・適当なカンケイ
 Qui Paire Gagne(Le Scorpion Masque:2016)


適当なカンケイ

並んだ写真から、他の人と共通したペアをより多くつくっていくボードゲームです。
6人でプレイ。

テーブル中央に番号ボードを置き、各プレイヤーは自分用のカードセットを受け取ります。
ルールはとても簡単。
ラウンドのはじめに写真カードを番号ボードに並べます。
砂時計をひっくり返したら、全員一斉にペアだと思う手札の番号カードを2枚抜き出し、裏向きで自分の前に置きます。
これを5組つくり、余った1枚は腐ったリンゴとして、裏向きで自分の前に置きます。
全員がペアをつくるか、砂時計の砂が落ちきったら得点計算。
順番につくったペアを1組ずつ発表していきます。
同じ組をつくっていた人は手を挙げ、発表した人を含む人数分が得点になり、シートに記入します。
誰も同じペアをつくっていなかったら、得点にはなりません。
全員がすべてのペアの発表が終わったら、最後に腐ったリンゴを公開し、得点を記入します。
そして、新しい写真を並べて次のラウンドへ。
これを4ラウンドやったらゲーム終了。
もっとも得点の高い人が勝者になります。

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ルールを聞いた瞬間、絶対楽しいゲームだという確信。
そして並んだ写真を眺める。

(これは丸いペア・・・いや、こっちもあるな)

(これは2個が共通してる・・・)

(食べ物で決まりじゃないかな)

(あれ?どれを1枚残そう)

口に出さずに素早くペアをつくっていく。
考えても仕方ない。
他の人とどれだけ感性が同じかにかかってる。

そして、発表タイム。

「〇番と〇番です。2個つながり!」

「はい!」
「はい!」
「だよねー!」

同じ人がいると安心する。
何この安心感w
そそくさとシートに得点を記入し、次の発表を待ちます。

「〇番と〇番でしょう」

「そうそう!」
「同じ同じ!」

同じ人がいた時の喜びで大盛り上がりw
ところが、どこかが違ってしまうと、そのあとがすべて違うという状況にもなるのです。
最後に腐ったリンゴの発表をして終了。
腐ったリンゴは得点が倍なので、ここで獲得出来ないと痛い。
まぁ・・・同じにならないわけでw

そこそこ得点がはいってきた最初のラウンド。
ところが、2ラウンド目で地獄を見るのです。

「〇番と〇番!」

「わ−い!」
「それしかないよね!」
「同じ同じ!」
「やったー!」

みんなが盛り上がる中、1人静かなのが私。
初手から違ってる。
これはまずい・・・

どんどん発表されていく中、シートにまったく記入出来ない。
そんな中、私の発表がまわってくる。
まだ出ていなさそうな数字のペアにしようときょろきょろし、一抹の望みをかけて発表。

「〇番と〇番!」

「それもありだよねー」
「あー、わかる。でも違うんだなぁ」

やばい・・・誰もいない・・・
そんな中、

「あ、同じ!」
「まじでー!やったー!」

この瞬間が一番うれしい!
誰もいないと思っていた中、たった1人同じ人がいたという事実。
うれしくてハイタッチw
スコアシート
この5点のすばらしさ!
でもまぁ、その後は見るも無残な結果になったんですけどね。
みんなと合わないからといって、特に気にする必要もなく。
むしろ、自分の感性をわかってもらう発表だと思えば気にならない。
でもこの失敗を生かし、次のラウンドではみんなの感性に寄せるというw

いや、これ楽しい。
確かに誰とも合わず、まったく得点にならないこともある。
知らない仲だったら、その可能性は高い。
でもそれもまたネタになるというか、特に罵倒されることもないので楽しい。
自分と違ったペアも、言われてみれば確かに!ということが多い。
写真はその人の見方1つ。
同じだった時の喜びには、付き合いの深さは関係ないのです。

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