ふうかのボードゲーム日記

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・タヒチ
 Tahiti(Minion Games:2012)


タヒチ
村のために近隣の島を探し、野菜や魚などを出来るだけ多く集めて得点を獲得していくゲームです。
トド吉・COQさん・侍・私の4人でプレイ。

見た目がいかにも南国で、のんびりしたイメージがするタイル。
でもタイル裏面は「怖い顔」がしっかり描いてあります。
本島を中心に、そこからタイルを広げてカヌーを動かし、小さな島にある野菜や果物などを集めていきます。
六角形タイルに海で島といえばバヌアツ。
こういったゲームは、見ているだけでも雰囲気を感じられるので割と好みだったりw

基本的には自分がアクションポイントを使ってカヌーを動かしたり、食べ物確保したりしていきます。
手番の最初にまずハウメアコマを動かし、移動先と隣接している場所に新しいタイルを配置します。
そして女神様の恵みで、袋からキューブを3個引いて、該当する色の場所へ置きます。
各自持っている個人ボードは、集めた果物などを置くチャート。
その上部に小さく描かれているのが、自分が動かしてるカヌーです。
ここに手に入れた野菜などのキューブを置いていきます。
でもカヌーは一度に運べる量が限られてる上に、積めば積むほど出来るアクション数が減っていく仕組み。
でも最低1アクションは出来るつくりになってます。
でなきゃ、立ち往生してカヌーが一歩も進めなくて詰んじゃうかw
そして運べるのは、すべて同じ物かすべて違う物のどちらか。
個人ボードに描かれている通り、すべての種類を集めるとセット得点が入ります。
気をつけなければいけないのが魚。
そもそも魚を取らず1個もキューブが置かれてないとマイナス点。
魚は島にはいないので、魚釣りをしなければならないのです。
そして、ゲームスタート時持っているのが大好物タイル。
ここに描かれている2種類の資源を最多で集められたら加点されるという、個人の目標的なタイルです。

最初に見える中央の島は本島で周りは海タイルで囲まれています。
ここからスタートして、タイルを配置して物資を集め、再び本島へ戻ってくることでカヌーから降ろすことが出来ます。
最初は何も積んでないので、とりあえず新しい島へ向かって出発。
大好物タイルをちらっと見ると、私が集めるのは緑の(たぶん)タロイモと茶色のココナッツ。
幸いにも隣りの島にあったので、早速出発。
1歩1アクションで隣りの島へ行こうとすると、ぶち当たるのが壁っぽいさんご礁。
本来はさんご礁を越える時はチャレンジと称して、袋からキューブを引いて、出た色のキューブをカヌーに積んでいたら捨てなきゃいけないのですが、そこはスタート直後。
何も積んでないので堂々とさんご礁越えw
そして、ココナッツとタロイモを積んでボードに置くと、まだアクションが残っている。
そこでさらに隣りの島へ移動しつつ、本島へ戻る準備もしつつ。
よく出来てるなぁと思ったのがボードに描かれているカヌー。
キューブを積めば積むほどアクションの○印がキューブで隠れて見えなくなり、自分が出来るアクションがいくつなのか見てわかるようになっています。
というより、見えてる分しか出来ないので、次の手番ではアクション数が2アクションだったりすることも。
タイルを配置する目印のハウメアコマは、常に外周を移動していく(内陸にいた場合は強制的に外周へ移動してくる)ので、他の人が動かした方向では島が遠ざかったり。
まぁ、動かさなくてもいいけれど、そこはやっぱり新しい島をどんどん出したいからみんな動かすわけで。
のほほんとカヌーを動かしてちらちらと他の人の動向を見てみると、ココナッツは他の人も集めている様子。
最多は守りたいけど、現時点でタイルの上にはのっていない。
そうなると、新しいタイルを置いて、袋から引くのに賭けたいわけで。

ある程度果物や野菜が集まってくると、次にやりだすのが釣り。
ところが意外に釣れなくてがっかりとか。
そんな様子を見て、最悪−4点でもいいやと思い、釣りを全面的に捨てる。
魚いらないw
そのかわり、残っているキューブ回収。
そうこうしてるうちに、島タイルがなくなりゲーム終盤。
ここからは枯渇フェイズになり、島に置かれているキューブが1個もなくなってしまい、枯渇タイルが置かれてしまうと二度と出てこない。
枯渇タイルは手番の最後に置くので、島にキューブを1個残すのが重要。
というか、ゲームが終わってしまっては困る(笑)ので、出来るだけ延命措置。
そんな心は侍には伝わらず・・・
最後は勝ちを確信したトド吉が、残ってるキューブを回収して終了フラグをたてる。
残るはカヌーにココナッツつむだけ。
終了時、カヌーに積まれていれば自分のボードに置くことができるのです。
そしてゲーム終了。勝ったのはトド吉。

