・サマーラ
 Samara(Cwali:2015)


サマーラ

工具を集めたり労働者を増やしたりしながら、建物を建てて名声を獲得するゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

場には建物タイルが並んでいるボードと、時間の経過を表示する時間トラックボードを並べます。
各プレイヤーはそれぞれ、自分用のボードと男性と女性の労働者を持ちます。
ルールはとてもシンプル。
手番になったら、4つのうち1つを選んでアクションを実行します。
建物タイルには必要な工具が描かれているので、そのために工具を調達する。
女性労働者は新しい労働者を増やすことが出来る、新しい労働者を得る。
必要な労働者の時間を経過させることで建物を建てる。
すでに自分の労働者がいる月に労働者を移動させる休暇を取る。
これを繰り返していき、建物30個すべてがボード上から取られるか、すべてのプレイヤーがパスをしたらゲーム終了。
獲得したすべての名声を合計し、一番高い人が勝者になります。

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ボードを見ると、対象の建物を建てるのに必要な労働者の数が書かれています。
縦に下から1、2、3、4となっていて、それだけ労働者が必要。
労働者を置いている月が書かれているボードは、スライド式。
欲しい工具や建物まで月を進ませて獲得していきます。
手番は常に現在の月のボードに最も近い人からやるので、先の建物や工具を取るとしばらく手番がこないという。
建物タイルには種類があり、効果があるものも。
建てたら工具を捨てるとか、時間を進めなきゃいけないとか。
時には攻撃系になるものもあるので、ある程度建物タイルの効果は確認しておくの大切。

でもまずは工具を集めなきゃ話にならないのです。
あまり月を進みたくないので、近いところの工具狙い。
労働者もあまり使いたくないけれど、たった1つの工具のために3人の労働者が必要とか。
一番下のタイルを狙ってばかりいると、労働者がばらばらになり、3人や4人必要なところに手が届かない。
そんな時は休暇をとり、労働者を集合させて・・・意外に手間がかかる。
これはちゃんと考えておかないとダメなやつだw

2人だったのもあり、そこまで早い者勝ちにならず、黙々と工具を集めては建物を建てていく。
ただ、のんびりしていたのは私だけで、トド吉はどんどん建物を建てていくわけで。
工具が揃ってないと思って油断した!
建てなきゃ、でもあれは工具を捨てるし。
あっちは名声が低いし。
自分の労働者とボードの建物しか見ていないので、気付けばタイルが消えていく。

そしてゲーム終了条件の30枚のタイルがなくなったらというのが、後半になって厳しくなってくる。
労働者は増やしたけれど、さすがに4人必要なのは大変。
とはいえ、やらなきゃいけないわけで。

淡々と繰り返していく手番。
手を抜いてるわけでもなく、必死に考えて進めているけれど・・・面白さがわからない。
結局、ゲームが終了してトド吉が勝ったけれど、何の感情もなかったというか。

いやー・・・終わった後のこういう、何とも言えない気持ちを久々に味わったような。
箱絵は牧場のおっさんで、牧歌的なイメージをしていたから余計に。
アブストラクト風味というか、アブストラクト臭というか。
どうりで、遊んでる間ずっと面白さを見出せなかったわけだ。
2人だからつまらないのかな?と思ったけれど、単調さばかりが気になってしまったというか。
先の先まで考えて、労働者を動かして手を打っていく・・・そこがつまらなく感じてしまったんですねぇ。
工具を集めやすいから、ついつい集めてしまい、のんびりプレイになったのも良くなかったかな。
4人で工具の取り合いをしているほうがもう少し面白さを感じたかも?とは思います。
どんなゲームでもそうなんだけど、好みがはっきり出てくるゲームなので、「面白い人にはかなり面白そう」ということで。