・炭鉱讃歌
 Gluck Auf(eggertspiele:2013)


炭鉱讃歌

20世紀のエッセンを舞台に、石炭を掘って注文を履行し得点を獲得するゲームです。
トド吉・COQさん・侍・私の4人でプレイ。

エッセンといえば世界遺産のツォルフェアアイン炭鉱が有名です。
このゲームも舞台はエッセンの炭鉱。
プレイヤーはそれぞれ炭鉱の所有者で、自分の炭鉱から石炭を掘り、その石炭を注文通りに揃えなければなりません。
また炭鉱には階層があり、注文にはどの階層で採掘出来る石炭か指定されてる上、運ぶための乗り物まで指定されています。

出来ることはすべてボードに描かれていて、覚えることは少なくわかりやすいゲームです。
手番がきたら、自分でやりたいアクションに労働者を置くだけ。
ただし、すでに他の人が労働者を置いていた場合は、それを上回るように労働者を置くことでアクションを実行でき、置かれていた他の人の労働者は食堂に送られます。
持っている労働者の数は限りがあるけれど、各自13個まで使えるので割と自由。
2人プレイだと労働者の数は18個らしいです。
これを繰り返していき、第3シフトが終わればゲーム終了で、一番得点の多い人が勝者になります。

SPONSORED LINK

まずは注文を履行するために、石炭を掘り出します。
ゲーム開始時、それぞれ持っている立杭ボードに各種1個ずつ石炭を持っていますが、それが必ずしも注文と合うとは限らない。
しかも注文で使う乗り物は、同じ乗り物なら一度に全部履行出来るのです。
こうなると、せっかくだから他の注文も・・・となるわけです。
私が持っていたのは手押し車(?)だったので、それである程度注文をそろえようと注文カードを見ます。
労働者コマを置けば取れるけれど、欲しい注文がなければ山から5枚引いて選べるアクションもあります。

注文があっても石炭が足りなければ話にならないので、トロッコを購入。
このトロッコ、立杭ボードの左右に配置するんですが、ランプがあるトロッコは左、ランプがないトロッコは右側にしか配置できず、最後に左右対称の数にしておかないと失点です。
これを左右対称はタイルの枚数と勝手に勘違いして、最後にマイナス点をいただくことになったわけですがw

最低限欲しいものを購入すると、足りなくなるのがお金。
そういう時は資金スペースに労働者を置いてお金を入手。
人気は一番高い金額の6マルク。
さすがに2人置いた後で労働者3つを使うのもあれなので、そういう時はおとなしく5マルクへ。

石炭も揃ったら、次にやることは採掘。
トロッコを手に入れたことで石炭はあるけれど、掘らなければ出荷できません。
立杭ボードの中央は立杭ケージになっていて、動かせるようになっています。
移動は止まるまで1ステップ、石炭を1個ケージののせれば1ステップというように、自分が選んだアクションの数だけ動かします。
もちろんケージからおろすときにも1ステップなので、それを考慮しつつ、注文通りに揃えられる数を選択。

配送は乗り物が描かれたアクションを選択。
今回は手押し車なので一度に2つの注文を完成させて得点に。

一通りやっていると、あっという間に1シフトが終わって得点計算。
ここでは注文で得た得点とは別に決められた物で得点が入るのです。
ここで引き離されると後がつらいので、せっせと小出しにしたかいがあり、何とかいい点をもらって第2シフトへ。

ゲームが進んでいき、第1シフトでは石炭をためこんでいたトド吉が、一気に注文達成へ。
私はまたもやトロッコを購入したり資金をもらったり。
失敗したのが乗り物。
鉄道の注文を取らなかったので、じわじわと点差が広がります。
それだけ手押し車の得点が低いわけで。
しかも第2・第3シフトでは得点対象も増えてくるので、じわじわと点差が開いてきます。
あんなに多いと思った労働者が、最終シフトでは足りないと感じるほど。
どうしてもあのアクションを取りたいから労働者上乗せ、なんてやっていると、確実に足りない。
石炭にしても、余らせないように堅実な路線でやっていったので、そこが失敗でした。
しかも最後にマイナス点もらうしw
勝ったのは、3シフト通して確実に高得点を取ったCOQさん。

自分の中である程度方向性が決まっていれば考え込むこともないので、プレイ中はとにかくさくさく進みます。
ルールも簡単で、それでいて労働者を置いてと要素はしっかり。
実質プレイ時間が60分以内で終わったことといい、「これ大賞狙ってきてるね」なんて話を終了後みんなでしてました。
しかも遊び終わった後、すぐにでもまた遊びたくなるという。
この日遊んだゲームで、同時に発売されたロココの仕立屋も良かったですが、これはもう好みの問題かと。