・総督の船(ドージェの船)
 The Doge Ship(Giochix.it:2012)


総督の船
みんなで総督に命じられた船を造りながら得点を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

舞台がヴェネツィアということで、発売前からチェックしていたゲーム。
他のゲームが遅れたせいでなかなか届かなかったんですが、ようやく届いたということで早速プレイ。

こちらで詳しく説明されます→今日もプレイミス:【ゲーム紹介】総督の船(The Doge Ship)

ボードには各色に分かれて出来るアクションが描かれています。
それぞれ対応する色のダイスがあり、今回は3人プレイだったので使うのは4色。
それ以外のアクションは選択できないのです。
そしてボードの下には造るガレー船の(たぶん)最後尾。
ここへ繋がるように、プレイヤーは船を造っていきます。
まずはダイス振り。
4個すべてを振って、出た目のところにダイスをセット。
ボード上のダイスが乗っている場所まではアクションが無料で、それ以降というかダイスから右側は1金、2金とお金を支払うことでしか実行できません。
そして、総督タイルを1枚オープン。
ここにはこのラウンドの詳しい状況というか得点配分というかが描かれていて、特に気をつけたいのが高潮。
ヴェネツィアなので仕方なしw
そしてようやくプレイヤーの手番。
自分がやりたいアクションのところにトークンを置き実行していくので、誰かが選んだアクションはもう選択できません。
先手番有利w
出来ることは、資材を購入したり、建造したり、資金を得たり。
まずは資材購入。
もちろん選ぶ場所によって、買えるものが決まっています。
序盤はとりあえずお金になりそうなゴンドラが人気。
そして、高潮の被害を受けない隔壁も大切。
高潮の被害を受けると、次のラウンドで出来るアクション数が減ってしまいます。
資材を購入するときに大切なのが、得られるお金や得点と同時に描かれている数字。
この数字の小さい順に次ラウンドのプレイ順が決まるのです。
細かいことが多いけれど、1ラウンド終わる頃には慣れているので割と平気。

序盤は資金が乏しいので、ダイスの向こう側へ行かずに何とかなる方法を模索。
ガレー船もそんなに高くない。
ところが、中盤過ぎてくるとガレー船も出来てきて、購入金額も高くなってくる。
しかもラウンド最初のダイス目が2や3だと悲鳴もの。
お金がなければ何も出来なくなってしまうという。
そうなると人気なのが、やっぱりゴンドラ。
隔壁でアクションが減るより、お金がないほうがつらいw
ガレー船は決められた順番で造っていくんですが、ここで誰が下側を造るかにらめっこ。
上の部品を持って待っている人がいたら、どうしても土台になってしまうのが見え見え。
最初はきゃっきゃっとアクションを選択していたのに、いつの間にかじりじり展開。
でもガレー船を造ることで得られるお金も得点も捨てがたい。
そんな時は、出来るだけ先にガレー船を造るアクションを取ってしまって、造るならお金を払ってもらおうとw

序盤はプレイ順が遅くなるので気にしていた隔壁の数字も気にしなくなった頃には終盤。
ガレー船も出来上がりつつある。
自分の手番で資材を買って間に合うのか?が重要に。
勝っても造れなかったら無駄な投資。
総督の好意には目もくれず、ひたすらゴンドラや隔壁で勝利点をもらうことに。
後からじゃ追いつかないのはわかりきっているので。
そして、ガレー船が出来上がりゲーム終了。
終わってみれば、トド吉といたるさんが同点で48点、私が47点とすごい僅差。
所持金でトド吉の勝利となりました。

舞台が大好きなヴェネツィアだからじゃなく、普通にしっかりとしたゲームでした。
細かいところが結構重要で、でも選べるアクションによっては余計な出費があり、収入が追いついてないとか。
お金を取るか勝利点を取るか、資材購入で選べるのもよかった。
そして、完成したガレー船は何といっても見栄えがよかったですw

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