・アーティファクト
 Artifact(White Goblin Games:2013)


アーティファクト

世界各地でアーティファクトを収集し、展示して得点を獲得するゲームです。
いたるさん・トド吉・侍・私の4人でプレイ。

最初から拡張が2種類ありますが、今回は基本ゲームで。
プレイヤーは考古学者として世界各地を調査し、見つけた遺物を博物館に展示することで、名声や資金を得ていきます。
ゲームの流れは、まず収入。
そしてアクションを実行し、ラウンドの終了処理をしたら1ラウンド終了。
ラウンド終了時に4つの条件のうち1つが達成していれば、ゲーム終了です。
最終的には名声点勝負で、一番名声点を獲得した人が勝者となります。
ルール自体はそこまで難解ではなく、出来るアクションが6つあるのでそこを覚えるのが大変かと思ったけれど、大きなボードに出来ることはすべて描かれています。
初期配置が終われば、早速ゲームスタート。

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何をするにもお金がかかるので、序盤はそこまで派手には動けず。
むしろ、早めにパスをし、ボード上から好きなアクションコマを取って、残ってる人たちのコストを上げてしまうという。
人気が高かったのが博物館コマ。
数に限りがあるので、取れないと出来ないアクションが発生します。
何といってもまずは労働者を世界各地に派遣しないと、遺物が手に入りません。
でも労働者を派遣するには、自分のキャンプが必要。
ゲーム開始時は2つの地域に1個ずつ置いているので良いのですが、使ってしまったらテントを置かないと何も出来ないのです。
労働者がいて、テントが置かれてある程度遺物が見えてきたら入手チャンス。
その地域から、自分が置いているテントの数だけ遺物カードを入手出来るのです。
ただし他に誰もいない、自分のテントだけの地域からは1枚少なくしか取れない。
そうなると誰かが来るのを待っているけれど、今度はお互いにどっちが先に取るのかで密かな攻防がw
先に取れば損はしないけれど、先に取っていかれてしまうと1枚損。
このタイミングが難しい。
もっとも船コマがないと移送できないので、プレイヤーシートをチェックしておくのも大切。
まぁ・・・コストがかかるので、そう一度には取れないわけでw

この遺物、展示することで収入が増えたり名声がもらえます。
ただし、種類や地域別に集めたりと条件があり、しかも早い者勝ち。
誰がどんなものを集めているのかチェックしておくのも大切。
どうしても揃わない時のために、ブラックマーケットで購入することも出来ますし、遺物を売却することで臨時収入も。
とにかく常に余裕がなく、持っているお金とコマで、どのアクションをやっていくか考えていかなきゃいけません。
ある程度揃えた後が大変。
2回アクションが出来てもやらずにパス。
次のラウンドで使いたいコマを1個確保するには有効。
誰かがパスをすると、順番にパスコールが響きコマ争奪戦w
テーマもいいし、自分の労働者とテントの兼ね合いから、全員共通のコマ数まで考えることに夢中で良い感じ。
最後はぎりぎりの労働者で何が出来るか考え、やってきたトド吉を置き去りにして遺物持って逃げたり、侍が集めていた遺物とかぶったので、手番順を利用して先に取ってしまって悲鳴があがったり。
最後はトド吉が逃げ切り勝利。

ひたすら黙々と集めていくし、常にコスト計算しているので何ていうか地味。
あと、ここのゲームは前作あたりから無駄に長いような・・・
中盤からが特に刺激もないから飽きちゃう印象。
サッカラは箱に60分と書いてあったにも関わらず、実際遊んだら3時間だったし。
それと比べれば、今回は4人プレイ2時間だったのでちょっとはよくなってるのかも知れませんが、最後は疲れてしまうという。
次回作こそは、ぜひとも1時間ちょっとくらいでおさまるようなゲームを出して欲しいなぁと思うのです。
テーマとか良いので、プレイ時間がちょっとネックかな?と思いました。