・ふたつの街の物語
 Between Two Cities(Stonemaier Games:2015)


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2つの都市を開発し、得点を獲得するゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

各プレイヤーは、それぞれ自分の左右に座っている人と協力して、2つの都市を同時につくっていきます。
ゲームは3ラウンド。
都市建設は、タイルを4×4の中に並べて高得点を狙うこと。
まずは都市を構成するタイルを7枚引き、2枚選んだら裏向きで置きます。
残ったタイルは次のプレイヤーに回しますが、1ラウンド目は左のプレイヤーに渡し、3ラウンド目は右のプレイヤーに渡します。
全員選び終わったら、選んだ2枚を一斉にオープン。
隣りのプレイヤーと相談しつつ、タイルを都市に1枚、これを両側の都市でやります。
右側に置かれているタイルが2枚以上あれば、再び2枚選ぶところから繰り返します。
残ったタイルが1枚になるまで続けたところで、1ラウンド終了。
2ラウンド目はタイル3枚を引き、一度だけ選んで配置したら終了。
3ラウンド目は、1ラウンド目と同じようにプレイするけれど、回りは逆になります。
そして終わればゲームも終了。
最終的な都市の得点を計算し、全員が左右両方の都市を比べ、低いほうの都市の得点を自分の得点として計上し、その中で一番高かった人が勝者になります。

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Kickstarterの優良物件、Stonemaier Gamesのゲーム。
このゲームというだけで、最低限の面白さは保証されているような気がする不思議。

左の都市はいたるさんと、右の都市はトド吉と共同でつくっていきます。
タイルを見れば、何とも置きたくないような色ばかり。
きっと右ならトド吉が、左ならいたるさんが、もっと良いタイルを残してくれてるだろうと思って選ぶ。
そして、そっと残りのタイルを裏向きのまま右へ渡し、このためだけにあるトークンをのせておく。
トークンがのっていることで、「もう選び終わってます」印らしい。
そして、一斉にオープンしたところで、全員の思惑がちぐはぐで笑う。
ま、そりゃそうだよね。
私だって、相手が良いタイルを残してくれればいいや的に考えてたもの。

配置はとても重要。
置ける幅も決まっているので、3ラウンドしかないゲームで無駄には出来ない。
タイルには種類があり、住居は工場に隣接してはダメとか、タイルによって違うわけで。
最初の1回はいいとして、次からは私が回したタイルをいたるさんが選ぶ。
何となくわかってくれればいいな、的な感じで。
私のほうはトド吉の思惑をちらちらと考える。
今置かれているタイルと比べて何を残せば・・・と考えてるふりしてても、あまり選択肢はないというかw
何かを諦めると、諦めたタイルが手に入ったりと、スムーズにはいかないものです。

2ラウンド目は1回しかないので、ここで引けないと苦渋の選択を迫られる。

都市の形が見えて、むしろ欲しいタイルが決まってきたところで3ラウンド目。
今度は逆回り。
低い都市が自分の得点なら、左右をある程度平等にもっていかないと損。
その点では、今回私が関わった都市は、見た目こそ違うものの、差分はそこまでない。
あとは、向かい側の関わっていない都市が、低い得点を叩きだしてくれるのを願うだけ。
現実はそうなったわけですが・・・w

いやー軽い。プレイ時間も短め。
ヴィティカルチャーがあったので、ちょっと構えていたけれど、素直なルールに素直な展開といったあっさり感。
あっさりした中に、左右どちらも見なきゃいけないので忙しさもあり。
限られたタイルをどう割り振っていくかとか。
でも、自分が関係していない都市より1点でも得点を高くしなきゃいけないわけで。
だからこそ、得点に差が出にくいゲームです。
今回は3人だったので、トド吉といたるさん共同の都市が最低得点だったので、自動的に私の勝利w
これだけタイプが違うゲームもたまには楽しいものです。
両隣りを見て遊ぶといえば「大勝負」を思い出すけれど、あれとはまったく違います。