・密使
 Kurier des Zaren(Winning Moves:2001)


密使
誰よりも早く皇帝に密使を届けるゲームです。
トド吉・COQさん・侍・私の4人でプレイ。

ボードにはスタート地点の村から順番に、沼地や森が描かれていて、使者が滞在できる宿屋があります。
この宿屋を移動しながら王宮目指して進んでいきます。
手番で出来ることは3つのうち1つ。
使者を配置するか、書状を渡すか、次の村へ出発するか。
村の宿屋は4人まで入れるんですが、3人揃った時点で次の村へと移動できます。
つまり4人目は入れない。
そして移動できるのは2人で残り1人は宿屋に置き去り。
しかも宿屋に描かれた矢印から時計回りに2人と決まっています。
そうなると自分の使者が動くようにもっていきたいわけですが、そうは行かないのが使者タイル。
宿屋は4分割されていて、同じイラストが使者にも描かれています。
宿屋へ入る時は宿屋に描かれている一部が同じじゃないとそもそも入れません。
入れない使者は自分の手元で待機です。

書状は他の宿屋にいる自分の使者に渡すことができます。
今にも移動しそうな満員の宿屋に自分の使者がいるなら、渡してしまったほうが早く先に進めるのです。
自分の手番がきたとき、自分の使者がいる宿屋が満員なら、次の村へ移動させることができます。

ちょっと古めのゲームなので、ルールもシンプル。
ただし、他の人の出方が自分に影響する度合いがかなり大きいです。
運があるとすれば、ゲーム開始時に各自自分の使者タイルをシャッフルして裏向きの山札にしていることでしょうか。

早速各自1枚のタイルを宿屋に配置したらゲームスタート。
自分で満員まで持っていくか、誰かにきてもらうか。
矢印起点で考えると2枚目までに自分が入れないなら来ないよね。
置き場所が限られてくれば、嫌でも配置してくれるんだろうけど・・・ということで、2人のうちに1人でも入れればいいやという感じで配置。
他の人がきてくれたら、その方が絶対早く次の宿に行けるから。
2番目の宿で、早速書状のやりとりが盛んに。
そりゃ早く行けるほうがいいに決まってる。
そして、使者は順調に森に入り3番目の宿屋へ。
もちろん、しっかりと書状は持っている。
この頃になると、最初のほうの宿屋が空きすぎて、思うように宿屋が満員にならない。
自分でタイルを引いて配置しても、最初の宿屋が埋まらなければ使者がやってこない。
このあたりはもっと考えて、どんどん使者を出すべきだったなぁと。
どうしても、先に進めそうならどんどん進ませたくなっちゃうものなのです。
そして草原の宿屋へ入るも、ここで入る宿屋を間違えるw
中心の隣りの宿屋に入ってしまった。
王宮に入るには賄賂が必要で、今後はひたすら賄賂のためにルーブル引きをやることに。
が、引けない。
引くのは好きなだけ続けていいけれど、偽金を引いてしまうとバースト。
しかもルーブルは金額がばらばらで、なかなか目標金額を達成できない。
そうこうしてるうちに、トド吉も最後の宿屋へ到着してルーブル引き。
が、彼はよくバーストしていたw
でも入った宿屋が良くて、私やCOQさんより2金安くてすむ。
負けちゃいられないと必死にルーブルを引くCOQさんと私。
COQさんは割と引きがよくて、バーストもせずコンスタントに集めていく。
私はバーストこそしないものの、数字が1しか書いてなかったり何も書かれてなかったり散々。
結局、賄賂を渡して王宮に入り、書状を渡せたCOQさんの勝利で終了。

古き良きゲームというか、シンプルなのにプレイヤー間の干渉が多くて、思った通りに絶対行かないというゲームでした。
そんなに悪くないと思うんだけど、何となくもやーっとする感じ。
ひたすらパズルを組み合わせていたような感覚でした。

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