・ローズ&レディーズ
 Lords & Ladies(Eagle-Gryphon Games:2014)


ローズ&レディーズ

自分の一族をつくって繁栄させることで、得点を獲得していくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

最初に持つキャラクターは1枚。
これが自分の一族の当主になります。
手番がきたら、まず2金かゴシップカードをもらいます。
次にアクション。
出来るアクションは、結婚・使用人雇用・出産・銀行から1金もらうの4つ。
この中から1つ選んで実行します。
その他、手番に関係なく出来るアクションが、ゴシップカードのプレイ・使用人の能力発動・6金でゴシップカードを捨てる・6金で名声トークンを得るの4つがあります。
これを繰り返していき、ラウンド終了時に誰かが18点以上獲得していたらゲーム終了。
最も得点の高かった人が勝者になります。

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最初に選んだ当主は、私が女性でトド吉は男性。
今回は2人プレイなので、若干ルールが違います。
ゴシップカードは2枚でやっとゴシップとして証明されること、もみ消すにはプレイヤーに3金、銀行に3金支払うこと、ラウンドは手番3回で数えるので、毎ラウンドどちらかは2手番あること。

一族を繁栄させるぞ!ということで、ゲームスタート。
まずは当主1人では話にならないので、結婚相手を探す。
「2金もらって、アクションは結婚!」
名声に差があるなら差分を金貨で支払い、素敵な旦那様が見つかりました。
結婚したら次は出産。
出産はダイスで判定しますが、判定値は2人の出産ポイント。
合計した数字以下なら出産して、キャラクターがもらえます。
出産するのは常に当代だけなので、子どもが結婚してしまうと、過去の世代は出産出来ません。
子どもが2人授かるものの、独身で結婚相手を探してるうちに、トド吉からゴシップ発動。

「なんかその子ども、使用人の子どもだったらしいよ?」
「うそだー!」

キャラクターを除外して、ひとり息子になってしまいました。
またやられたら大変!と、早速エキゾチックな嫁をもらう。
2人の出産ポイントを足すと4なので、4以下なら出産出来ます。
次の世代は姉妹だったので、小間使いを雇って地道に得点を獲得。
お互いダイスチェックで失敗するので、増えすぎることもない子どもたち。

「おっと。手持ちのお金が半分なくなるって」

さっきの仕返しとばなりに、ゴシップをぶつける。
ところが、トド吉は「なんのことかな?」とお金でもみ消したw
こんな攻防が続き、私が18点到達でゲーム終了。
私の勝利。

何となく微妙な空気が漂うも、遊んでみたくなったので続けてもう1戦。
今度は並んでいる結婚相手がすべて男という展開。
私は当主が女だったので、よく吟味して結婚するも、いつまでたってもトド吉のところは独身。
ひたすら使用人を雇うトド吉。
ところが、出産チェックで失敗しているうちに、気付けばトド吉が使用人の力だけで18点。
そのままトド吉の勝利。

「使用人だけでも勝てるんだねぇ」
「当主は独身のまま終わったから、お家断絶だけどね」

だんだんと楽しくなってきてしまい、続けてもう1戦。
今度はお互いに、序盤からゴシップ合戦。
トド吉当代の娘が、使用人と駆け落ちしてしまったり、またしても使用人の子だったり。
順調に娘が生まれるトド吉一族。
そんな中、私一族の2代目が、いくら出産しても男の子。
出ている結婚相手はすべて男。
何とかして女の子を!とがんばるも失敗。
そうこうしてるうちに、トド吉が18点に。
これでは負けてしまうということで、再びゴシップで点数を減らす。
そして、私の最後手番。
結局3代目は男5人というひどい兄弟になってしまったので、結婚は諦める。
そのかわり、使用人を雇ってボーナス獲得。
その前にゴシップでもボーナスをもらっていたので、ぶっちぎりの20点越えで勝利。
もう1戦遊びたかったけれど、さすがに止めておきました。

GM2015大阪でお安くなってたので購入したんですが、何とも言えぬ面白さがありました。
まったく結婚しなくても勝ってしまったトド吉の例もあるし、結婚相手が見つからなかったり。
正直、最初どうなのかな?と思っていたけれど、何か引っかかるものがあります。
それが何かはわかりませんが、止め時がわからないというか。
2人プレイだと、15分から30分で終わるのもちょうど良い感じなのかも知れません。
ゴシップや使用人の攻撃が、割と強烈だったりするので、そこが許せない人は遊ばないほうがいいでしょう。
使用人能力一覧に1ヶ所間違いがあったので、遊ぶ人はお気をつけて。

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