Kickstarterでバックしたんですが、届く頃には一般流通していたという。
予想していたより箱が小さくて、ちょっとだけショックを受けたのは内緒w
見た目も南国のんびりイメージだけど、プレイ感も軽いので、楽しく遊ぶにはいい感じ。
要素が多いわけではないので、あれもこれも考えたい人には向かないけど、シンプルで好印象でした。
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・ベンチャーフォース
Venture Forth(Minion Games:2012)


ベンチャーフォース
世界を旅して敵を倒したり仲間を増やしたりしながら、勝利点を獲得していくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

広いボードは探索する世界。山や海など各々寺院があり、色でわかるようになっています。
寺院から寺院までは道になっていて、ここに敵を配置してお金や意志力を手に入れたり、仲間を雇ったりします。
戦闘に勝てば倒したモンスターは道からいなくなり、そこへまたカードを置くことができるように。
ただし、全部の道がカードで埋まってしまうとゼウスの怒りが発生します。
注意したいのは、ゲームに勝つにはあくまで勝利点。
その勝利点を獲得するために、仲間を増やしてレベルを上げたりしていくのです。
レベルが上げられるタイミングはキャラクターそれぞれなので、その時にチェックしつつ。

最初に手札にいたので使える冒険者は1人。なんとパワーが1。
即死するレベルの弱さ。
対するトド吉は3。最初から差をつけられた感じ。
仲間は途中で雇えばいいし(お金があれば)、ともかくボード上をカードで埋め尽くしてやろうと思い、せっせとカードを配置しては意志力やお金を集めます。
しかし、他に仲間を雇おうにも敵が待ち受けてるし、避けるのに渡さなければいけない意志力もなし。
ひたすらカードを置いていくと、そこをトド吉が渡ってボーナスを取っていく。

・・・なんだかちょっといやな感じ

雇えそうな仲間をようやく手に入れ、最初からいた1はレベル最高値(といっても3)まで上げて勝利点要員に。
でも雇った仲間が良くない。
敵に意志力を渡すとか負け前提でレベルアップ。
攻撃力にはなるのでいいけれど、レベルアップはあまり考えない方向に。
3の仲間を雇ったら、ものすごく行動範囲が広がり、せっせと動き出す。
お金を勝利点にかえられる宝物カードも取得して、終盤に向けて出来ることをこつこつと。
この時点で、トド吉とはかなり差がついているような気がしていたのです。
気付けばもう終了フラグ。
「あと1手番ずつで終わりだからねー」と言われ、あわててお金を勝利点にかえ、レベルアップして黒いキューブを捨てたり。
結局、リードしていた分をきれいに追い抜かれて敗北w

実は前日もプレイしたのですが、和訳ルールにエラッタが出ていたことに気付かず大失敗。
気を取り直してプレイしてみたものの、基本的にキャラクターカードとレベル表示カードにはシール貼ったほうがいいかも。
2人プレイは手番が回ってくるのが早いので、いちいち調べている余裕がなく。
種類も多いし覚えられず、最後は確認するのが億劫になってしまい・・・
ちょっとだれてしまったのが残念といえば残念でした。

・ゲームストアバネスト:ベンチャフォース
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・マンハッタン計画
 The Manhattan Project(Minion Games:2012)


マンハッタン計画
「革新的な新技術」を開発し、より強力な爆弾を作っていくことで得点を獲得するゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

マンハッタン計画とは、第二次世界大戦中、枢軸国の原爆開発に焦ったアメリカが原子爆弾開発・製造のために、亡命ユダヤ人を中心として科学者、技術者を総動員した国家計画である。(Wikipediaより)
テーマが微妙な感じだったので放置してたんですが、噂で面白いというのを聞いてプレイしてみました。
プレイヤーはそれぞれ自分のボードを持ち、ここに建物を建てて、その効果を得ていきます。
メインボードは共用で、自分もしくは契約人材を置くことで、その効果を即座に実行。
人材を増やしたり、イエローケーキを取得したりして、最終的にはウランとプルトニウムを手に入れ、爆弾を作っていきます。
自分のボードにある建物は、必要な労働力があれば何度も出来るけれど、共通のボードは1回だけ。
なので建物を建てるにしても、どれが効率がいいか、でもお金が足りない、そんな感じになります。

