・ワークショップ・オブ・ザ・ワールド
 Workshop of the World(Ragnar Brothers:2010)


ワークショップ・オブ・ザ・ワールド

都市間を鉄道や船でつなぎ、得点を獲得していくゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

大きなボードにはイングランド・南スコットランド・東ウェールズ。
ゲームは2つの時代に分かれていて、各時代はラウンド制です。
需要の創出をしたら運河時代から。
まずは手番順の競り。
各自支払う金額を握って一斉に出す握り競り。
プレイ順が決まれば、順番に手番を実行。
手番では、都市カードを取るのは必須で、次に任意でリンクを構築出来ます。
全員が手番を終えたらラウンド終了。
ラウンドを繰り返し、都市カードが尽きたら時代が終了。
得点計算をしてボード上をリセットしたら、次の鉄道時代へ。
やることは運河時代と同じ。
置くリンクコマが船から汽車になるだけ。
最終的に得点のもっとも高い人が勝者になります。

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需要創出したら手番順の競り。
競りは熱い!
でもどれくらい払えばいいかわからない。
最初だから少なめ・・・ということで、気持ちだけ握る。
少なめに握るくらいなら、いっそ0ポンドのほうが良いというのは、後で気づくんですけどねw

プレイ順が決まり、早速ボード上で表になっている都市カードを1枚選ぶところから。
都市に自分のマーカーを置いてリンク構築した時に、発生するのが得点。
でもリンク構築に必要なのがお金。
お金は競りとリンクで使うけれど、収入は時代が終わらないと入ってこない。
借金出来るけれど、得点を減らして受け取るので割に合わない。
そのおかげで、どんどん競りの金額が安くなっていくわけでw

リンク構築は手番で2つだけなので、必然的に1個で繋がる場所や2個で繋がる都市は人気。
でもそうは上手くいかないのが、出てくる都市カードがランダムなこと。
まぁ、最初はあまり物にも福があるということで、のんびり。
でもこれ序盤だけ。
ゲームが進むと、都市カードを取ってもリンクを構築出来ない。
他の人のリンクがすでに置かれているから。
都市は入れるマーカー数が決まっているので、自分が入ることは出来るけれど、リンクは先着。
こういう時は、都市カード山から1枚引いて、そこにマーカーを置くことが出来るのです。
もっとも今回は誰もそれをやりませんでしたが。

あっという間に時代は終わります。
そして、やっと収入。
収入トラック、リンク、産業でお金がはいってきます。
貴重w

そして時代は鉄道へ。
この時代の良いところは、運河時代はコスト3ポンドだったリンク構築が、2ポンドに値下げされるところ。
ただし、運河時代で置いた自分のマーカーはそのままです。
これを上手く使って、より広いリンクを構築・・・出来る予定なわけで。
しかも先の時代である程度要領を得たので、この時代は早い。
そして各自がマーカーを使いきる頃、鉄道時代は終わりを告げ、ゲーム終了。
勝ったのはトド吉。

ルールはとてもシンプル。
ところが始まってみると、ルールが簡単であるが故に、1手番での失敗が後まで響く。
さらにリンクでの得点獲得方法が、都市間に自分のマーカーが置かれていないといけないので、リンク構築での得点が上手く出来た時と片側だけだった時の差が激しい。
常に盤面は変わっていくので、都度良さそうなリンクを探していくんですが、これがかなり悩ましい。
とはいえ、考えても答えはそれほど多くないので、時間もそこまではかかりません。
2010年とちょっと古めのゲームなので派手さはないですが、逆にシンプルルールで悩ましいところが良いです。

この会社のゲームで思い出すのは、カナルマニアやプロミストランドなど、じっくり楽しむ程々の重さのゲーム。
それらに比べてルールが短いのに悩ましい。
そして、コンポーネントがちょっとひどい。
コマが全色かびていましたw
ここのゲームは大きくはずすこともないので、積んである「修道院(Monastery)」を遊んでみようかな?と思いました。