・エクスパンシティ
 Expancity(Breaking Games:2018)


エクスパンシティ

最高のビルを建築して、最高の都市建築家を目指すボードゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

各プレイヤーは自分の色を選んでビル・ブロックと早見表、袋からタイルを2枚引いて持ちます。
ゴールカードを3枚引いて公開し、契約カードを裏向きで混ぜて山にしておきます。
ゲームはスタートプレイヤーから順に、手番を実行していきます。
手番では4つのステップをおこないます。
まず手札からタイルを1枚配置し、次にビルの建築か建築資材の確保を3つ行います。
次に任意でビルを完成させたら得点計算をして契約カードを受け取り、最後に袋からタイルを引いて手札を補充します。
これを繰り返し、プレイヤーが持つ手札も含めて、すべてのタイルがプレイされたらゲーム終了。
最終得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

SPONSORED LINK

立体的にビルを建てていくゲームは多い。
そして実際に重ねていくとなれば、見た目も良くなるはずなので、わくわくするのは仕方ない。
ゴールカードをチェックし、自分の目標をある程度決めておく。
そして、ゲームスタート。
エクスパンシティ

手番では手札からタイルを1枚置いて、ビルを建築するだけ。
アクション3つと言えど、ストックからビル・パーツを取って置くだけでアクション2つ使ってしまう。
豪快なビル建築は、なかなか難しそうだ・・・

さらに言えば、マンションと商業ビルで異なる建築ルールがある。
マンションは1階建てからスタートしなければならず、それを完成させたら2階建てがつくれる。
最初は1階建て、次が2階建て、と順に高くしていく必要がある上に、最大3階建てまでしか建てられない。
商業ビルは最低4階建てを必要とするので、先は長い。
一度に建築途中に出来るビルは3つまで。
しかも1手番に各ビルは1段しか重ねられない。
これは地道な作業なのでは・・・?

タイルを見ると、ビルを建てられないタイル。
これは施設タイルで、周りのビルに影響を与えるだけ。
自分のビルの横に置いて、マンションの得点を上げたり、人の商業ビルの得点を下げたりw

少しずつ広がっていく都市。
ビルの高さが出てくると、途端に華やかになる。
いたるさんは、最初から商業ビル重視で、青いタイルが都市を占領していく。
というのも、ビルを完成させた時にもらえる契約カード。
エクスパンシティ
ここには時には厄介な契約が書いてあったりするので、その通りに建築しようとすると割と大変。
タイルを袋から引いて、どちらも施設だったり、欲しくない商業用だったりするとげんなり。
マンションを建てたいのに、緑のタイルが引けない悲しみ。
何とか欲しいタイルを引けないものかと思うも、引いたタイルは2枚とも施設だったり。
どちらも必要としていないし、緑が欲しいだけなのに・・・
エクスパンシティ
最後の得点計算で加算されるゴールカードも達成したいけれど、全部狙うのは無理。
どう見ても、いたるさんは高い商業ビルを狙っているし、トド吉は公園隣接を狙っている。
商業ビルの数でいけるかな?と思ったけれど、よく見ればいたるさんが商業ビルしか建てていない。
これは全部だめなのでは?
でも諦めるわけにはいかないのです。
エクスパンシティ
少しずつ広がった都市に、立ち並ぶビル群。
施設タイルは良い場所を狙いたいけれど、そのタイルを置いて次の手番までその場所が残っているとは限らないので悩む。
タイルが引けないことで停滞している間に、トド吉といたるさんは契約合戦状態。

気付けば残りのタイル山が尽き、持っているだけでゲームが終わる。
手番順でトド吉が1枚少ない状態になったものの、得点にはさほど響かず。
ビル・パーツが1つ足りなかった私は、特に得点ものびず終了。
勝ったのはトド吉。
エクスパンシティ
私は得点ボード周回遅れの差をつけられてしまいました。

ビルを建てるのは楽しい。
高いビルや施設タイルばかり気にするよりも、ある程度で完成させて契約カードを取りにいったほうが良い。
でもタイルの補充や契約カードの受け取りが、2枚引いて1枚を選ぶという作業が正直面倒くさい・・・
契約カードは、すでに公開されていて、そこから選ぶならまたゲーム展開が変わりそう。
出来上がった都市を見るのは満足度が高いけれど、2枚引いて1枚選ぶだけがどうしても野暮ったいと感じてしまったのでした。

エクスパンシティ 日本語版
ホビージャパン(HobbyJAPAN)
2019-11-21


ボードゲームエクスパンシティ 日本語版 (Expancity)
駿河屋