・マルコポーロの足あと
 Auf den Spuren von Marco Polo(Hans im Gluck:2015)


マルコポーロの足あと

マルコポーロの仲間となって都市を訪れ、契約を達成したりすることで得点を獲得していきゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

大きなボードの3分の2は地図。
都市間は道でつながっていて、都市には都市カードと商館が置かれています。
スタート地となるのはヴェネツィア。
プレイヤーは自分用のボードや所期資金、キャラクターなどを持ちます。
ゲームのおおかまな流れとしては、まずスタートプレイヤーを決めます。
次に都市ボーナスとキャラクターボーナスを受け取ります。
前ラウンドで使ったダイスをすべて回収し、新しく振ります。
そしてプレイヤーの手番がきます。
プレイヤーは本アクションと呼ばれるアクションを1つ必ず実行し、前後に追加アクションを実行することが出来ます。
これを全員のダイスがなくなるまで続けたら、次のラウンドへ移ります。
5ラウンド終了時にゲームも終了となり、加点を計算し、得点の最も高い人が勝者となります。

SPONSORED LINK

今回はおすすめのキャラクターをお互いに所持。
基本的にはダイスを置いて、対象のアクションを実行していく繰り返しです。
でも5ラウンドは意外に早いものなのです。

振ったダイスの目とボード上を見比べながら、とりあえず何をしようか考える。
もちろん、都市を移動していくしかないけれど、ゲーム開始時に受け取ったカード、この目的を達成したい。
一応目的通りに移動していこうと思うけれど、それに必要なのは資源。
マーケットで手に入る資源はボードに描かれていて、ダイス目によってもらえる数が違うのです。
移動するとなれば、必要なのはラクダ。
それはトド吉も同じなので、早々にラクダにダイスを置かれてしまう。
重ねて置けば同じものを選べるけれど、それにはお金を支払わなきゃいけないわけで。
だったら違うものを先に選ぶ。
このゲーム、資源もかなり必要だけど、とにかく必要なのがお金。
移動アクションを選べば歩数分お金がかかり、誰かがダイスを置いていたらやっぱりお金を払わなきゃいけない。
そのために、本アクションで5金を得るという選択肢があるわけで。
序盤はどうしたら効率良く移動出来て、資金がショートしないか逆算するのに精一杯。

本当の勝負は2ラウンド目から。
私と反対方向へ移動を開始したトド吉を見て、余裕の移動をはじめる私。
2人プレイだったら、近くで追い越されることもないので、安心して都市へ一番で入れる。
都市へ入ったらすぐに、自分の商館を配置。
これでここの恩恵を受けることが出来るようになったわけで。

3ラウンド目になると、ある程度下地が出来てくるので、俄然進めやすく。
プレイ順も大切で、マーケットでの欲しいものは割とかぶるので、先にいける時に取っておく感じ。
ラクダは多くても困らないのです。
さらに私の使っているキャラクターが、常に白いダイスを使えるので、これが便利。
とはいえ、隣りの芝生は青く見えるもので、トド吉のキャラクターのほうが良さそうに思えてしまうw
そしてここで諦めたのが、最初にもらった目的。
どう考えても5ラウンドでは回りきれない。
移動を選び続けるには資金が足りないし、ラクダも足りない。
だったら他のところで得点を獲得しようと、せっせと商館を建てまくる。
そして、無駄なく契約達成。

トド吉は黒いダイスを使い、さらに効率良く・・・と思ったら、こっちに向かって移動し直している。
これは急がないと!と思ったところで、当初の計画をすべて忘れてしまったわけで。
とにかく先に先にと考えた結果、気付くと再び資金難。
シビアに計算しないとダメ。
白いダイスと共に契約書ももらっていたけれど、どう見てもボード上に並んでいる契約のほうが良い。
でもそうなると、また資金が必要で。
とにかく夢中です。
あれとあれでこうなって、と考えながらなので、正直トド吉を観察している余裕もなし。
自分の目的すら達成出来ないんだから、そこはまぁ・・・という感じw
最後のラウンドは、もうすべて使いきる予定で、あれもこれも。

今回ダイス目が良くて、5や6が常に多めだったので、マーケットの効果も絶大。
おかげで、思ったより商館を建てられたし、移動することも出来ました。
そして僅差で勝利!

先日のディ・スタウファーの時も思ったけれど、ハンス大箱なのに面白い(失礼)。
比べるのもあれですが、どちらも面白い。
これはもう好みの問題じゃないかな。
どちらも面白いけれど、私の好みはこちらのマルコポーロ。
目立った新しいシステムもないし、キャラクターの能力も強いし。
むしろ、割と無茶振りのようなキャラクター能力で、よくゲームがつまらなくならないなぁと。
まぁ、粗を探せばどんなゲームでも出てくるものですから。
2人でもこれだけ面白いので、今度違う人数で遊んでみようかと思います。