・塩の海の上で
 Upon a Salty Ocean(Giochix.it:2011)


塩の海の上で
塩漬けのニシンやタラを売ったり、ルーアンの街の建物に投資してお金を獲得していくゲームです。
おのさん・トド吉・私の3人でプレイ。

ゲームは5ラウンド。
ボード上にはルーアンの街と大西洋。
街の建物に投資してその効力を発揮しつつ、外洋へ漁に出て、ニシンやタラを塩漬けにして港へ持ち帰ります。
手番が来たら、アクションを1つ選ぶだけのシンプルさ。
ただし、街・航海・港・市場の4種類のアクションは、誰かが選ぶたびにコストが上がり、最終的には10コインまで到達してしまいます。
まずはお金。けれど漁に出て、塩漬けのタラやニシンを持ち帰ってこなければお金にはなりません。
市場で物を売った時に追加で収入が発生する建物もあるけれど、まず売り物を揃えなければ。
でも売り物の相場はラウンドでかわります。
さらに誰かが売れば値下げ、8樽以上売られたらさらに値下げ。危うい相場です。
イベントタイルによって、毎ラウンドイベントが発生します。
海へ出ると海賊が待ち受けていたり、天候が荒れて船倉の数だけ魚が取れなかったりしますが、それも建物へ投資することで避けることが可能。
しかも、次ラウンドのイベントタイルを前もってオープンにしているので、そこまで考えてアクションをしていきます。
塩は毎ラウンド最後に、自分が持っている塩田の数でわいてきますが、船の数が増えてくるとそれでも足りない場合が出てきたり、塩が余ったりします(倉庫には限りがあるので)。
そんなときはやっぱり市場で売買。
とはいえ、1アクションずつで手番がまわっていくので、どれを優先するのかが重要です。
建物も先に投資した人のほうが最終的にもらえる金額が高かったりします。
ルールの説明は割と短時間なんですが、建物の説明でちょっと手間取ります。
建物横にはアイコンがあるので、それで判別は可能です。
スタート時に持っている船1隻と塩を持ってゲームスタート。
最初はどのアクションも0や1コインなので、割とスムーズに。
5コインをこえたあたりから、パスして次に備えが必要になります。
まずは船で外洋に出るところを、コストが安いうちに建物へ投資というのも有効。
私は序盤から、ゲーム終了時にしか恩恵のないノートルダム大聖堂へ投資w
船を増やすなら海軍学校でコスト削減や海賊に襲われないためのサン・マクルー教会。
どれも必要な気がしてきて、あれもこれもとやっているうちに資金枯渇w
序盤、ニシンもタラも相場が高めだったので、とりあえずの資金を稼ぐために漁に出ては売る。
船を港に戻すのも外洋に出るのも、他の人とのタイミングをよく見ないと、相場が落ちていては収入も激減。
無理にお金を使わず、どこであきらめてパスするかも重要。
一度パスしても全員がパスするまでは、またアクションに参加できるのもいい。

すぐに使わないけれど、とりあえず船を建造してみたり。
他の人が同じ建物に投資してこないうちに効力を使うのも重要。
でも宿屋は軽視して投資しなかったので、じりじりと資金の差がつくことに。
といっても、元気に借金していたので、毎回利息を払っていましたがw
横を見ると、1人宿屋へ投資したおのさんが無借金経営でねばっている。
そんな中、むしろ借金!の私とトド吉でしたが、市場で売った時のおまけ収入で、じりじりとトド吉が無借金に。
借金は22コインまでしか枠がないので、あまりに使いすぎると本当に何もできなくなります。
0コインのアクションだけでは、さすがに・・・w
それでもノートルダム大聖堂へ投資し続けました。
最後のラウンドで、余った塩を大量に売るか漁に出るか悩んでいるトド吉とおのさんの横で、下手に漁に出てアクションを使っても、魚の価格が下落しているので借金が増えるばかりとなった私は、おとなしく空いている建物へ投資w
果敢に漁に出て、市場で売っておまけ収入をもらっていたトド吉の勝利。
ノートルダム大聖堂への投資は、ほどほどが良かったみたいです(借金しすぎ)w

プレイしてみると、新しいシステムはないものの、適度に悩んだりコストを考えたり。
ルールがシンプルだったのが一番かも。
プレイ時間はインスト込みで100分程度だったので、終わった後も疲れてないのが好印象でしたw

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