・クウィントカードゲーム
 Qwinto: Das Kartenspiel(Nurnberger-Spielkarten:2017)


クウィントカードゲーム

カードの色と数字を使って自分のシートに記録し、得点を獲得するゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

カードを裏向きでよく混ぜ、各プレイヤーに3枚ずつ配り、場に4枚並べます。
残りは裏向きのまま重ねて山にしておきます。
各プレイヤーは、自分用の記入シートと3枚の手札を持ちます。
ゲームの目的は、シートに数字を記入していき、出来るだけ高い得点を目指すこと。
手番がきたら、手札からカードを1枚出し、置いた場所の隣接のカード数字を合計します。
そして、3枚の色と数字を宣言し、ルールに従い1ヵ所だけシートに記入します。
書き込めない場合は、失敗にチェックを入れます。
他のプレイヤーは、ルールに従って3枚の色のいずれかに、数字を記入することが出来ます。
最後に手札が3枚になるよう補充して、手番終了。
これを繰り返し、誰かが4回失敗するか、誰かが2色の行すべてを埋めたらゲーム終了。
得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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色は3色、グレーは色なし。
そう・・・もし自分の手番でグレーしか出すものがなく、どこへ置いてもグレーになる場合は自動的に失敗。
置いたカードと両隣りのカード、合計3枚を見るので、欲しい数字は何か、欲しい色はどれか常に手札とにらめっこ。
もっとも、手番が回ってくるまでには多少変わっているので、逃げ場はあるんじゃないか?という仮定で。

シートをよく見ると、五角形のマスがあります。
通常はマスで得点を計算するんですが、この五角形は違う。
五角形の行(縦3マス)をすべて埋めることが出来れば、五角形に書き込んだ数字がそのまま得点に。
これは逃す手はない。
さらに色は3色で3列あるけれど、縦の行で同じ数字が同じ場所にあってはダメ。
割とこれが厳しい。

「じゃ、ここに置いて数字は6!色は黄色と赤!」

黄色の6か赤の6にするか。
6は小さめだけど、カードの中にはマイナスもある。
だったらここは赤でいくか・・・

「じゃおれも書く」

トド吉はいつでもスピード重視。
私は初回だけは慎重派。

「んじゃここに置こうかなー」

む・・・次に使おうと思ってた隣りが上書きされてしまった。
でもまだまだ空きマスは多いので、私も書き込む。
数字がどんどん上がっていく。
これが厳しい。
一度上に向かっていってしまうと、なかなか下りてこない。
大きい数字を書き込む場所は限られている。

「また14!?」

厳しい・・・
行で見て同じ数字が使えないので、かなり厳しい。
何とか小さい数字まで持っていかなきゃ。

小さい数字にすることだけ考えていて、ふと気づく。
場のカードがほぼグレー。
あれ?これトド吉死んでもらえる?
色がついているカードを出したとしても、その数字は書き込めない。
そしてグレーを出したら、色なしで自動的に失敗。
気付いてしまったら、にやけ顔が止まらない。

「んじゃ、ここにこれ置くね」

自分はセーフだった。
そしてトド吉の番。

「あ・・・れ?どこに置いてもダメ?グレーもダメ?」
「うん、そうみたい(にっこり)」

終盤でおこる悲劇w
不思議なことに、一度失敗にチェック入れると、まだ失敗出来る!って考える。
そして4つで−20点。

そんな意地悪をしていたら、さすがに私も書き込めなくなってくる。
1つだけ失敗にチェックが入ったけれど、トド吉が4つついてゲーム終了。
得点は・・・まぁ、そうだよねって感じで、私がほぼダブルスコアw

すぐにもう1戦。
カードの使い方がわかったところからが面白い。
自分が死なないようにしつつ、相手を失敗に導く。
時には自分も失敗する諸刃の剣に成り得るけれど、そこが面白い。
というか、面白い(大切なので2回)。
2回目も私が勝ったところで、この日は終了。

いやこれいい! でもやめられなくなるやつ!
ダイスゲーム化やカードゲーム化が多い中で、これは久々に元のやつよりいい。
『クウィント』のカードゲーム版ということで、大まかなルールは同じ。
なのに、ダイスじゃなくてカードになっただけで、ものすごく息苦しいゲームにw

後日、メビウスおやじさん・ママさんと4人でやりましたが、2人が一番好み。
3人で遊んでいないので何とも言えないんですが、2人は逃げ場がない。
ものすごく息苦しい。
高い得点より、自分がいかに失敗しないか。
だからこそ面白い(さすがにハードルあげすぎかな・・・)
でも2人だったら★4で、4人だったら★3かな。
4人は自分の手番が回ってくるまでに、割と逃げ場があったりするので、ちょっと息苦しさが減りましたw

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