・メディカルフロンティア
 Medical Frontier(Big Fun:2017)


メディカルフロンティア

医療品開発の研究者となり、医薬品を開発し、得点を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

プレイヤーはそれぞれ、自分の研究所ボードと予算キューブを持ちます。
場にはメインボード、研究対象の医薬品タイル、臨床実験タイルが並びます。
手番がきたら、順番にアクションを実行します。
まずはメインボードから化合物カードを入手する、化合物の選定。
次に入手した化合物を自分の研究所に配置する、新薬の開発。
新薬が出来たら、経費を投入して非臨床実験を行い、続いて臨床実験。
必要なら臨床実験書類の再提出をし、最後に販売を開始します。
この流れは自由に順番を決められません。
経費をすべて使い切るか、もうアクションを行わないと決めたら、次の人の手番に。
全員が手番を終えたら次のラウンドへ。
これを繰り返し、ラウンド終了時に誰かが300点以上獲得している、もしくは医薬品がすべて販売されたらゲーム終了。
獲得した得点がもっとも高い人が勝者になります。

ルールは流れにそってアクションを実行していくだけなので、これはさっぱりしているな!と思ったら、新薬の開発は想定以上に大変でした。

まずは化合物を手に入れないと。
ボードを見ると、欲しい化合物は値段がお高い。
山札から遠くなるほど値下がりしてくるシステムだけど、それじゃ他の人に取られてしまう。
待っていても薬は出来ないので、それなら低い数字でもいいかってことで4を集める。
ある程度、化合物を入手するのに資金を使ったので、まだ薬の開発には手を付けず。
資金が少なくて厳しい!

そして、手札として4がたまってきたので、新薬の開発に着手。
ここでも資金は必要で、資金をつかって自分の研究ボードに化合物を出していきます。
気にするのは、つくろうとしてる新薬。
ポーカーの役になっていて、得点の高い新薬ならフォーカード、2種類が2組のツーペアなど。
新薬には副作用の基準も決まっていて、副作用も気にしながら化合物を集めていくのがベスト。
そこは少しでも気にしていたものの、気にしていなかったのが注射器マーク。
実はこれが新薬の完成には深くかかわっていたのです・・・

やっと出来上がった新薬。
いよいよ、非臨床実験に。
もちろんつくったのは100点の抗がん剤。
化合物は揃ってるので、問題の非臨床タイルをオープン。

「うわーこれはひどい」
「うげー」
「すごいマイナスだね」

元々抗がん剤には、有効性6が求められています。
1つ足りないと−5点。
まぁ−30点でも100点だしいいか、なんて考えていた私が愚かでした・・・
非臨床試験をめくってみたら、注射器マークが4個。
合計で10個必要なのに、私のつくった新薬は0個。
完成させたのはいいけれど、−50点の薬に。

資金が余っていたので、そのまま販売開始しましたがひどい。
副作用だけでもパス出来たので良しとしよう・・・
非臨床試験タイルは、それぞれの薬の1個目がつくられるとオープンにになります。
これによって、想定外のマイナスをくらうことも。
でも、もう見えてるし!

それでもさすがに懲りたので、少しでも数字の大きめな化合物を狙う。
こうなると、他の人とかぶりまくり。
そして手を出す低い数字。
ダメだってわかっているのに・・・

そんな中、順調に新薬を完成させて販売するトド吉。
悔しい・・・
手番の流れが決まっているので、どうしても「待ち」の状態もある。
その間に化合物を入手しておいても、上限は5枚。
何か軽くつくれる新薬はないものかと探し、これなら!と思えば、すでに作られすぎて医薬品タイルが残っていない。

「新薬の開発って大変だね・・・」
「注射器マークに気を付ければ大丈夫だよ」

わかってるけど、やっぱり完成を焦ってしまうのは仕方がないと思う。
そして、最初はショートゲームかな?なんて言っていたけれど、それじゃ早すぎるので通常ルール。
トド吉が300点いきそうだけど、何とか私にもチャンスがあるはず。

そこからは、いつ最後の手番になるのかドキドキしつつ、ちらちらとトド吉を見る。
そしてゲーム終了。
トド吉の勝利。
惜しかったのは、−50点の他にも受け取ったマイナス点。
あれがなかったら私が勝ってたかもしれないということ。
いやー悔しい。

専門的用語が並んでいるけれど、ゲームとしては流れが決まっているので遊びやすいです。
欲しい化合物をどこまで追うか、妥協するか。
つくりたい医薬品をどこまでがんばるか、妥協するか。
常に1人で悩んでいましたw
それにしても、ちゃんとしたゲームに落とし込んでいるところが、台湾はすごいなぁと。
何かテーマや監修が入ると、ゲーム性は忘れられがちなんですが、これはいたって普通のボードゲームでおもしろかったです。

台湾バイエル製薬が顧問になっている、本格的な新薬開発ゲーム。
ゲームマーケット2017春で販売されていました。

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