・ロイヤルス
 Royals(Abacus:2014)


ロイヤルス

役職を手に入れ、得点を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

広いボードには、色別にヨーロッパ4ヶ国と、各国には役職が描かれています。
プレイヤーは、各役職に必要な枚数のカードを使い、キューブを置くことで称号を獲得していきます。
ゲーム中、各国ごとに得点計算が入り、さらにゲーム終了時、各役職の称号を多く手に入れていた人にボーナス点が入ります。
手番がきたらカードを引いて、次に任意でカードのプレイ。
カードは、並んでいる国カードか山札から3枚、もしくは国カード1枚と陰謀カード1枚のどちらか。
カードのプレイは、必要な枚数のカードを出すことで、対象となる役職にキューブを置きます。
この時、キューブは2個使い、1個はボード上でもう1個はボード外の称号マーカーへ。
すでに誰かが置いている役職へは、陰謀カードを使うことで自分のものと差し替えることが出来ます。
これを繰り返し、カードが補充出来なくなったところで時代終了。
3回目の時代終了でゲームも終了です。
時代ごとに各国の影響力で得点が入り、ゲーム終了時は称号の影響力で得点が入ってきます。
すべて合計し、得点の一番高い人が勝者となります。

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まず、ボードの広さに驚く。
ここまで大きいなら、称号マーカーも置けるようにすればいいのに・・・とか。
ゲーム開始時に持っている手札は、プレイ人数とプレイ順によって違います。
今回は3人だったので、3番手なら3枚持っているわけで。
いきなり役職にキューブが置けるのです。

ゲームが始まるも、カードがなければ話にならないので、とりあえずカードを引く。
カードは所謂チケライ方式なので、上限12枚までならためこみ可能。
序盤はまだ、陰謀カードを必要としないというのんびり展開。
カード枚数をあまり必要としない役職は、序盤から大人気。
国ごとの最多を狙うなら、数をまくのも手。
4ヶ国あるので、お互いかぶらないようにしつつ、カードが揃ったら一気にキューブ置き。
ボード外に置いている称号マーカーは肖像画なんですが、そこのキューブ個数もチェックしつつ。

中盤になると、イギリスの戦いが熱くなる。
欲しいカードを引けなければ、オープンになっているカードを取るわけで。
でもそれだと、次にどこを狙っているのかばればれw
さらに、称号のキューブで最多を狙うので、すでに誰かがいる役職の横取りも熱くなってくると、必要なのは陰謀カード。
でも、欲しいものが引けるとは限らない。
「いやーすみませんねー」と言いながら、そっとキューブをどかす。
どかされたキューブは、都市のキューブ置き場へ移動。
取り除かれはしないけれど、国ごとの得点計算では計算されないキューブに。
そして、狙うは王。
王を横取りするには、陰謀カードが2枚必要なので、先取りが断然有利。
しかも、最終的な称号得点も大きい。

最終3時代目になると、称号へのキューブ置きあいが熱くなる。
称号の上は蓄積されていくので、どこの国でも関係なく、役職さえ同じならどんどん置けるのです。
自分のキューブは自分ではどかせないので、称号に置くためには、むしろどかして欲しいw
国カード引きも、山札より見えているオープンカードから狙い定めて。
そして、王になってご機嫌w
下位の役職はどかしやすいし、どかされやすいのもあり、称号の上もキューブでいっぱい。
カード山が減ってくると、ゲーム終了が見えてくるので、陰謀カード引きも熱くなる。
でも欲しいカードが来ない。
仕方ないので、手持ちの国カードで取れそうな役職を奪いに。
そして、あっという間にゲーム終了。

まずは国ごとに得点計算。
さらに、称号の最多を見比べる。
終盤、せっせと他の人の役職を横取りしていた私の勝利。

このゲームの売りというか、斬新なところは、称号の肖像画が2枚に分かれるところ。
最多が1人ならそのままもらって終わるけれど、同点最多だった時には、肖像画を2つに分けて裏返して配るようになっています。
ゲーム始まる前に、この肖像画で盛り上がったのは言うまでもなく・・・w

ゲームは、とてもきれいにまとまっている印象。
ルールもシンプルだし、他の人との駆け引きもあるので、ある意味優等生だとは思いますが・・・
この日遊んだ他のゲームが面白すぎたというのもあり、若干盛り上がりに欠けてしまったという。