・クリッパーズ
 Clippers(EURO Games:2002)


クリッパーズ

航路をつくりながら、出来るだけ自分の港を経由させて得点を獲得するゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

ボードは真っ青な海で、照明によっては見にくいw
舞台は南太平洋。
各港と航路になるラインが描かれています。
各プレイヤーは、自分が担当する国を選び、港マーカーセットを受け取ります。
使う航路線は6社分の6色で、それぞれ本数が違います。
ゲームはラウンド制で、各ラウンドは4フェイズ。
各プレイヤーがアクションを1回ずつ実行するフェイズ、順番に航路線をボードに置いていくフェイズを2回、最後にオプションカードを場に戻し、スタートプレイヤーを移動するフェイズ。
これを繰り返し、6社すべての航路線が置かれるか、すべての航路船が行き止まりになってプレイ出来なくなったらゲーム終了。
最終得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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ゲーム開始時には、初期配置でいくつかの港に自分のマーカーが置かれています。
要はそこに出来るだけ多くの航路を通せば、ゲーム終了時の収入が上がるということ。
ゲーム中に収入が発生するのは、航路を港に接続した時のみ。
そして、港に初めて接続したほうが、収入が多い。
となれば、当然自分が初めての航路を置きたいわけで。
でもマーカーは、アクション選択のオプションカードで移動可能なので、やりようはあるはず。

まずはアクション選択。
今からマーカー置いても、そこを通らない形で航路を通されると意味がないので、まずはオプションカードを獲得。
続いて2回ほど、航路を置いていきます。
6社のうち5社はどれでも航路をのばせるけれど、紫だけは違います。
紫の会社のスタートは、マップ中央付近の場所。
まずはこの港に2社の航路がこないと動かないのです。

最初はお互い地道に航路をのばす。
次のラウンドから、いきなり本気の展開。
まずはお互いがお互いに、最初に置いた航路を自分の港に引き寄せたい。
手番順を考えて、どの色にするのか考える。
何せ航路は一方通行だから、一度違う方向に行かれてしまうと戻すの大変。
と、お互い同じことを考えているので、手番順本当に大切。

2人プレイは、それぞれの航路をつくりがち。
ところが、マップが広いので意外に大変。
トド吉が航路をこっちへ動かすだろうなというタイミングで、ちゃっかり都市に自分の港を置いて終了時に備える。
お金は使えばなくなるので、収入になる港接続を自分の手でやりたい。
そのあたりも含めて、どこまで航路をのばしておくか、次の手番順でオプションカードを買えるのかも考おえる。
2人でも、ちゃんとゲームになってるというか、完全に読み合いになってる。

少しずつ港マーカーが増えてきて、ボード上が賑やかに。
こうなると、残り少ない航路の取り合いに。
そして、結局航路が横切らないというか、トド吉のマーカーが多めなので避けた場所から、すでに航路が確定している場所への港移動。
常に意識するのは、ゲーム終了時の得点のみ。
そのためだったら、紫を餌にして他の色を自分で置いていく。

夢中になっているうちにゲーム終了。
勝ったのは私。
ぎりぎりで勝てた。

昔のゲームだけど、今遊んでも充実感はかなりのもの。
難点は、ボードが見難い。
青一色はちょっと視認性が悪いと思うのです。
あとは2人だとボードがかなり広くて、のんびり航路をのばせる。
プレイ人数でプレイ環境が変わるので、まったりプレイもいいものです。
ただまぁ、今だったらリメイクでもっと洗練(されてるかもしれない)ゲームを遊ぶかなぁ。
古いものは高値だったり入手しにくいので。