・1630年のどこか...
 Sixteen Thirty Something(Warfrog:1995)


1630年代のヨーロッパを舞台に、自分が担当する国の国力を上げ得点を獲得していくゲームです。
ぽちょむきんすたーさん・A葉さん・いたるさん・タムラさん・トド吉・私の6人でプレイ。

ゲームの詳しい内容はこちらを参照→卓游選科:Sixteen Thirty Something (6人ワレス会)

今回のインストを担当してくれたのは、所有者でもあるいたるさん。
どうも本来のルールではまともなプレイが出来ないということで、ヴァリアント導入でのプレイだった(らしい)。
珍しいゲームを遊べるという喜びだけで参加した私は、言われた通りのルールだと思っているし、もし2回目があるのなら、同じルールで遊びたいと思っていたりw
ゲームスタート時
ゲームスタート時は、どの国も染まっていない状態でさみしい色になっています。
この後、各自の思惑がてんこもりになって、同盟国になったり敵対したりしていくわけで。

まずはランダムで国選び。
残り物には福があるということで、最後に残った3枚を選択。
どうやら私の担当はオランダ・スウェーデン・ハプスブルクらしい。
目線でばれないようにボード上で自国チェック。
てか、オランダせまっ!w
そして手札調整をしたらいざ開戦!

最初のラウンドは様子伺いから。
中立国だった国々が同盟を組む形で、赤か青に染まっていく。
スタート時から強国なドイツ・スペイン・ハプスブルクは国力も高く、それに擦り寄るか決別するかで色が決まっていく。
そう。ハプスブルクは強国だったのです。スタート時はw
1ラウンド目終了時
<1ラウンド目終了時>

1ラウンド目が終わり最初の得点計算。
この時、世界の敵が露呈した。
みんなが低い点数を宣言してる中、驚くべき得点を言った人。その名もA葉さん。
国カードと現在の国力を見れば一目瞭然で、ドイツ2枚であることがばればれ。
そして「敵はドイツだ!」という、自分が攻められたくない感も合わさりドイツへの特攻国がわんさかw
戦いに勝てば相手の国力が下がり自国は上がるのだから、やらない手はない。
何せ「世界の敵」なのだから、攻め込んでもそんなに違和感はない。
次ラウンドは、誰もがドイツと同盟を組むことを嫌がり、広がる青いチップ。
同じ同盟だと攻めることが出来ないので仕方がないw
2ラウンド終了時に、ドイツは焼け野原と化していた。
おそろしい・・・
そんな中、こっそりオランダやスウェーデンの軍事強化をしていたのは内緒w
ドイツを失ったA葉さんは、ここからドイツ復活を夢見る人になる。
さすがに焼け野原になってしまったので、誰もドイツへ行こうとはしない。
国力のない国は魅力がないからw

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世界の敵を失った後は、同じく強国であったスペイン討伐の流れに。
正直、自分が関係してない国のことを構っている余裕がないので、遥か遠くの国で戦争してるなぁと眺める(ぉぃ
そこで伸びたのがイギリス。
しかも、これまでに地道な軍事力強化により、逆に手が出しにくい国に。
そしてスペインが焼け野原一歩手前になり、満を持してイギリス参戦。
というのも、スペインとイギリスの戦争は差がありすぎて、ダイスロールなしでイギリスの勝ちが確定してしまうという。
そんなことを2回やったらイギリスが一気に伸びた。
とはいえ、あまり悲鳴をあげる人がいないので、スペインって誰が担当してるんだろう?と思っていたら、実はいたるさんであったというwww
ぽちょさんだと思っていたのに。
ドイツは青い同盟国になっていたので、赤い同盟のスペインは焼け野原、残るはデンマークのみ。
そして、この時点でようやくオランダが中立国から脱出した。
「そろそろ色をつけようと思いまーす」という軽い感じでw
4ラウンド目終了時
<4ラウンド目終了時だったと思う>

この頃になると、出している関係ない国のカードが制限を圧迫してくる。
そこで投票に反対することで逆さまにし、自分の手番で1枚ずつ捨てていくのが主流に。
まぁ確かにいらないよね。
私としては、もう少しオランダとスウェーデンを強くしたかったし、ハプスブルクに関してはいたるさんと利害関係が一致しているというか同士なので、協力して強めていく作戦・・・だった(過去形)。
というのも、私のダイス目が悪くて、何をやってもゾロ目という。
そうこうしてるうちに、いたるさんの方がハプスブルクを多く出していたので、ダイス振りはいたるさん担当に。
私はせっせと軍事強化したり国力あげたり。
が、いたるさんのダイス運は神に見放されてしまっていたw
とにかく、勝手に攻めていき負けてかえってくる。
それを再び盛り上げてまた攻めて負けて・・・この繰り返し。
攻められなくても勝手に没落していくハプスブルク。何この展開www
こうなると、頼りになるのはおとなしい国家を演出していた二国家。

