・箱庭鉄道
 MINI Rails(Moaideas Game Design:2017)


箱庭鉄道

投資家となり、株の売買をしたり線路を敷いたりして、利益を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

まずはボードを組み立て、各プレイヤーは自分用のボードとタイル、マーカーを持ちます。
ゲームは6ラウンド。
まずは補充フェイズ。
今回入手出来るディスクが並び、これによって次ラウンドのプレイ順が決まります。
次にプレイヤーが順番にアクションを実行していきます。
手番がきたら、選んで入手したディスクの会社について、株式購入もしくは線路敷設を実行します。
次に手番が回ってきた時は、選ばなかったほうのアクションを実行します。
全員が1つずつ2回アクションを実行したら、課税フェイズ。
株価を変動させ、次のラウンドへ。
これを繰り返し、6ラウンド目が終わるとゲームも終了します。
最後に持っている株価を計算し、もっとも株価の高かった人が勝者になります。

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まずはボード組み立て。
そういえば、カタンは外枠の中に入り切らなかったなーとか思い出しながらw
きれいにボードが出来たら、早速スタート。

6ラウンドしかなくて、各アクション6回ずつしかない。
となれば、最初からある程度考えておかないとダメな予感。
とはいえ、やはり他の人が買う株は避けちゃうわけでw
上手く便乗出来ないんだもの。

そして一番悩んだのが、どの会社にアクションを充てるか。
選んだディスクの場所が次ラウンドの順番になるので、出来れば早いほうがいい。
でも欲しいディスクは後ろのほうとか。
最後手番の人は、どのディスクを残すのか決められる。
だからといって、自分が欲しいディスクが残ってる保障がない。
むむむ・・・ここが一番悩むじゃないの!
というより、これがゲーム中、ずっと悩ませてくれることに。

でもまぁ、序盤はプレイ順大切よね。
欲しい会社がすぐに出てくるとは限らないし。
他の人とかぶらないディスクを入手しつつ、プレイ順は早いほうを。
まだ誰が何を考えているのかわからないしw

このディスク、株も線路も一緒。
株価は上げたいけれど線路も置かなきゃ。
このあたりで、単独株持ちはどうにもならないことに気付く。
やはり便乗・・・でもどれを便乗するか。
線路はマスによって価値が違うので、隣り同士を自分が狙っていれば調整出来るけれど、そんなうまくはいかない。
あそこを先に取りたい、でも手番順で先に取られるかも?
だったら先に株を買うか、もしかしたら残ってるかもしれないディスクに望みをかけるか。

「ここ線路置くね」
「だよねー!」

この、気付けば先に取られてしまう悔しさったら。
6ラウンドしかないのに、線路も敷いて株価も上げてはかなりキリキリする。
後半になると、ある程度見えている株に参入合戦。
私が独占していた会社にも、ちらちらといたるさんとトド吉が。
こうなると、何となく取られたくないわけでw

そしてあっという間に6ラウンド終了。
次があったら、あれをこうしてって出来たのにー!というところでゲームが終わる。
勝ったのはトド吉。
便乗するタイミングとか、すごく上手だったもんなぁ。

ゲムマ春で話題になっていたゲーム。
プレイヤーに用意されたアクションが2種類のみ。
しかも手番も1ラウンド2回で、必ずどちらも1回ずつやるというシンプルさ。
それでいて油断出来ない。
鉄道といえば、どうしても細かいルールが多かったり、プレイ時間が長くなりがち。
それをここまでシンプルにそぎ落としておきながら、プレイ感を損なっていないのは、素直にすごいと思いました。
正直、株売買と線路敷設を味わうには、これがあればいいと思います。