・オスティア
 Ostia(PS-Games:2005)


オスティア

商品を売却したり、政府に寄付したりしながら、勝利点を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

各プレイヤーは、自分用ボードとボートカード、ダミーカードを持ちます。
自分用ボードには、カードを分けるための場所。
ゲームは5ラウンドです。
まず港フェイズで、分けられた商品カードをプレイヤー間で取引します。
次に商館フェイズで、ダミーカードを加えた持っている商品カードを自分ボード上に、売る商品・寄付する商品・残す商品と分けます。
全員が分け終えたら、まずは売却で収入を得ます。
次に政府への寄付をし、勝利点を獲得します。
倉庫を増設したい場合は増設したらラウンド終了。
これを5ラウンド繰り返し、勝利点の一番高い人が勝者となります。

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まずは配られたカードをよく見て、今回の政府への貢献度チェック。
このゲーム、手札を右と左に分けて考えます。
配られたばかりの商品は売りに出している商品で、ボートカードの左側に持つのです。
配られた商品カードの中から、1枚をボートカードの右側へ動かすことで、自分の所有物にすることが出来ます。
いざ取引開始。
スタートプレイヤーから順番に、2枚の商品を出して1巡競り。
売り主がどうしても自分の物にしたい場合は、最後に最高価格に1金上乗せで引き取ることも可能なのです。
これがかなり良い。
でも他の人に売れば、金額の半分は自分の収入になるのです。
売りに出した商品は、最低価格が決まっています。

「12でどうですか?」
「うーん・・・13!」
「パス!」
「じゃ、14で私が買う!」

他の人が何を購入したのか、よくチェックしておかなきゃダメ。
政府に寄付するとき、貢献度は商品ごとではなく全部合わせるのです。

全員左側に持っていた商品の取引が終えたら、早速カードを分配。
倉庫に残す物、売却してお金にする物、政府への寄付に使う物。
このとき、ダミーカードを入れて枚数を偽造して、いっぱい積んでいる風に見せます。
そして、いざ売却。
売却の値段は、場に同じ種類のカードが何枚出ているかで決まります。
自分が2枚出しているのみなら、かなりの高値。
隣りを見たら、トド吉も同じマークを出している。

「あー!値段下がっちゃうじゃん!」
「それはこっちの台詞だって」

そんなやりとりをしながら、予定より少ない収入を受け取る。
まぁ、まだ序盤だし。
これを踏まえて次のラウンドへ。

2ラウンド目からは倉庫が手狭。
商品を腐らすなら、当然増設。
でも資金が乏しい。
売るか勝利点にするか・・・悩ましい。
それでも順当に勝利点を獲得していくのが、私といたるさん。
トド吉はたまにおこぼれ程度。
倉庫も最後に勝利点になるので、無駄にはならない。
でも購入金額をけちる私に、すごい勢いで増設していくいたるさん。
常にお金と商品がぎりぎりで、割と余裕がない。

5ラウンドは、すごくあっという間です。
最後は商品も種類で得点になるので、政府への寄付でトップが取れないなら無理する必要ないかな・・・
でもどうなんだろう・・・
悩んでるのは短時間なのに、とにかくよく悩む。
カードを仕分けるだけなのに、なんでこんなに悩ましくて、それがこんなにおもしろい。
4ラウンド目で残しておいた商品を加えて最後の勝負。
これが成功して、しっかり勝利点をもらい、ゲーム終了。
最後の精算で若干悲鳴をあげたけれど、私の勝利となりました。

古めのゲームなんですが、カードの仕分けに競り、倉庫の管理にお金の調整と、要素は多め。
それなのに、かなりシンプル。
最近のゲームは、特殊能力盛りすぎてたり、カード効果が多かったり、細かいルールが多い中、改めて評価したくなるゲームでした。
夢中になって遊んでいたので、体感的には20分程度しかかかっていないと思っていましたw