・アメリカ経済界
 Corporate America(Nothing Sacred Games:2013)


アメリカ経済界

事業を興したり、アメリカ合衆国の市民や政府を操ってお金を稼ぐゲームです。
いたるさん・トド吉・侍・私の4人でプレイ。

自分で事業を立ち上げ、それをもとに収入を手に入れてお金を増やし、時にはお金の力で大統領に登りつめ、最後は持っているお金勝負という、ある意味アメリカっぽいゲームです。
初期資金を受け取り、事業カードを受け取ったらゲームスタートです。
ボードにはアメリカの実在する場所。
各フェイズは国中を動くことで指定のアクションを実行していきます。
まずはウォール街フェイズで事業の起業をやります。
次にメインストリートフェイズ。
どの業種で収入が入るか決めますが、収入はここでしか得られません。
そして選挙遊説フェイズになり、次の大統領を選ぶためにお金の積み上げがはじまり、終われば連邦議会フェイズ。
これを繰り返していき、メインストリートフェイズ終了時、特権カードが残っていなかったらゲーム終了。
一番所持金の多い人が勝者になります。

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まずはウォール街から。
スタートプレイヤーから順に、まず2枚事業カードを引き、そのうち1枚を残し、さらに持っている事業カードから1枚を出し起業資金を払うことで新しい事業をはじめられます。
この事業カード、つまり会社なんですが、名前が色々危ないw
実在する会社名をそのまま使っていたり、少しもじっていたり。
ゲーム開始して最初だけ、4枚出せます。
起業コストと収入を見比べて、あまり赤字にならない事業がいいと考え、安い事業をはじめてみる。
といっても、安い事業しか手元になったというか。

次にメインストリートフェイズ。
ボード上に消費者カードを並べていきます。
1枚目は無料ですが、2枚目からはコストがかかる仕組み。
この消費者カードに描かれているマークが重要で、収入が入る業種が決まります。
むしろ、この時しか収入を得られません。
この時がかなり熱い。
1枚目をめくると自分には関係ない事業。だったらコストを払ってもう1枚めくりたくなる。
でも1枚目のマークで収入を得られる人もいるわけで。
でもやっぱり自分が得をしないなら、コストを払って次のカードを・・・とやっていくと、気付けばコストだけでかなりの金額支払うことに。
悲喜こもごもの声があがる中、収入をもらいます。

そして選挙遊説フェイズになり、次の大統領を選びます。
自分を大統領に選ぶと選ぶ法律をアピールして、自分に票が集まるようにがんばります。
そして投票。
投票というより、お金の積み上げ合戦です。
大統領になりたいと思っている人なら自分に、誰かを応援したいと思うなら応援したい人の前に裏向きでお金を積んでいきます。
お金は裏向きなので、誰がどの程度お金を使っているかはわかりません。
3回しかお金を積むチャンスはなく、一度パスしたらもう参加できません。
最初は誰が大統領でもいいと思っていて、自分のお金を使いたくないというのもあり、早々にパスの連続。
まぁ、やりたい人がやればいいんじゃ?と思っていました。

そして連邦議会フェイズ。
各自積まれたお金をオープンにして数え、一番金額の多い人が大統領になります。
新しく大統領になると、いつでも使える特権カードがもらえます。
これがかなり強力。
実際トド吉が使ってるのを見たら、いくらなんでも特権すぎるだろうとw
そして、法律を制定しラウンド終了です。
そもそも法律の制定に大統領が関わることもあり、中盤以降は「この法律通してくれるなら応援してもいいなー(チラッ」とか。
ただし抗議が発生していたら、問答無用で抗議から自動的に選ばれていきます。

流れがわかってしまえば、あとは稼ぐだけ。
ところが他の人の事業を見ると、かなり好条件の事業が揃っている。
少ない収入でやりくりしながら、収入で得するようにマークをかぶらせて、何とか運営。
そして、たまには大統領になってみたいし、トド吉に特権カードばかり取らせても・・・と思い立候補。

「だって大統領やりたいんだもん」

その声に賛同してくれたのが、いたるさんと侍。
それくらいトド吉がぶっちぎりの強さを見せていたのです。
しかもあまりみんなと業種がかぶってない分、独壇場状態。
これを野放しに出来ない!ということで、私がやっと大統領就任。
にこにこしながら特権カードを見たら・・・あまり強くないカード。むむむ。
でもせっかく手に入れたんだから、チャンスを狙って早速使ってみる。

「あんまり強くないね・・・それ」

ほっといて!
結局、再び大統領をトド吉に奪われ、しかもまたしても強い特権を手に入れている。
きっと大統領の星の下に生まれたのでしょう・・・
どんなに妨害しても、時すでに遅し。
ぶっちぎりの所持金でトド吉の勝利となりました。
3期も大統領やってれば、そりゃそうかw

それにしてもトド吉が持っていた事業は強かった。
あんなにいい会社がまわってこなかったところで運がなかったけれど、カードに書かれた会社名を見るのも楽しかったです。
色々とネタ的要素があった割に、ちゃんとしたゲームで驚きました。
どうしても交渉が大切になってくるので、それなりに交渉できるメンバーで遊ぶのが良いかと。