・ゴビット
 Gobb'iT(OldChap Editions:2012)


ゴビット

自分の山札からカードをめくりながら他の人のカードを叩いたり、逆に他の人から自分のカードを守ったりするカードゲームです。
4人でプレイ。

こういうゲームだと一番先に浮かぶのがジャングルスピード。
たいていカードがなくなったら脱落して見てるだけの人になりがち。
ところがこのゲームは、脱落がないというか、むしろ早く脱落して違う意味で活躍したくなるゲームなのです。
カードに描かれた動物は4種類で、それぞれ食物連鎖で食べたり食べられたり。
それを瞬時に見分けて手をのばしていきます。
お手つきした場合は、カードは中央の墓場へ。
黙っていても自分のカードが減ってしまうので、そこは他のカードを食べて増やすしかないのです。
早速ゲームスタート。

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まずはおとなしくカードを1枚めくる。
でもぼーっとしてはいられない。
カードがムシュチックだと一番弱くて他の動物を食べられないけれど、この先他の人に食べられやすい動物なのです。
食べるのは食物連鎖に従いつつ、同じ色の動物だけ。
次の人が何をめくるのか気にしつつ・・・

「あ!カメレオン!」

と思ったら、すぐに自分のムシュチックを手で隠して守ります。
食べられるより早く守る。
でもその満足で、ゴリラが出てきてるのにぼーっとしてたりw
ゴリラは同じ色のすべての動物を叩きつぶしてしまうのです。
ヘビが出てるからといって安心は出来ません。
ゴリラにつぶされたら、それまでにめくった捨て札はすべて墓場行き。
守れたら、捨て札を自分の山札の一番下に戻せるのです。

とにかくスピーディーに遊んでいくので、気付くと自分のカードに他の人の手がのってたり。
墓場がある時に、場に3色のムシュチックが揃ったら、手を墓場へ。
そして「ゴビット!」と叫びます。
この時一番遅いと、他の人に捨て札が分配されてしまいます。
あ!と思った時には遅くて、食べれるのに食べれなかったりと楽しいです。

そして、あっという間に私の山札と捨て札が尽きてしまいます。
普通のゲームならここで脱落。
けれど、このゲームでは幽霊となってゲームに参加します。
幽霊のお仕事は、場に出ているカードを常によく見て、同じ色同じ種類の動物を両手で叩いて墓場送りにしてしまいます。
これが楽しい!
というか、むしろ早く脱落して良かったと思いましたw
残ってる人たちは、食物連鎖を気にしながらカードを増やそうとしてるのに、私は両手で色も種類も同じ動物をバンバン墓場送りにしていくんですから。

そしてあっという間にゲーム終了。
とにかく楽しい。
脱落がないスピード勝負のゲームは初めて遊んだかも?
ジャングルスピードなどが苦手な人にこそすすめたいゲームです。

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