・サイズ -大鎌戦役-
 Scythe(Stonemaier Games:2016)


大鎌戦役

仮想のヨーロッパを舞台に、自勢力を豊かで強力な国家にして資産を増やしていくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

大きなボードには六角形のマス、そして川と湖が描かれています。
プレイヤーは自分の国を選び、ボードとキャラクターコマ、ワーカー等を受け取ります。
さらに、ゲーム中達成するとボーナスがもらえる目的カードを持ちます。
手番がきたら、自分のアクションボードから前回と違うエリアを選び、トークンを移動させます、
そして、アクションを実行するだけ。
アクションエリアには上段と下段に出来るアクションが描かれています。
どちらも任意なので、どちらか一方でも両方とも実行しなくても良いのです。
そして次の人の手番に。
これを繰り返し、誰かが終了条件を満たしたらゲーム終了。
得点計算をし、もっとも得点の高い人が勝者になります。

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このゲーム、手番のたびにアクションを選んで実行するだけ。
そこにボード上の土地に起因するものや、他の人と接触した時の戦闘など、イベント的なことが仕込まれて(?)います。
資材を入手するにも、その土地を自分が支配していないと生産は出来ないので、常に気に掛けるのは大きなボード。
一通りわかったところで、最初の一手は何をやるか、そこで悩みます。
そして初手の選択が、ゲーム終了時まで響いていくことに・・・w

とりあえず、1つ1つ確認しながら。
「あれ?どうやってワーカー増やすんだっけ?」
「増やせるところを支配しないと」
実はトド吉が最初に支配している土地と私が支配している土地は違うということを、序盤ではまったく気づいてなかったという。
トド吉がワーカーを増やしているのに、私はなぜ増やせない?と本気で思っていました。
コストは増えていくけれど、やはり数は正義。
とりあえず移動しつつ生産し、ワーカー増強に勤しむ。
適当に生産してもダメで、何が必要かを考えつつ、いわゆる逆算してアクションを選ぶ。
続けて同じアクションが選べないのが、本当に憎らしいw

本当に手探り状態。
こういうゲームも久々だなぁと思いつつ、その面白さに気付く。
隣りを見ると、どんどんメック(ロボット的なあれ)を増やしていくトド吉。
そうか!川を渡らなきゃ話にならない。
川を渡れるのは、キャラクターとメックだけ。
トンネルが開通していないので、ワーカーを移動させるにはメック必須。
さて・・・メックつくるのに必要なものを生産しないと(遅
と思ったら、木がない。
そういえば、木が生産出来る土地は、キャラクターがいるだけでワーカーがいなかった。
ちゃんと逆算出来ていない。
うぎゃー!

という、序盤の葛藤を経て、ようやく形になってきたのは中盤。
とりあえず、見よう見まねで川を渡り、ワーカーを増やした分で色々動くようになってきた頃。

(くっそ・・・おもしろいじゃないの)

コーラを飲んで、ようやく覚醒したのは内緒w
ルートビアを飲んでいるトド吉に負けてたまるか!

私もメックを量産し、持て余してきた頃、トド吉はファクトリー近隣に大軍。
私はワーカーの力で大量生産したオイル缶を使い、アップグレード。
トド吉の動きを気に出来るくらい余裕も出てきて、ようやく見えてきた感じ。
そして、序盤の失敗がどれくらい痛いのかも実感出来たというw

すでにトド吉はいくつかの★を置いてるし、目的も達成している。
私もここからは全力。
無駄なく土地を支配し、★を置いて追いかける。
あと少し、あと少しっていうか1個で追いつける!と思っていたら、気付かれた!

「え?追いつかれちゃうなら終わりにしちゃおう」

(なんだよ・・・もう少し待ってくれてもいいじゃん・・・)

ファクトリーにひっそりとワーカーを置き確保したけれど、民心の差がそのまま出てしまった感じ。
あとはお金。
中盤から、トド吉はものすごくお金を持っていたのに、私は常にお金がない状態。
自転車操業だったので、結局お金はたまらなかった。
つまり・・・負けました!

これ・・・おもしろい。
その言葉しか出てこない。
違う国を担当して遊んでみたいし、今回と同じ国で上手にまわしたい。
サイコロ堂でインストしてもらったけれど、説明聞き終わった時点でおもしろいのがわかった。
実際遊んでみたら、やっぱりおもしろかったw

ここのゲームを最初に遊んだのが、ワイナリーの四季(ヴィティカルチャー)だったかな。
それ以来、新しいのはほとんど遊んでいるけれど、大きくはずさないよね。
安定感がある。
(そしてユーフォリアが未プレイで積まれているのを思い出す・・・)
数作に1作は、ものすごく私好みだから目が離せない。

あと、色が塗ってあるコマがいい。
細かいコマもグレードアップされていたけれど、これがまたいい。
色が塗ってあるコマが売ってたら、すぐに買うのに・・・w

現時点で、アークライトゲームズから日本語版が予定されています。
実際の発売日はわからないので、お急ぎの方は沖縄のサイコロ堂で販売・・・と思ったら、売り切れてますね(苦笑)

サイコロ堂:Scythe:大鎌戦役  (日本語マニュアル添付)