・魚河岸物語
 Fangfrisch(Queen Games:2003)


魚河岸物語
魚市場の仲買人となって、上手に仕入れ高値で売り抜けてお金を獲得していくゲームです。
COQさん・トド吉・侍・私の4人でプレイ。

最初に日本で流通したときは「魚河岸物語」でしたが、現在は「キャッシュ・ア・キャッチ!」という名前でも流通しています。
場所はハンブルクの魚市場。プレイヤーは魚を買い付けて、より高く売り抜けていきます。
それぞれ自分の魚置き場となるプレイヤーボードを持っています。
1人ずつ仲買人となって競りをしていくんですが、この時どれだけ売りに出されても買う方の支払いは10ユーロ。
魚(といってもカード)が1枚だろうが5枚だろうが、買い付けの時に払う金額は固定です。
そう考えると、より多くを安く買ったほうがいいに決まってると思いがちですが、実はそうでもなかったり。
買い付けた魚は自分の魚置き場に置きます。
魚置き場になっているプレイヤーボードには、木箱と氷箱とゴミ箱。
同じ種類の魚は一緒に置けるけれど、常に3種類しか置けないので、それ以外はゴミ箱直行です。
ゴミとなっても、競る魚の中に、缶詰をつくるカードがあり、ゴミ箱から2枚捨てられるので安心。
猫がやってきて魚を盗んだり(人の魚を取れる猫カード)、オールマイティなタコがいたりと、目移りする品揃えの市場ですw
仲買人は、落札されたカード枚数に応じて収入が入ります。
自分に仲買人の番がまわってきたら、魚を売却できます。
むしろ、この時じゃないと売却できないし、自分が売却した魚と同じ種類の魚を持っているプレイヤーは、木箱に置いてあるカードの一番上のカードが腐ってゴミ箱直行です。
いつ売られるのかどきどきしながら、できるだけ高額で売りたくてためていくのも面白いところ。

ルールはいたってシンプルだったので、中央にベルを置いてゲームスタート。
今回は4人プレイなので、仲買人は競りの声掛けだけ。競りには参加しません。

「はい、サメ!さーめさーめさーめさーめ!新鮮だよ!」

頼まれてもないのに、なぜか仲買人になりきるw

「誰もいない!じゃサメ追加だ!はい、さーめさーめさーめ・・・」

ゲーム中、ずっとこの調子です。
海の生き物なのに、うなぎが出た時は

「浜名湖産のうなぎ!今日は安くなってるよ!さぁどうだ!」

とか違う方向にいってしまう私w
仲買人はより多くの枚数で売れてくれたほうが、収入が高いので。
買いだ!と思ったら、即座にベルを鳴らすんですが、みんな本気すぎて

「ごすっ」

ベル壊れます(苦笑
先にベルを鳴らした人に買う権利があるので、勢いもすごいです。
特にタコは競争率が高く、他の魚が3匹くらいだと迷っているのに、タコが上乗せされた瞬間、

「ごすっ」

売るときもタイミングが重要で、他の人の箱の一番上が2や3のカードだと楽しくなってきます。
まとめて売ったほうが収入も高いですし。
終盤になってくると、狙いの魚が決まっているというか、終了時には半額で売らなければいけないので消極的。
ゲーム終了まで、みんな元気にベルを鳴らしてゲーム終了。
一番上手に仕入れて売りさばいたのは私でした。

なりきって遊んだほうが盛り上がるし面白いんですが、ルールがシンプルなのもいい。
どこで買いにいくかはドキドキするし、いつ売るかも他のプレイヤーのボードをうかがったり、あと1枚と考えてる間に他の人に取られたりw
ただ、本気になりすぎてベルが壊れそうなので、素早く上品にベルを鳴らすことをおすすめします。

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