・ビッグ・キニ
 Big Kini(Playme:2005)


ビッグ・キニ

太平洋に浮かぶ島群を舞台に、権力を手に入れて得点を獲得するゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

諸島タイルを組み合わせて、ゲームの舞台となる島群をつくります。
各プレイヤーは、自分用のコマと情報カードを受け取ります。
島を選んで初期配置をしたら、ゲームスタート。
手番がきたら、6つのアクションから1つを選んで実行するだけ。
出来るアクションは、開拓地に影響力があればコマを増やせる開拓、島間もしくは発見された新しい島へ移動する移動、タバコ工場に影響力を持っていれば出来る収入、産物マスに影響があれば出来る収穫、自分のコマと他の人のコマがあれば出来る選挙、新しい諸島タイルをめくって移動する探検の6つ。
選んだアクションに対応するボードのマスに、自分のマーカーを置きます。
全員が2回手番を行ったらラウンド終了して、次のラウンドへ。
諸島タイルがすべて発見される、もしくは12ラウンド終了時にゲームが終了します。
得点計算をし、もっとも得点を獲得した人が勝者になります。

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今回は2人プレイなので、決められた諸島タイルをシャッフルして並べます。
お互いスタート位置を決めたら、早速ゲームスタート。

まずはコマを増やさなきゃ話にならないよね、ということで、選んだアクションは開拓。
2人プレイだと1種類1回しか選べないので、トド吉は違うアクションを選ぶ。
2回目のアクションは、もちろん移動。
とりあえず大臣になっておけば、隣接する小さな島は影響力があることになる。
この影響力がすべて。

スタートプレイヤーが入れ替わり、トド吉は開拓を選ぶ。
そりゃそうよねw
ってことで、私は探検を選び、新しい島目指して諸島タイルをめくって移動。
これで2ヵ所の開拓地マスが手に入った。
次は私が先手番だから、そこで一気に開拓しよう。

2人プレイだからこそ、常に次のラウンドを考えるのです。
中盤までは、必須とも言えるのが開拓。
新しい諸島タイルはめくらなくても、すでにトド吉がいるところに乗り込んでいくのもいい。
自分のコマがないと何も出来ないなら、選ぶのは開拓なわけで。

ある程度、諸島タイルがめくられて、見た目も華やか。
こうなると、自分の得点源を増やすのも必要だけど、逆にトド吉の得点源をつぶしたい。
静かにじわじわとコマを増やしつつ、選挙に備えて産物収集。
総督になって諸島タイルを乗っ取り、得点倍増計画。
幸いにも、トド吉は産物を収集していなかったので、タイミングさえ間違わなければいける。

そして終盤。
諸島タイルめくりに夢中なトド吉を横目に、まずは1回目の乗っ取り。
ここに移動する。
増やして私のコマが、続々と移動していく。
収入より大切なものがある。
それは・・・権力(5点)!

「はい、選挙するよー!」
「はーいって・・・産物持ってるんじゃ負け確定じゃん!」
「うん」

トド吉のコマがある諸島、総督は私w
いまさら産物収集する意味がないトド吉は、さらなる新しい諸島へ向かって移動。
それを見て、違う諸島タイルでも選挙。
当然、私の勝ちで、手に入れる権力(5点)!

とはいえ、大臣たちを置いていないので、得点的にはそこまでじゃない。
他に得点になりそうなものが見当たらない。
開拓してコマ増やしても、大臣まで行く手番も残ってない。
最後の最後で油断した!

程なくゲーム終了。
お互い得点計算をし、なんと1点差でトド吉の勝利。
ぐわー!悔しいいぃぃぃぃ!
やはり新しい諸島タイルで集めた得点が大きかったか・・・

古いゲームで、テーマ的にも食指がのびなかったゲームですが、想定より面白かったです。
選挙ゲームはどうしても敬遠しがちなんですが、2人でもあっさりと遊べるし、ルールがすごく簡単だし。
アクションの選択肢がどうしても決まってきて、交互に選んでる形にはなるけれど、その中で得点をのばさなきゃいけないので、考えどころもある。
予想していたより面白かったというか、ちょっと気にいっちゃいましたw