まずは建物。
とりあえず研究者にかえられる施設を入手。序盤はやれることが少ないです。
自分のボードはいくつも動かせるとはいえ、1個しか建物がないわけで。
前回プレイした時に、プルトニウムだけで得点がかなり獲得できたこともあり、目指すはプルトニウム。
トド吉はとりあえずウランといった感じ。
ある程度建物が出来てきたところで、トド吉が爆弾の計画に着手。
おこぼれで1枚もらう。
あれもこれもになってくると、どうしても足りないのが労働者。
ということで、研究者にかえられたりする建物を強化。
中立のおっさんをたくさんもって、一気にイエローケーキを排出。
これを使い研究者を4人使って一気にプルトニウムを4個つくりだす。
一番コストの安い爆弾なら4個で充分。
これを早めに爆縮テストして、6点確保。
中盤になると、労働者がわらわらしてるのを上手に分配して、建物はいらないのでお金にかえたり。
そして、こまめに回収。
自分の建物から爆弾まで、スムーズに流れていくコンボが作れると楽しくなってきます。

お互いに最終手番。
目標点数は70点なので、ここで爆弾を作れたら勝利確定。
その前の前の手番で、トド吉がすべて労働者をつかってしまったので、回収してくれたので私に勝機がきたわけですがw
ここは余裕を見せて爆弾をつくり勝利。

なんだかスマートな感じのゲームでした。テーマはあれだからと放置しておいたのがもったいない。
2人だと後半が消化試合というか、いかにウランもしくはプルトニウムを早く集めるかという感じになってしまったけれど、これはプレイ人数が多ければ展開もかわってくると思います。
しかも、あくまで爆弾を作ることで得点を獲得していくので、戦争というイメージはなく、開発競争のゲームでした。
拡張も買ってあるので、次回は拡張を入れてプレイしてみようと思います。

・海長とオビ湾のカジノロワイヤル:紹介:マンハッタンプロジェクト
・ひだりの灰色:マンハッタンプロジェクト/The Manhattan Project
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・ソロモンの王国
 Kingdom of Solomon(Minion Games:2012)


ソロモンの王国
資材を調達し、建物や道、神殿を建築することで得点を獲得していくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

広いボードは資源が産出される土地、実行できるいくつかのアクションや建築できる建物カードなどが並んでいます。
外周は得点。
1ラウンドは、配置フェイズ、処理フェイズ、市場フェイズ、建設フェイズの順番に処理していきます。
ラウンド終了時点で誰も勝利条件を達成していなければ、また配置フェイズから繰り返していきます。
終了条件は11ヶ所の建設用地が全部埋まったら、もしくは誰かが自分の建設コマを使いきったら、そして神殿にブロックが全部置かれたらの3つのうち1つでも達成していれば終了。
2人なので広いボードはかなり自由。
ただし、ボードに描かれている「契約の箱」と「貢物」のアクションは、2人プレイでは使用しません。
早速プレイ順を決めたらゲーム開始。

まずは配置フェイズ。
自分のコマをやりたいアクションの場所に1個ずつ配置していきます。
全部配置するまでぐるぐるまわるので、どうしても実行したいアクションは先に置くべし。
土地によって資源が2個出たり1個だったりしますが、金は1ヶ所からしか産出されないので、序盤の競争率が高いです。
市場にも売りに出てないので、何としても手に入れたいと思えば、どうしても先に金。
後手番は金以外w
この資源、後の市場フェイズで売って得点にかえたり、建設フェイズで建物を建てるコストとして必要なのです。
なので、並べられた建てられそうな建物をチェックしつつ、欲しい資源を産出する土地にコマを置いていきます。
とはいえ、誰かが入っていれば入れないので、今回意外に役立ったのが運命カード。
資源がもらえたり(というか、ほとんどのカードが何かしらもらえる)、得点をもらえたりします。
建物の効果でもらえたりしますが、最初は建物がないので、ボード上のカードをもらえるアクションで。

コマを置き終わったら順番に処理していき、資源を受け取ったり得点を加算したり。
そして、市場フェイズ。
序盤は建物を建てるのに資源がカツカツなんですが、そのうち余り出すのです。
そうなると、売ることで得られる得点が大きい。
特に今回はトド吉がひたすら金を売るものだから、終盤ストックから金が消えました。
市場フェイズが終われば建築フェイズ。
トド吉が先に建物を建て、一気に得点獲得。
それを見ていて、次のラウンドで私も20点の建物を建てる。
これが効果絶大で、以降のラウンドでコマを置き運命カードを2枚引けることに。

