・ヴァンパイア・エンパイア
 Vampire Empire(White Goblin Games:2012)


ヴァンパイア・エンパイア

住人対吸血鬼に分かれ、それぞれ自分の勝利条件を目指すゲームです。
トド吉とプレイ。

今回、住人側をトド吉が吸血鬼側を私が担当。
住人の目的は「9人いる住人の中にまぎれている吸血鬼3匹を見つけること」。
対する吸血鬼の目的は「住人をすべて殺すか場に出ている3人の人間が吸血鬼で正体を現していること」。
ちなみに、どちらの条件も達成しなかった場合は引き分けで、単純に残っている人間や吸血鬼をポイント換算してポイント勝負になります。
正体隠匿は苦手なんだけど、カードのイラストがきれいだったり付属のスリーブが雰囲気良かったのもあり、早速プレイ。

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お互い別々のカードを山札として、最初に8枚引いて手札とします。
場には常時3人の人間が並んでいます。
最初はもちろん全員人間。
専用のスリーブに入れて、吸血鬼として正体を現すとカードを裏返すので、裏側は吸血鬼仕様のイラスト。
キャラクターはそれぞれ職業があり、使えるカードも限られていて色分けされています。
吸血鬼になって正体をばらせば、元の職業と吸血鬼の両方が使えるようになりますが、そう上手く手札に来るとは限らない。

使ったカードの捨て場は2ヶ所あり、地下室と堀。
地下室に捨てたカードは再び山札として復活するけれど、堀に捨てたカードはゲームには出てきません。
このあたりの使い方も大切。

ゲーム開始時に吸血鬼はチップを3枚引き、こっそり中身を確認。
この3枚のチップに描かれているキャラクターこそが吸血鬼で、今は住人のふりをしているのです。
そして、場に並んでいる住人の1人がまさにその吸血鬼。
これは・・・吸血鬼を使って住人を殺しておこうかな。
ってことで、手札に使えるカードもあるし「この人でこっちの人を攻撃!」と宣言。
吸血鬼側が先手番なのです。
ところが・・・いきなり2ターン目で死亡www
死んだ時に吸血鬼だと公開しなきゃいけないので、泣く泣く「今の人、吸血鬼でした・・・」とチップを公開。
その時のトド吉の喜びようったら・・・悔しい。
でもまだ2人いるわけで。

これでふっきれたというか、全力で吸血鬼を守ることに。
カードの特殊効果を使い、キャラクターの山へ戻したり。
住人側も負けてはいられないと、盛んに住人で住人を攻撃。
でもそれは、本物の住人を減らしているだけという・・・w

そして、手札に吸血鬼用のカードがたまってきたので、いっそカミングアウトだ!と思いつき、「実はこの人吸血鬼でした!」と宣言。
そして全力で住民排除。
隠しておいても聖水を使われればばれるんだから、いっそばれてしまったほうがカードが強い。
下手に隠そうとするからうまくいかないことに気付いたわけで。
昼になり住人側の攻撃も無敵の吸血鬼でカバー。
そして、夜になり吸血鬼の番がきたので、山札に吸血鬼を隠すというw

どんどん住人が減っていき、最後は並んでいる住人が3人。
もちろん1人は吸血鬼。私が使うのはこの吸血鬼。
守るトド吉の選んだ住人は、本物の住人。となれば、残る1人が吸血鬼。
つまりトド吉は二択で間違えたことにww
最後は全力勝負。
そして、がんばった吸血鬼の勝利と共にゲーム終了。
「残念!この人は吸血鬼でした!」と言った時のトド吉のがっかり顔でさらにおいしいw

正体隠匿ゲームが最近多いけれど、正直言って苦手。
上手く隠すことが出来ないし、どうしていいのかわからないし、楽しさのツボがわからないというか。
これも最初はどうだろう?と思ったけれど、吸血鬼とばれてからの攻防が熱いし、逆に住人を利用してブラフをかけたりと、要素がほどほどで面白かったです。
ドキドキ感とカード攻防が適度でいい感じ。
吸血鬼用のカードは強いのもあるけれど、正体をばらしてしまえば狙われるわけで。
いかに攻撃をかわしつつ、住人を葬っていくかのやり取りが楽しかったです。
カードの出し合い+正体隠匿なんだけど、テーマとイラストが良かったので面白さも割増ということで。
White Goblin Gamesのこの缶箱シリーズ(?)は収納が不便で好きじゃないけど、今回みたいにゲームが面白いことがあるのでスルー出来ないという。
ただまぁ、中身がスカスカの場合も多いんですが、今回はかなりぎっしりカードが入ってましたw

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