得点計算では、当然の如くイギリス2枚持ちのタムラさんが飛びぬけた。
ところが2番手にぽちょさんがついている。
あれ?スペインじゃなかったの?ということで、スペインが没落したのに得点が落ちなかったぽちょさんが、実はデンマークだったということが発覚。
気付かなかった・・・w

8ラウンド目からはラウンド終了時にダイス判定が入り、1だったらゲーム終了。
9ラウンド目だと1か2で終了。黙っていても10ラウンドでは終了になる。
なのでここからが重要。
幸いみんなは飛びぬけたイギリス討伐に夢中。
おかげで気付けばオランダが軍事強国となり、誰も攻めてこなくなった。一安心。
しかもドイツを失ったA葉さん。もう1つの国はオランダだったらしく、常に2人で投票。
「国力あげようとおもいまーす」
「いいでーす」
「攻めようとおもいまーす」
「賛成は赤ですよね?赤ですよね?」
こんな調子w
残るスウェーデンは誰が持っているんだろう?と考えつつ眺めていたら、隣りから出てきたw
イギリスを失ったタムラさんが、そっとスウェーデンを出してくる。
そこにいた!w
ここで1が出たら、イギリスが粘り勝ちになるところが出ず。
次のラウンドへ持ち越しになった。

次々と強国が倒れていったおかげで、平和に過ごしてきた中堅国家が危うくなってくる。
とはいえ、すでに軍備は整えているので、国力を上げすぎず下げすぎず、でもこのラウンドで終わりなら勝ちたいなぁなんて考えてたら失敗。
得点計算になったら、私が突き抜けてしまった。
期待はダイスロール。
「お願い!ゲーム終われ!」そんな願いもむなしく、ゲームは最終ラウンドへ持ち越しに。
ちぇっw

迎えた最終ラウンド。
トップに立ってしまったからにはやられる。いや絶対やられないはずがない。
先手番のタムラさんから見事にアサシンが飛んできて、スウェーデンのカードがなくなった。
残るオランダとハプスブルクだって重要な得点源。いや国力低いけどw
そんな私の元に、再びスウェーデンが降り立つ。
すでに最後の手番。やれることは攻めることしかないわけで。
とりあえず攻めよう。もちろん攻めるはフランス。
「フランスを攻めようと思いまーす」
トド吉がおそらく来るだろうと思ってたし、フランスが強国ならばこそ少しでも国力を下げて得点を・・・
トド吉のダイス目が2と6。勝利を確信したトド吉は「よっしゃー!」とガッツポーズ。
が、神は私に微笑んだ。
まさかの1と6。差分なしの戦いだったので、まさにダイスの1が勝敗を分けた。
「ひゃっほー!」
そして、気分を良くした私は「もう一度フランス攻めまーす」と。
そして敗北。
さっきの勝利がまったく意味なし・・・でもないかな。とりあえず軍事削ったし。
そして私の手番が終わり、後は待つだけ。
と思ったら、次手番のトド吉からアサシン。
スウェーデンが再び消えたw
10ラウンド目終了時
<ゲーム終了時>

あれほど強国を誇ったイギリスは焼け野原になり、意気消沈していたスペインが少し復活の兆しを見せている。
ドイツは多少でも持ち直しており、ハプスブルクは・・・まぁ、今回は違う意味での見せ場でしたw
ドイツ、デンマークと歴戦で堕ちた国家と同じ国力「2」に、ハプスブルクが並んでる姿が何とも言えません。
最後にフランスを落としきれなかったのが無念。
最終得点計算では、強国フランス抱えるトド吉が一気に抜き去り勝利。
数点差が余計に悔しいw
得点計算は自分でやるんですが、ハプスブルクで1回国力を間違えて書き込んでいたのが発覚。写真を見たら、私が間違えて少なく書いていたという。
でもそれを入れても1点ほど届かなかった。
・・・悔しいねw
自分の担当している国を知られちゃいけないから、聞くに聞けないのでご用心。

ゲーム終了後、面白い勘違いが発覚し全員で大爆笑。
まぁ、考えればわかることなのに、なぜか全員が勘違いという面白展開。

とても濃密で楽しい時間でした。
誰がどの国を担当しているのか、ある程度見えるまではおとなしく。
仲間を見つけた!と思ったら、勘違いだったり。
古いゲームはシンプルな分、プレイヤー依存度が高いような気がします。
だからこそ、メンバーに恵まれなければつまらないと感じるし、今回のようにメンバーに恵まれると楽しくてあっという間です。
5時間半という長時間なのに、まさに「飽きないだれない面白い」でした。
こういったゲームは本当にメンバーを選ぶし人数が必要なのでなかなか立卓しにくいんですが、参加させてもらえてよかったです。
ぜひ2回目もお願いしますw