これを繰り返していくんですが、トド吉が建設フェイズで道を設置。
道がつながっている土地の分も1コマで資源を産出できるすぐれもの。
わたしはとりあえず建物重視にしてみたものの、金が欲しくて1本だけ道を引いておく。
でも恩恵があったのは1、2回だったような・・・
見落としがちの神殿建設をはじめて大祭司になる。
大祭司はゲーム終了時に20点もらえるので大きい。
けれど、建築は建物、道、神殿などの中から1個しか建てられないので、どのタイミングでどれを建設するか重要。
トド吉は道をつないで得た資源を市場にひたすら売って大量得点。
確かに市場で売るのはいいけれど、最終的に資源は1個1点になるからいいや、と後回しの私。
あとは毎ラウンド、自分の建物にコマを置き、運命カード2枚ずつもらい続ける。
途中で、さすがに先手番がほしくなり、祭壇へ。
ここへ置くのに1番手だと3点であまりおいしくなかったけれど、先に建設できるのがおいしい。
結局、最後のラウンドまで私が先に建設してました。
途中かなり離されて追いつくのか?と思ったけれど、出来るだけ建物を建てて、残った安い資源を売るようにしていったら、最後の大祭司20点で軽やかに追い抜くことができ、私の勝利で終了。

最近は処理が煩雑だったり考えることが多いゲームが多いけれど、これはとてもシンプルだなぁという印象を受けました。
シンプルだけど相手がどれを狙ってるか予想して、欲しそうなところを先に取ってしまうとか、先に資源を手に入れるために、先手番をとっておくとか(資源はストックにないともらえない)。
2人だったのでのんびり楽しめましたが、4人で悲鳴あげながらのプレイも楽しそうです。
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・ニトロダイス
 Nitro Dice(Minion Games:2011)


ニトロダイス
手札のカードで進んでいくレースゲームです。
PHYさん・トド吉・COQさん・侍・私の5人でプレイ。

今回は全員が初プレイだったので、おすすめの2周まわるコースで。
コースはカードで作れるようになっていて、カスタマイズも可能らしい。
各自ダイスを持って振るんですが、それは単純にスタート位置を決めるだけ。
その後はスピード表示のために使われる、ダイスを振らないいたって普通のレースゲームです。
レースはスピードを決めるところからはじまり、移動が終わったら自分が持っている手札とコースのカードを交換して、先頭を走っているプレイヤーの妨害をしたり。
そしてカード補充といういたってシンプル。
けれど、2周が果てしなく長いレースとなりました。
自分の手元にはダメージカウンターとレースに使うカードを持ちスタート。
まずはスピード調整。
1上下するにはコストがかからないんですが、2以上の時は手札を捨てなければならないのです。
しかもコースには色がついていて、エリアに入る時にコストとして同じカードを支払わなければいけないという。
意外と手札を消費するんですが、それをラウンドの終わりに補充できるので安心。
と思ったら、手札を補充できる枚数も順位に関係していて、ずっとビリを走っていた私は余るほどのカードをもらい、手札上限をこえるので捨てたり妨害に使ったりしてましたが、先頭を走る人はカードが足りなくて苦労し、悲鳴をあげてましたw
2周目に入ったところで、COQさんと侍がピットイン。
ダメージを受けすぎてスピードも出なければ手札も少ないのでピットイン大切。
でもピットから出る時に、すでに侍が事故を起こしていたような・・・w
それを横目にPHYさん・私・トド吉の3人が2周目へ。
私とPHYさんが先頭を走り、色々考えた結果、一気にニトロで走りきってしまえばゴールできるはず!と準備していたら、その後ろからトド吉がニトロで突っ走ってきて、PHYさんと私をどかして走り去る。
そのままぶっちぎりでゴールへ向かうのを止められるはずもなく。
ここで先頭を走るとカードが足りないというのを経験。
しかも障害を避けられずたまっていくダメージ。
確かにきついw
レースは、そのままトド吉がゴールで終了。

もっと出オチのようなゲームかと思ったら、意外や意外で普通のレースゲームでした。
ただ、プレイ時間が長く1時間半近くに。なかなか重量級のゲームでした。
というより、1回でおなかいっぱい感がw
人数を減らせば早く終わるだろうけど、そうなるとレースゲームだけに楽しみも半減しそう。

The Board Game Laboratoryで和訳が公開されているので、気になった方は覗いてみるといいかも。

・ゲームストアバネスト:ニトロダイス
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