・パレオン
 Paleon(マイアース:2013)


パレオン

タイムマシンで時代を旅し、レア度の高い恐竜や古代生物を集めて学会で発表して、教授まで昇進を目指すゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

ボードというか紙製のプレイマットには、恐竜カードを裏向きで並べます。
プレイヤーたちは、ゲーム開始時現代にいます。
手番がきたら、レーダーを使い並んでいる恐竜カードを1枚だけこっそり見るか、ピクチャーで並んでいる恐竜カードを1枚選んで表向きにするかのどちらかを実行。
ピクチャーを選んだ時、自分が今いる時代と恐竜の時代が合えば、その恐竜を獲得出来ます。
次にワープして、好きな時代に移動します。
手番最後は学会へ提出するか、発掘するか。
学会へ提出する場合、恐竜カードを最低3枚持っていて、現代にいるのが条件。
発表した恐竜のレア度が一番高ければ、無事に学会へ提出したことになり昇進。
発掘は、カードを2枚捨てて、捨て札から好きな1枚を取れます。こちらも現代にいるのが条件。
これを繰り返していき、教授を目指していくわけです。
とてもシンプルなルールなので、早速ゲームスタート。

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まずはレーダー。
適当な場所を選び、そっと自分だけチェック。

(これレア度高いな・・・中生代か)

そして、次に移動。
もちろん、さっきレーダーした恐竜のレア度が高かったので、まっしぐらで中生代へ。
まだ1枚も学会へ提出できるカードを持っていなかったので、手番終了。
次の手番で、無事に狙っていた恐竜をピクチャー。
もちろん成功だけれど・・・他のカードを見ていなかったので、とりあえず適当な時代へワープw

お互いカードが3枚になってからが勝負。
運良く、ここまでレア度が4や5のカードを集めていた私は、いつでも学会へ発表できます。
そんな時、トド吉が「学会で発表する!」と、カードを1枚裏向きで発表の場へ。
学会へ発表するのは、手番プレイヤーから1周するまで、つまり他のプレイヤーもカードを3枚以上持っていれば同時に発表できるのです。
ちょうど現代にいたので、「んじゃ私も発表しちゃおうかな」と追従。
カードを裏向きでセットして、一斉にオープン。
結果は、私が見つけた恐竜のほうがレア度が高く、私が昇進にw
今提出した恐竜カードを研究員の場所に置き、トド吉が提出した恐竜は捨て札に。

今までのルールでは「レア度が同点の場合はじゃんけんで決着」だったようですが、ルール改定が入りました。
「レア度が同点の場合は相殺されて捨て場へ。次にレア度の高いプレイヤーが昇進する」という新ルールで。
今回は2人プレイなので、相殺しても誰も得しないというか、死なば諸共w

そして私の手番、と繰り返していきます。
レーダーした後、ワープするので、「あそこのカードはあの時代か・・・」と先回りは可能ですが、レア度がどうかなは見た人しかわかりません。
お互い自分の目だけを信じ、ひたすらレーダー、時にはそのままピクチャーしたり。
運がよければ時代が合って、カードを入手できたり。
途中、レア度の高い恐竜を狙ってレーダーを続けていたトド吉とは反対に、さっさとピクチャーしていた私のほうが恐竜カードが1枚多い状況に。
トド吉の学会発表には参加するけれど、カードの減ったトド吉が参加できないのを見越して、レア度の低い恐竜で昇進したり。
タイミング大切。でもレーダーはもっと大切。
中盤以降、トド吉も必死に昇進してくるも、私のほうが一足先に教授になったのでした。

想像していたより、楽しかったというか良かった。
ゲーム終了後、トド吉による古代生物講座がはじまる程度には、恐竜や古代生物好きにはカード眺めているだけでもおすすめw

国産のカードゲームといえば、正直「あーうん。国産だよね(苦笑)」というのが多いです。
今回もそうなんだろうと思っていました。
期待してなかったからかも知れないけれど、これは楽しいというか、単純に知らない恐竜がどんどん出てくるので、そっちにも夢中になれるというか。
お互いどんなレア度の恐竜を持っているか、ある程度覚えておくべきだし、その情報を上手く使って、いち早く昇進していくんですから。
でもまぁ、普段良質な海外のゲームを遊んでいる人たちには、物足りないんだろうなぁ・・・

このパレオンは、現在Kickstarterで英語版の出資者を募集しているゲームです。
今回「遊んで正直な感想を教えて」と頼まれました。
こういった場合、返信に「正直な感想書きますが?」って書くと、たいていは音沙汰なくなります(苦笑)
今回はそれでもいいということだったので。
でも今日時点で残り10日、かなり厳しいですね。
PALEON: Discover dinos in this stunningly designed card game