・リグーリア
 Liguria(Queen Games:2015)


リグーリア

島々を船で移動して塗料を手に入れ、名声ポイントを獲得するゲームです。
いたるさん・トド吉・私の3人でプレイ。

プレイヤーは各自ボードを持ち、これが港になります。
その他に、プレイヤー間に塗料を手に入れることが出来る島を置きます。
中央にはタイル置き場、船カード置き場、市場の道、プレイ順チャートが描かれたボードを置きます。
大まかな流れとしては、まず商人を配置し、タイルを何枚獲得するか順番に決めます。
全員が選んだら、アクションフェイズ。
最も左側を選んだ人からタイルを取り、プレイ順の1から順に商人コマを置いていきます。
次にプレイ順に従って船カードを選び、改良出来るなら船を改良します。
最後に船の移動。
最小1区画から、船カードに書かれている舵輪と自分の港の舵輪の数を合わせた数の間で移動します。
船は一方通行で、方向転換の出来る船カードを持っている場合のみ、方向転換が可能です。
塗料の島では、持っている剣タイルを使うことで塗料を手に入れます。
他のプレイヤーの港では、塗料を積み込んで外交官を配置します。
自分の港では、船に積んでいる塗料をすべて衝立の後ろに置きます。
全員が船を移動させたらラウンド終了で、これを8ラウンド(3人の場合は9ラウンド)やったらゲーム終了。
最後に得点計算です。
支配している島に書かれた数字、港ボードの見えている名声、司教からの依頼達成などを計算します。
そこから、船カードや修道士でマイナスポイントなら1ポイントあたり5名声を引き、残った名声の最も高い人が勝者となります。

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カードで得た塗料は港に置き、他のプレイヤーのためにあること。
島は誰もいなければすぐ支配出来るけれど、他のプレイヤーに上書きされてどかされること。
積み込める塗料の数は、港ボードに置いてある袋の数。
そして、船を動かせるのは、港ボードに置いてある舵輪の数と、ラウンドで入手するカードに書かれた舵輪を足した数。
最低限覚えておかなきゃいけないことは、これくらいかな?
手順はとてもわかりやすいんですが、気をつけなきゃいけないのが赤と緑の数字。
緑はカードやタイルの裏面に書かれているものでプラス、赤はカードに書かれているマイナス。
この合計がマイナスだと、1ポイントあたり5名声引かれるのです。

早速ゲームスタート。
まずはタイル枚数選び。
タイル枚数が多いのを選べばプレイ順が遅く、少ない枚数で我慢するならプレイ順が早い。
同じ数字でもマスによって、コインがおまけでついてきます。
このコイン、実はタイル取得のタイミングでしか使い道がないというか・・・
タイルは1枚なら好きなところを取って終わりますが、気をつけなきゃいけないのが複数枚の時。
隣接しているタイルを取るにはコストがかかりませんが、飛ばして取る場合には1枚1コイン支払わなければいけないのです。
特に狙っていない序盤は、とりあえず何でもいいかな?とw

カード選びは数字を見ながら舵輪の数重視。
今回運が良いことに、序盤ではマイナスのカードが出てこなかったので、注目していたのは舵輪と塗料。
実は自分では取れないということに、ゲームがはじまってから気付いたというw
カードで獲得した塗料は、あくまで港ボードに置くもの。
司教の依頼を達成するには、衝立の後ろに置かなきゃいけないので、島か他の港から取ってくるしかないのです。
まずは近いところに8や9があったので、手に入れた剣タイルを使って上陸。
次からは寄るだけで塗料がもらえる支配権獲得。
もらえる塗料の数は剣タイルの枚数だけど、上書きするには剣の数なので、このあたりが忘れがち。
というより、なんだか頭に入ってなくて「塗料は枚数だよ!」と頻繁に言われてしまったというw
自分が何色の塗料がもらえる島を支配したのか意識しておかないと、タイル獲得のタイミングで合わない司教の依頼を受けて無駄になるのです。
名声ポイントの配分もかなり違うので、どれがお得かよく考えて。

とまぁ、序盤は割とのんびり平和進行。
問題は、名声の高い島を支配し終えた頃から。
手に入れた司教の依頼のために、塗料を手に入れなきゃいけない。
他の港にいくにも移動歩数が必要だし、どうしても近い島を狙う。
だけど、タイルがうまくない。
タイルを多く取れるとプレイ順が遅くて残ってないし、早いと枚数が取れない。
他の港に外交官を置ければ、港の持ち主がタイルを置いた分だけ最後に名声がもらえる。
でもなぁ・・・と、タイル枚数とプレイ順のところが一番悩むわけで。
当然ながら先手番だと不利なので、そこはみんなを悩ませる枚数を選んだり。
着実に港ボードにタイルを置いて性能をUPさせていく2人に出遅れること、私も何とか船の性能UP。
とはいえ、舵輪ばかり増えて、そんなに移動歩数いらないよ状態。
もっと塗料を載せられる袋が欲しい・・・(切実)

後半になり、船カードに赤いマイナスが見えてくると、プレイ順取り競争は激化。
1枚くらいなら港ボードに置いたタイルを改良すれば何とかなるけれど、それ以上は厳しい。
1ポイントあたり5名声マイナスは厳しい。
ラウンドが進むに従い、あれもこれもで悩ましさが増えていくばかり。
それでも着実に司教の依頼を取り、いらない舵輪は改良して名声に。
島もあっけなく支配権取られて、諦めて違う島を奪取にいったり。
「私の島こないで!」「こっちくんな!」と、ひどい有様w

あたふたしているうちに9ラウンドが終わってしまい、最後の得点計算。
中央のボードを裏返すと、得点ボードになっている仕様。
各自改良したタイルや司教の依頼、他の港に置いた外交官などを加算。
そして運命の赤と緑の数字計算。
なんと、私といたるさんが1ポイントマイナスで5名声失ったのに、赤い数字のカードを多めに持っていたトド吉はマイナスにならなかったというw
勝ったのはトド吉で、ほぼぶっちぎり状態。
途中まで、赤い数字が多くてマイナスになるって悲鳴あげていたのになぁ・・・

船で移動して塗料を手に入れて、依頼を達成したり船を改良していったりと楽しそうな要素が多いのに、ちょっと煩雑に感じてしまいました。
ゲームの流れはシンプルなのに、プレイヤー間の駆け引きと計画性がないと出遅れる感じ。
それでも遊んでいる間は楽しくて、他の人を出し抜いたつもりが出し抜かれていたり。
得点の差がかなり開いていたので、ちゃんと計画性をもって進めないとダメですね。
というか、何回やっても勝てる気がしない・・・w