・パンデミック:接触感染
 Pandemic - Contagion(Z-man:2014)


パンデミックカードゲーム

プレイヤーは病原菌となり、世界中を感染させていくことで得点を獲得するカードゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

「パンデミック」は、4つの病原体から世界を救うのが目的でしたが、このゲームは逆。
私たちは菌で、世界の都市に自分の病原体を撒き散らして感染させていきます。
プレイヤーは各自、自分のレベルを表示出来るボードとペトリ皿を持ちます。
ゲームはいたって簡単で、まずはイベントカードをめくり処理をします。
次に手番がきたら、3つのアクションから2つを実行するだけ。
得点計算は、イベントカードのドクロマーク2個、都市の絶滅、ゲーム終了のタイミングで発生します。
最後のWHOカードがめくられるか、残っている都市が2つになったらゲーム終了。
得点の一番高い人が勝者となります。

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「よし!かもすぞー!」

菌で感染といえば「かもす」しか浮かばないわけで。
まずはイベントカードをめくり、今回は2人プレイなのでダミープレイヤーの病原体を置きます。
死滅させることが出来る都市は7都市。
この中で、より高い得点を目指します。
とはいえ、最初に配られたカードがすべてバラバラなので、とりあえずカードを引く。
まだレベルが低いので、1枚しか引けないのです。
自分のレベルで、一度に置ける病原体の数や引けるカード枚数などが変わってくるので、どこかでレベルアップしたい。
でもレベルアップも都市感染も、同じような枚数のカードを使うわけで。

早々に引ける枚数を増やしにいくトド吉。
都市の色とカードの色が合わないので、確かにカードはもっと欲しい。
レベルアップさせようと思ったらカードが必要で・・・
考えても仕方ないので、地道に病原体をばらまく作戦で。

ところがWHOが余計なことをしてくれて、病原体を除去しなきゃいけなかったり油断ならない。
新しい都市に置くのと、すでに置いてある都市に置くのでは、使うカード枚数が違うわけで。
つまり、カードがすべて。
トド吉がムンバイを狙っていれば、私はデリーを狙う。
同じ都市で争っても、ダミーの動き次第でどうなるかわからない。

中盤まであまり動きがなかったけれど、後半は一気に都市制圧。
細かく獲得していきた得点で逃げ切れるかどうかの瀬戸際。
気付けば都市が残り2つになり、ゲーム終了。
最後の得点計算まで終わって、完全に同じなので勝利を分かち合って終了となりました。
もう少し得点の貯金が少なかったら負けてたかな。

パンデミックという名前がついているだけで、まったくの別ゲーム。
まぁ作者も違うしね。
どの都市に自分の病原体を置くかで、マジョリティの取れ方がかわってくるし、自分が死滅させることで得られるボーナスも重要。
手軽だからこそ、タイミングがとても大切に思えました。
プレイ時間も30分かからないし、これはこれで楽しく遊べます。
2人プレイだったので、想像よりのんびりしていました。
キリキリとしたプレイ感を味わいたいなら、断然「パンデミック」本体をおすすめします。