・フリート:波止場
 Fleet Wharfside(Eagle-Gryphon Games:2015)


フリート:波止場

魚を捕って契約を達成し、得点を獲得していくカードゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

場に並ぶのは、契約カードを入手出来る市場と魚を入手出来る南北波止場。
プレイヤーは、波止場で魚を手に入れ、それを元に契約カードを市場で手に入れます。
契約カードには達成するために必要な魚の種類と数が描かれています。
手番がきたら、まず波止場か市場のどちらでアクションをやるのか選択。
波止場では、契約ボーナスを使う、契約に魚を割り当てる、契約を達成、タラバガニを納品したりします。
最後に南北どちらか片方の波止場から、魚を2つ取らなければいけません。
市場では、新しい契約もしくは建物をコストを支払うことで1枚購入出来ます。
達成した契約は裏向きで置き、達成していない契約は表向きに置いて上限は3枚です。
これを繰り返し、誰かが契約達成と建物の購入で規定枚数になったらゲーム終了。
最後に得点計算をし、最も得点の高い人が勝者となります。

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フリートでは船を購入して漁に出かけましたが、今回は魚の仲買人?
テーマも違えば中身も違いました。
2人プレイなので、どちらかが達成契約と建物で5枚になったらゲーム終了。
まずは契約のコストを眺める。

(まぐろは欲しいな・・・でもロブスターもいい)

「波止場で魚取る!」

選んだのは南波止場で、現在6枚公開されている中で少なめの魚を選ぶ。
序盤は手番で出来ることはこの程度。
せっかく魚を取るなら、契約を手に入れてカードを差し込みたい。
手札の上限は6枚なので、抱えすぎて何も出来ないのは避けたい。
トド吉は早々に契約を購入。
波止場を選ぶと手札から必要な魚カードを差し込んでおけるのがいい。
私もまねしつつ、得点の高そうな契約を購入。
欲しいのはロブスター、そしてマグロ。
今回、このマグロに2人とも悩まされるのでした。

トド吉が達成しようとがんばっている契約には特殊効果が。
波止場の山札からカードをめくり、それがコストとして必要なら獲得出来るらしい。
けれども、めくってもめくってもはずれw

「カニなんていらないんだ・・・」
「ちょ!カニを無駄にしないでしょ!」

最初こそ高い契約を達成するも、6枚上限の手札で上手くまわらなくなってくる。
市場の値段は、誰かが達成するたびにかわるので、必要な魚が変わってくる。
いっそ最初から対象の魚より上位の魚を集めておいたほうが便利!

「なんかそっち高そうな契約達成してるよね」
「いや気のせいでしょ?」

見ればトド吉はあっという間に3枚。
安くても、達成した時にもらえるトロフィボーナスが侮れない。
こうなったら・・・建物を購入するしか!

ということで、カニをひたすらためこんで、建物購入12点!
それでも最後はトド吉が5枚達成してゲーム終了。
最後に得点を計算してみたら、なんと2点差で私の勝利。
あぶなかった・・・

波止場と市場、どちらかしか出来ないのがいい。
手札には上限があるけれど、契約に使えるなら差し込んで確保しておくことも出来るし。
それでいて、ゲームはさくさくと進んでいくから面白い。
せっかくコスト分の魚を準備したのに、気付けばコストとして払う魚が変わっていたりと、うっかり目が離せないゲームで楽しかったです。
あと、とてもスピーディでした。

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