ここで点を取られてしまうと、逆転の可能性が消えてしまう。

次に狙うは墓室。
トド吉を分断し、自分の石材同士がくっつくように何とか。
何せこの2つに力を入れすぎて、ピラミッド建築にほとんど絡めなかったのです。

本当にあっという間の6ラウンド。
夢中になっていたので、時間の経過がまったく気にならなかったという。
そして最後の得点計算。
おやじさんの勝利で、2位の私とはなんと2点差。
惜しかった!
やはりオベリスクにはいられたのが痛かったなぁ。

悩んで動かしての繰り返しですが、かなり充実してたプレイ時間でした。
それなのに終わってみたら40分しか遊んでいなかったという。
わいわい遊びつつ、頭の中ではシビアな計算してるというかw
慣れた人たちで遊ぶと「お仕事しなきゃ」になりやすいかも。
先日発表されたドイツ年間ゲーム大賞ノミネートゲームなので、トド吉と2人でも遊んでみようと思います。