・赤ずきん
 Little Red Riding Hood(IELLO:2015)


赤ずきん

童話「赤ずきん」をテーマに、狼と赤ずきんのどちらが早くおばあさんの家に着くか競うゲームです。
トド吉と2人でプレイ。

このゲームでは、プレイヤー全員が赤ずきんになる協力ルールと、1人が狼で他プレイヤーが赤ずきんになるルールがありますが、今回は協力ルールで。
ボードには、赤ずきんと狼それぞれのルートにマスが並びます。
おばあさんの家は、目的地タイル4枚のうちどこか。
協力ルールの場合、狼は条件で自動的に前進していきます。
赤ずきんはスタート位置が2ヶ所あり、今回は遠いほうで。
手番がきたら、お花あつめをするか、お花あつめをやめるかの二択。
お花あつめをする場合は、カードを山札から引き、書かれている数字が場に並んでいるカード枚数以上なら成功。
描かれている数のトークンを裏向きで置きます。
お花あつめをやめる場合は、それまでに並んでいるトークンを表にし、花が描かれている数だけ赤ずきんを前進させます。
狼はお花あつめをやめた時とお花あつめで失敗した時、いずれも1歩前進します。
これを繰り返し、先におばあさんの家へたどり着いたほうが勝者になります。

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最初はお花あつめも余裕だろうと、カードを山札から引く。
1以上なら成功率も高い。
でも0のカードもあるので、油断は出来ないわけで。
ある程度カードを並べて、一気に進ませようとする。
ところが、3枚以上になってくると、失敗する率も上がってくる。
そのたび動くのは狼。
さらに狼のほうが、あきらかにおばあさんの家に近い。
赤ずきんがまったく進めてないのに、なぜか狼はルート中盤。

「これ、難しいんじゃ・・・?」
「どう考えても狼のほうが早くつくよねぇ?」

不安がよぎるも現実はもっとひどい展開。
目的地3枚目がおばあさん家で、狼余裕のゴール。

「これ勝てるんかな?」
「そういえば、難しいってルールに書いてあったよ」
「先に言ってよー!」

セットアップし直して、もう1戦。
さっきとは違って、1回1回相談しつつw

「ちょっと待って!4と6はさっき使っちゃったから危ないって」
「だいじょうぶだって。まだ赤ずきんも出てないし」
「いやいや、それでさっき失敗してるし」
「だーいじょーぶだってー」

まったく意見が合わない協力プレイw
それでも一番下のカードを覗けるふくろうや、それまでに置いたトークンを表にして進める赤ずきんで、さっきよりは善戦。
それでも狼のほうが先に目的地エリアへ。
そして、赤ずきんも目的地エリア目前まで。
ところが、狼側1枚目がなんとおばあさんの家。

「うわー!」
「せめて3枚目ならチャンスあったのに!」

また狼に負ける。
いや童話通りなんだけど、何となく後味悪い。

これ、難しいとかじゃなくて勝てることあるのかな?
狼が先におばあさんの家に行くのはわかるけれど、ゲームの時くらい狼より先に着けてもいいんじゃないのかな。
逆に言えば、協力ゲームでテーマも童話で、子供向けらしい見た目なのに、完全敗北を味わえる貴重なゲームかも?w