・外なる王
 The Foreign King(Giochix.it:2015)


外なる王

ベルギーを舞台に、国内に工場を建設したり、政治的な影響力を増やしたりしつつ得点を獲得していくゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

ボードにはマップと出来るアクションが描かれ、外周は得点トラック。
ルールはとても簡単で、手番がきたらボード左端のアクション表で空いているアクションを選んで実行するだけ。
同じアクションを続けて選ぶことは出来ず、実行出来ないアクションも選べません。
出来るアクションは8種類で、工場を建てる・市民を配置する・市民を移動する・議員を配置する・コインをもらう・王で得点する・女王のアクション、手番順を変えるです。
王のコマを移動させて得点計算を発生させることで、得点を獲得出来ます。
ゲーム開始時、得点トラックに置かれた王のマーカーを2番目に得点の高いプレイヤーとぶつかった時点でゲーム終了。
最後の得点計算をし、最も得点の高い人が勝者となります。

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今回は2人プレイなので、王の得点計算が発生した時、得点を獲得しなかったほうが中立のディスクを置くか移動させます。
中立はアクションをやりませんが、ゲーム終了時の得点計算には加わります。
なので、中立が勝ってしまう場合もあるそうです。

私が先手番だったので、とりあえず市民の配置。
1ディスクは無料、2ディスク目からは1ディスク1フランかかります。
最初は無理をしても仕方ないし・・・ということで1個。
対するトド吉は、早々に3フランもらうアクション。
せっかくなので、3フラン使って冶金工場を建設。
工場がないと王の得点計算での得点が低いというか、自分の市民ディスク3個で1点しか入ってこない。
しかも自分がその土地で最多数だった場合。
冶金工場があれば、最多数で得点計算が発生すると6点が入るのです。
同じ工場でも織物工場だと3点。

でもまぁ、無防備に工場建てたら、当然後手番でトド吉がお金をつかって乗っ取りにくるわけで。
ぞろぞろとやってくるトド吉色のディスク。
最初に3フラン取りにいったのは大きかった。
仕方ないので私が3フランをもらいにいき、トド吉が王の得点計算。
白い王のコマがボード上に登場し、トド吉が得点を獲得。
私は中立ディスクを手に取り、精一杯の嫌がらせをふりまく。
さらに私のアクションでトド吉のディスクを移動させたりw

淡々とアクションを選んでは実行していく。
こういうゲームは常に考えているので、無言になりやすい。
そういうところも実は苦手w
開いてしまった得点差を何とかつめられないかと思い、チャンスがあれば工場を建設していく。
工場建設でもらえるメダル。
最後の得点計算の時に最多だと9点入るのです。

お金がなければ借金すればいいのよ・・・(獲得したメダルを裏返して借金が出来る)

そんなことも考えましたが、返せなかったら悲劇だし、2人なら3フランもらえるアクションが選びやすいので我慢。
最初の手番で違うことを選ばないとダメだった!と気付くのは、ゲームも終盤になってから。
辺境のディスクがない土地で最大勢力を目指したり、得点計算を発生させたりするも、あと少しが縮まらない。
さらにあふれてきたディスクの移動もお金が必要。
それでも何とかがんばったものの、私が王のディスクを追い越してゲーム終了。
あと4点の差が縮まらなかった。
惜しい!

こういうアブストラクト要素強めのゲームは、やっぱり好みじゃないなぁ。
特に2人プレイだと、1手の間違いが顕著に出てしまって。
決められた中から選んでアクションを実行するところだけ好み。
最後にトド吉が議会を狙っていたのをつぶせたし。
こういうの好きな人には、小さめの箱だし、プレイ時間も短めなので良いかと。

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