・ルンガルノ
 Lungarno(Red Glove:2008)


ルンガルノ


Red Gloveの今年の新作です。Red Gloveといえば、思い出すのは「イージースクール(おきらく学園)」。
見たところタイル配置ゲームだったので、早速プレイしてみることに。
舞台は14世紀のイタリア、ルンガルノ地区。
建物を建てて、ライバルを蹴散らし、裕福な商人を目指すタイル配置ゲーム。
トド吉と2人でプレイ。

中央にアルノ川が流れていて、川沿いの8区画にタイルを配置します。
(2人プレイだったので6区画)
ゲームはシンプルで、タイルを配置して自分のコマを配置するだけ。
手番で出来ることは1アクション。タイルを配置するか、タイルを買うか。
追加でアクションをやる場合は、1金かかります。
タイルには名家の紋章が描かれています。
2つの紋章があるタイルと1つしかない紋章。
各区画に配置できるタイルは自由なのですが、タイルには特殊効果があるものもあるので、効果的に使いたいところです。
と、ここまで書いたら聞いたことあるようなゲームだなぁとぼんやり感。
(説明だけ聞くと「ドージェ」を思い出したのは同じイタリアだから・・・?)

ルンガルノタイルには特殊効果のマークとは別に、各名家の紋章もありますが、ここに自分の商人コマを置くと、そのブロックでは自分がその名家を独占できます。
左の画像だと、緑の商人コマが赤い色の名家を独占したので、この区画に置かれる赤い色の名家は、すべて緑の商人の得点になります。

それぞれのタイルの特殊効果がかなり大きくて、お店タイルだとその周り(辺で接している)は得点が2倍になったり、接している大通りすべてに効果を与えたりするものあります。

ルンガルノこのタイルは「城館」。
このマークが書かれたタイルに自分のコマを置くと、区画ごとの得点計算では収入が入りません。
なので、コマもゲーム終了まで置かれたままになります。
あまりこの「城館」にコマを置きすぎると、自分の商人コマがストック切れとなり、他の区画で収入が得られなくなったりします。
2人プレイでも6区画。自分のコマは5個ですから。

各区画に6枚目の建物タイルが配置されると、即得点計算。
区画ごとに置かれている「名声トークン」は収入が増えます。
ただし、得点計算が発生した時にオープンになるので、あけてみたら自分が取った名家じゃない場合もしばしば。
後半になると、どの名声トークンが残っているのか絞られてくるので、それに合ったタイルを配置すると更に収入が上がります。

とにかく、最初はアクションタイルの効果を忘れがちで、ひたすらタイルに自分のコマを配置することしか考えずにプレイ。
後から自分のコマが戻ってこない状況になって悲鳴ものでした。

それ、最後まで戻ってこないよ?

え?うわ〜!ほんとだ!


この繰り返し。いい加減覚えろと言われそうです(苦笑
相手がコマを配置している区画をどうにかして減収させようと、必死にお金をばらまきタイルを買って邪魔をしてみる。
ところが、自分の思ったような色がこないと、自分の収入にはならない。
区画が閉鎖した時に、にこにこ現金払いの収入がないと、後半かなりつらいです。
タイルは最低0円なのでもらっておいてもいいんですが、やはり得点を上げようと思ったら、お金を出してタイルを買って、更に1金足してアクションを足さないと追いつかない。
ただ、お金を使いすぎると、あっという間にプレイが終わります(笑
ものすごいあっさり感。充実感はやや薄い・・・かも。
よく考えつつタイルの効果を使って収入を上げようと思っても、他のプレイヤーからのいらないプレゼントタイルで減収したり。
コマが5個しかないので、閉じそうな区画を見つけては、こっそり誰も取っていない名家を選んで配置して、得点計算が終わって戻ってきたコマを違う区画に配置して、の繰り返しに。
2人だと、ものすごいあっさりしていたので、逆に人数が多い方が短期決戦でいいのかも。
ただ・・・初期配置で川が中央にあるので、横幅を結構使います。

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